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ハチャメチャ!!  作者: 神楽 弓楽
1章 赤ちゃんin異世界(改稿前)
31/41

24話 「探検の成果は本」

短いです。


もしかしたら、大幅に加筆するかもしれません。


更新は当分一週間に一度になりそうです。土日のどちらかに更新すると思っていてください。すいません。

ですが、ネタは尽きたわけではないし、まだまだ書くつもりなので定期的には更新します。

更新頻度はしばらく少ないと思っていてください。


―ユーグside


さて現在は、本棚の自分でも届く一番下の段の本を確認中だ。

一冊一冊がホントに重い。めんどくさいので、精霊たちに本も滑りやすいよう動かす時に空気の幕で覆ってもらった。


(さて、下段でそれらしい本はこれだけか……)


『英霊・精霊・神霊の定義とは何か』

『魔法初級編・上』

『魔法初級編・下』

『スマリナ大陸の国々とその特徴』

『魔物図鑑・上』


下段を探しただけでこれほど興味深い本を見つけた。

特に精霊についての本を見つけれたのは、よかった。

この球の精霊についてわかる。

あと魔法!ファンタジーによくある物理法則とは別の法則!下段を探してみたが初級編以外は見つからなかったので、無いか、上の方の段にあるのだろう。今回は十分収穫があったので探さないが、

そして『スマリナ大陸』と呼ばれる大陸にある国について大まかに書かれた本。

そんな大陸は知らないので、改めて異世界だと思う。

そして、多分この大陸は今自分が住んでいるここがその大陸なんだろう。(勘です)

その前提で今後考えていくと、その大陸にある大陸のどこかにある国に俺は今住んでいることになる。

これは一番最初に読んだ方がいいかもな

後ついでに気になった魔物図鑑

少し見ていると微妙な絵とともに説明が書かれていた。この世界、字や絵が全て手書きみたいなのだ。

多少汚いが読めないほどではないので、今はいい。印刷技術なんかを広めれば良さそうだが、あいにく俺にその知識はない。今度覚えていたらユリエに聞いてみよう。色々と知っていそうだからな。


因みに、今ユリエは、楽しそうに本を読んでいる。

時折、念話から感嘆の声やいろいろ漏れてくるが害がないので放置だ。

それにしても……

『――この世界のことも知れて、ユリエも静かになるし、本様様だな~』

『――ん?ユーグなんか言った?』


しまった!つい念話で喋ってしまった。ユリエほどではないが本音がたまに漏れてしまうな。まだまだ練習がいるな。


『いや、なんでもないぞ。それよりユリエ、今回の探検はここまでにしないか?ほら今は見たい本がいくつか見つかったから他人に見つかる前に部屋に運んでいきたいんだ。ユリエも読みたい本ができただろ?』


俺はごまかして、ユリエに今日の探検を終わることを提案する。

実際俺の探検の重要な目的は異世界の知識なので書斎を見つけた時点で達成している。後は、ユリエが了承してくれれば………


まぁ、ユリエが拒否したら俺だけが帰ればいいんだけど。

『別にいいよー。もう疲れたし』

『あ、そっか』

そんなことを考える必要はなかったようだ、ユリエは、あっさりと了承した。抵抗すると思っていた俺は肩透かしを食らってしまった。


『早く帰ろうユーグ~』

ユリエは、すでに帰る気満々だ。

『分かった、分かったから、腕を引っ張るな!痛いわ!』

ユリエが帰ろ帰ろと腕を引っ張ってくるが、変な方向に引っ張られていたかった。

『そんなことはどうでもいいから~早く帰ろうよ~もう眠い~……』

『俺にとってはどうでもよくないからな!?』

思わず突っ込んでしまったが、どうやらユリエは眠たいようだ。

赤ちゃんが元気に動いて泣いたらそりゃ疲れるわな。俺もそこまででもないが眠気はあるな

既に目が細目になって寝そうなユリエを仕方なく精霊に頼んで、本と一緒に空気の膜を張ってもらう。


「………すぅ……すぅ」

あ、こいつ完全に寝やがった。

が、連れて帰るには、正解かもな。問題起こさないし。運ぶのは簡単だし。


準備ができたところで、精霊に廊下に人がいないか確認してから書斎のドアを開く。

手を使っていないのに精霊に頼めば簡単にできるんだからすごいよな。

なんとなく近くにいた精霊を撫でる。精霊は、感触はないんだけど、わずかな温かみのような不思議な感覚がする。触るととても心地いい。

一体の精霊を触っていると、他の精霊が俺の周りに集まって順番待ちし始めた。


(なんだこの握手会のような状況。)

ちょっとしたつもりがなんだか大ごとになってきた。途中でやめようとすると待っている精霊があからさまに残念がるので、止めるに止めれない。しかも精霊(光の玉)は色とりどりのが何十体と周りにいる。

終わりがない。

『部屋に帰ったらいくらでもしてやるから、今はなし!!』

際限がないの俺は条件付きでこの場を治めた。精霊たちが激しく明滅して喜んでいる。

………何でこんなことが嬉しいのかさっぱりである。


(っと、いつまでもここにいるわけにはいかない。早く帰らないと)

俺は、自分にも空気の膜をかけてもらい、床を滑りながら廊下に出る。後ろからは、寝ているユリエと積み重れた本がついてきている。書斎のドアをきちっと閉めて、廊下をまっすぐ寄り道をせずに自分の部屋に戻る。


自分の部屋のドアを開けるとユリエをベッドまで持ち上げて、本を部屋に置いてある本棚(絵本・童話)の中に紛れ込ませる。


(よし、これでいいかな。)

俺は本棚の前でうなづくと、自分も眠くなったのでベッドに戻った。



―こうして俺の今回の探検は、問題も起こらず満足のいく成果だった。



誤字脱字等の指摘、書き方などの貴重な意見、設定などの質問、読み終えた感想を楽しみに待ってます。

批判もできるだけ詳しく書いてもらえれば今後の参考にしていこうと思ってます。


サブタイトルを見やすくしてみました。どうですかね?

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