↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR

詩集:女性シンガー4

二度在ることは三度在る

作者: 歌川 詩季
掲載日:2026/10/06

 イメージが絵を描(えが)けないときは、ことばを弄(もてあそ)ぶしかないのです。

 忠誠心を試すより

 裏切りの才覚が気にかかる

 出し抜かれても猶(なお) それも亦(ま)た 可愛気(かわいげ)と

 赦(ゆる)してしまえる あたしのほうこそ

 きっと どうかしているのだろう


 先方も承知の上でなら

 両成敗といこうぢゃないか

 せめて痛み分けの振りすれば

 惨(みじ)めったらしい啜(すす)り泣きとは

 ひとまずは ばれますまい


 一度きりでもなければ

 これが最後でもない

 二度在(あ)ることは三度在(あ)り

 歴史として更に繰り返す

 懲(こ)りない奴だと呆れ顔で囃(はや)される

 噂話の矛先はどちらに向いているだろうかと

 回らぬ首を傾(かし)げておこう



 向上心を煽(あお)るなら

 底無しの喰い意地を擽(くすぐ)って

 平(たい)らげてみせれば そんなのは序の口で

 聞きしに勝った健啖家ぶりに

 目をまぁるくしてやれるでしょう


 戦術を弄しちゃ溺れてを

 繰り返してはやれぬと言うが

 稀(まれ)に苦し紛れでもしたら

 何故(なぜ)か疚(やま)しい心持ちへと

 陥(おちい)るは 手に負えない


 一度きりだと呼ぶなら

 これを最後にしてよ

 二度在(あ)ることが三度在(あ)り

 惰性を得て仕舞い脱け出せず

 果てない悩みを眉間(みけん)深く刻み込む

 御為倒(おためご)かしの結末は誰しも知っているだろうけど

 居(い)も堪(たま)らぬと痺(しび)れが切れる

 逆に、絵と言葉が揃えば、すらすら描けるのにね。


挿絵(By みてみん)

制作:ひだまりのねこ先生

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。