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ハチャメチャ!!  作者: 神楽 弓楽
1章 赤ちゃんin異世界(改稿前)
19/41

13話 「ドラゴンキターー!」

――ユーグside

ここ最近徐々にだが、食事が離乳食に変わってきて狂喜乱舞の俺だ。


今日突然家の人全員で外に出た。


普段見ないムッキムキの筋肉隆々のおっさんと温和な表情の緑の青年もいる。

他にも正に執事というような白髪執事に巨乳と猫耳のメイドさん達もいる。


そして何故か父さんが3メートルの大剣かついで移動している。

そう3メートルの大剣を片手で肩に乗っけて


『重くないのかな?』

父さんがあった時ユリエが念話でそんなことを漏らすのにも激しく同意した。


何で、周り誰も突っ込まないんだよ!!

明らかに人間が片手で軽々と持てるものじゃないだろ!!

何故会った人たちがささやきあいながら俺たちについてくるんだよ!


もう町から外れてしばらく歩いたとこにある荒れ果てている丘

その周りには俺たちを遠巻きに人だかりができている。


『ユーグ何があるのかな?』

と期待したような瞳のユリエ

俺は、状況が全く理解できないので、成り行きをみる。


父さんは一人丘の頂上で地面に大剣を刺して何かを待っている。

その間、母さんやムッキムキのおっさんが丘の周りに半透明のドーム状の何かを施していっていく。

何気に初めて魔法らしきものを見るが、次の展開が気になりあまり興奮はない。

『すごい!すごい!見てユーグ!お母さんが魔法使ってる。ほら見て!』

……ユリエはとても興奮してるみたいだ。

『俺に振るな。少しは静かにしろよ』

『うわぁー……。ユーグ。ノリ悪ーーい。』

(どうしようか。今物凄くこいつを殴りたい)

そんな衝動に駆られてる間も時間がたっていき。終わったのだろうか母さんとおっさんが帰ってきた。


そして、執事さんがどこからか出した敷物を敷いて、籠に入れた料理を食べだす父さんを除く家の人たち

(やっぱり、何がしたいのか分からない)

離乳食を食べながら俺はそう思った。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

食事も終わってしばらく、周りの人たちは何故か今も増え続けている。

暇なのかな?この人達?と俺が思い始めたところで突然町の方から鐘の音が響いてきた。


――カーンカーンカーン………

その音に賑やかに騒ぎ出す。野次馬

静かに大剣を地面から抜いて左前方上空に向かって構える父さん


俺は何が起こるんだろうか……とみんなが注目している空を見た。


『……いる。なんかいる。』

俺は念話でユリエに送る

『……ホントだ。なんかこっちに飛んできてるよね。……鳥かな?』

『……いや違う!あれは、ドラゴンだ!』

上空の黒い点が徐々に近づいてくると正体がわかった。


――ドラゴン。

そうドラゴンなのだ!

しかも以前見た緑のドラゴンと違い色鮮やかな真っ赤なドラゴンだ。しかも大きさは前の優に3倍はある。


『ドラゴンキタ――――!!』

興奮気味に念話で叫びだす俺

ユリエが『また壊れた……』

と呟かれるがそれこそ俺の耳には入ってこない。それほど俺は興奮していた。


ドラゴンですよ?小学生1年生のころの夢は『ドラゴンに会いたい』だぞ。

叔父にばれた時には

「よっしゃあ!俺が連れてきてやるよ!」

と言って数日間行方不明になって、帰ってきたら

「悪ぃ!入界審査で無理だったわ」

という逸話があるほどだぞ!

だいたい他にも中1の頃に……――――


………うん。なんか興奮しすぎた。話がそれまくった。

ちょっと我を失っていた間にドラゴンがホントに近くまで飛んできている

『……大きいなぁ』

ちょっと余りのかっこよさに魅入っているとユリエから

『ねぇ……あのドラゴン、ブレス吐こうとしてない』

『え゛っ!?嘘!マジ!?』

その言葉に正気に返り、俺は見る

ドラゴンの口から真っ赤な火がチロチロと漏れている。

『こっちに向かってドラゴン吐いてくるぞ!!』

俺は、焦った念話を出しながら、体が膠着する。

親しい奴らから刃を向けられたことはあったが、流石にファンタジーに出てくるドラゴンのブレスを経験したことなくその恐ろしさにちょっとビクビクする。


しかしそんな俺に母さんは優しく頭を撫でて

「大丈夫。怖くない怖くないわよ。」

と声をかけてくれる。

そんな俺たちについにドラゴンが直撃コースのブレスを口から放った。


真っ赤な炎が俺たちを燃えつくさんと近づいてくる

猫耳メイドはすでに気を失って、いまだに落ち着いている緑の青年に支えられている。

兄や姉も母さんの足にしがみついている。

俺とユリエは、迫りくる炎を凝視しながら叫んだ。


『怖くないわけないじゃない!!お母さーーーーん!!』

『何で母さんそんなに落ちつてられるんだよおおおお!!!』


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

そして、ユーグ達含めた家族は炎に包みこまれ灰も残らず消え去った………


―――な~んてことはなく、炎は目の前で何かにぶつかり轟音を立てて消滅した。


ユーグとユリエはポカンとした顔で固まっていた

色々不可解なとこありますが後でわかります。



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