二度在ることは三度在る
掲載日:2026/10/06
イメージが絵を描けないときは、ことばを弄ぶしかないのです。
忠誠心を試すより
裏切りの才覚が気にかかる
出し抜かれても猶 それも亦た 可愛気と
赦してしまえる あたしのほうこそ
きっと どうかしているのだろう
先方も承知の上でなら
両成敗といこうぢゃないか
せめて痛み分けの振りすれば
惨めったらしい啜り泣きとは
ひとまずは ばれますまい
一度きりでもなければ
これが最後でもない
二度在ることは三度在り
歴史として更に繰り返す
懲りない奴だと呆れ顔で囃される
噂話の矛先はどちらに向いているだろうかと
回らぬ首を傾げておこう
向上心を煽るなら
底無しの喰い意地を擽って
平らげてみせれば そんなのは序の口で
聞きしに勝った健啖家ぶりに
目をまぁるくしてやれるでしょう
戦術を弄しちゃ溺れてを
繰り返してはやれぬと言うが
稀に苦し紛れでもしたら
何故か疚しい心持ちへと
陥るは 手に負えない
一度きりだと呼ぶなら
これを最後にしてよ
二度在ることが三度在り
惰性を得て仕舞い脱け出せず
果てない悩みを眉間深く刻み込む
御為倒かしの結末は誰しも知っているだろうけど
居も堪らぬと痺れが切れる




