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幽霊屋敷で拾ったトランシーバー
1995年11月上旬の土曜日の夜10時に差し掛かる頃、愛媛県松山市に建っている松山市立日川中学校の正門前に3人の中学生が立っていた。
日川中学校の正門前に立っていた3人の中学生の名前は安川大輔、近藤武蔵、中村剛志の3人組で日川中学校に通う中学1年生である。
3人の中学生は日川中学校から歩いて500メートルの距離にある、一軒の荒れ果てた廃墟になっている空き家に行こうと集まっていた。
(安川) 楽しみだな~
(近藤) 今から俺たちが行こうとしている廃墟の空き家は、地元でも有名な幽霊屋敷だからな~
(中村) 俺さ~、幽霊がいつ出てきても写真が撮れるように写ルンです持ってきたからよ~
愛媛県松山市の中心街から数キロ程離れた場所に日川地区が存在する。
日川地区は農地が多くあり、