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希望の門を抜けて。…おお、なんかカッコイイなぁ。

この回なんかすごく説明くさくなりました……orz

隊舎で必要な装備を整えた後、「希望の門」と呼ばれている(と試験のとき教わった)この戦士館専用の直通の《ゲート》を、当番の先輩戦士に申請して、目的の《界》に「あけて」もらう。


この戦士館から他界へと繋がるゲートは少々特殊で、俺たち新人が試験のときや、この初出勤のときに使用した、戦士館がある《界》そのものを他の《界》と繋いでいる自然発生のゲートとは違い、魔法戦士の所属する9番隊によって維持・管理されている、人工のゲートだ。

《界渡り》と呼ばれる、ゲートをひらくことのできる能力者が「あけた」ゲートを、9番隊の魔法戦士たちが、任意の《界》に「つなぐ」ことで使える。まあ、距離や位置(位相関係、というらしい)の関係で、直接は「つなぐ」ことのできない《界》もあるから、今回の俺たちの行き先のように、遠すぎて(位相が離れすぎて)繋げられないこともある。

そんなときは、今回のように、繋げられる《界》のなかから、目的の《界》にいちばん近い《界》への「通路」を繋いでもらって、そこから、その《界》にある自然発生のゲートを経由して、目的地に向かうことになるわけだ。

…ちなみに。

自然発生のゲートは、ほぼすべてが「行き先固定型」だったりする。《界渡り》能力者のひらくゲートのように、好き勝手に行き先を変えたりはできないし、そもそも開いたり閉じたりも、基本的にはできない。…そういうことのできる能力の持ち主も、世の中にはいるらしいけど、少なくとも、俺はそんなレア能力者に遭遇した経験はない。


「申請先はリ・カーテ。間違いないな?」


俺の提出した申請書を見ながら、当番の魔法戦士が確認してくる。


「はい」


「間違いありません」


任務の相棒になったデュークと、声をそろえて返答する。


「よし。では、繋ぐぞ。『─────』!」


魔法戦士が俺たちにはうまく聞き取れない呪文を唱えると、目の前の「希望の門(ゲート)」が、ゆるやかに発光し、独特の音とともに「ひらいた」。


「繋がった。通っていいぞ。……気をつけてな」


「「ありがとうございます!」」


かけられた言葉に感謝しつつ、俺たちは踏みだす。

さあ、出発だ!

装備受領から出発まで。

長くなりそうな上にキリがなくなりそうだったので、適当なあたりで切りました。

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