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お金のために配信者になります〜えっ、人気がないとお金はもらえないんですか?〜  作者: 霞風太
八章 学園の皆でバーベキュー

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六十九話(配信回)

『組手配信』皆と戦います!『クライシス、シクレ、フレール』



「こんにちはクライシスです」


「シクレです!」


「フレールです。今日は以前に言っていたようにクライシスと学園の生徒の組手を配信します。俺とシクレはその手伝いをします」


【キター!】

【勉強させてもらいます!】

【大丈夫?圧勝しちゃわない?】

【相手になるの?】


「………手加減するから相手になるに決まっているだろう?」


「「「「「お願いします!!」」」」」


「………向こうもやる気満々みたいだし」


「残念そうな顔をしているが全員、お前のほうが強いことはちゃんと認識しているからな?挑発しても事実だからキレないぞ」


「そう……」


【残念そうで草】

【何を狙っているのw】

【流石に実力差もわからないやつがいるはず無いでしょ】

【怒らせてもカモになるだけだろ】


「それもそうか……。まぁ、良いや。それで誰からやるんだ?」


「俺からです!」


【敬語ww】

【年上っぽいのにww】

【いや、むしろ年下でも実力者にはちゃんと敬意を払っている証明じゃないか?】

【剣士かな】

【魔法剣士かもしれん】


「来たらどうだ?」


「行きます!」


【はっや!】

【強い 強くない?】

【なお、それら全てを紙一重で回避する男】

【紙一重というかわざとギリギリで避けているというか】


「あっ。そういえば組手時間は一人三十分。それ以上は色々と時間がキツイからなぁ」


「そうだった!俺は組手時間の連絡で」


「私は怪我した人の治療です。遠慮なく頼ってくださいね」


【一人三十分か】

【短くね】

【普通の試合でも十分くらいだぞ。むしろ多いぐらいだ】

【え?一人でクライシスくんが相手するの?】

【五人だろ。一人だけ二時間半も戦い続けるの?】

【ひぇっ】


「フレール先輩に選ばれたのだろう?その程度?」


「雄雄雄雄雄雄!!」


「気合を入れて雄叫びを上げたから強くなれるとでも?強くなったようには見えないなぁ?」


【ひぇっ】

【全く相手にされていない】

【え?もしかして時間ギリギリまで避け続けるつもりなの?】

【心が折れない?】

【一番キツイのは挑戦者という罠】


「羅亜!」


「珍しいなぁ?フレール先輩が選ぶだけはある」


「墳!」


【何が珍しいの?】

【強さではないよな?】

【強さを基準に選んだんじゃないの?】

【ギリギリで避けてるのに全然かすらない】

【俺だったらもう心が折れてる】


「そろそろ三十分!」


「じゃあ終わりだなぁ」


「ごはっ!?」


【は?】

【え?】

【何が起きた?】

【ひどすぎない?】

【は?】


「次の人来なよ」


「何をしているんですか?!」


「三十分で終了だと言っただろう?だから強制的に終わらせたんじゃないか」


「普通に終わらせろよ。一言いえば止まっただろ」


【それな】

【本当にそう】

【それな】

【それな】

【やり過ぎだろ】


「避けないほうが悪いだろう?組手だと言ったのに反撃を考えない方が悪いに決まっている」


「だからって、あそこまで強くする必要があるか?」


「気絶はしても後遺症は無いはずだが?それに相手が強いからと諦めてガードしない理由にはならないだろう?防げなかった?次は防げるように頑張ったらどうだ?」


【はい】

【まぁ、この場で正しいのはクライシスくんだよね】

【相手のほうが格上だからと諦めていたら何時まで経っても強くなれないし】

【攻撃するだけでなく防ぐ方も努力しないと】


「それで次」


「お願いします!」


【今度は女子か】

【杖を持っているし魔法使いだな】

【色んな意味で大丈夫?】

【さっきの男の子より確実に対処できないだろ】


「《(ハンドレッド)》《(ファイア)》《(スピア)》」


「へぇ。早速かぁ」


【容赦ねぇ】

【もしかして仲が良い男子だった】

【同じパーティメンバーかもしれん】

【なんか威力が低くない】


「上手い上手い」


【やっぱり威力が低い】

【相手がクライシスくんだからってあんなに簡単に吹き飛ぶ?】

【見掛け倒し?】

【少し腕を振っただけで消し飛んだ……】


「これが本命だろう?」


「これを簡単に防げますか」


「そして、これもなぁ」


【どういうこと?】

【なるほど】

【何が起きてるの?】

【クライシスくんの真横からも魔法が飛んできたな】

【もしかして他にも隠れて攻撃している?】

【それあり?】


「相手は一人だろう?百の炎の攻撃の中に威力が高い魔法を隠して攻撃。威力が低いと油断したところに効くだろうなぁ」


【だから簡単に吹き飛ばせたのか】

【魔力のコントロール上手いな】

【しかも弾幕だから視線を塞ぐことも出来るな】

【クライシスくんだけでなく挑戦者の戦い方も勉強になる】

【格上と戦うんだから、それなり以上に考えてきてるんだろな】


「さらにそれを本命と見せかけて真横から奇襲。さっきの奴よりは強いだろうなぁ」


「ありがとうございます!」


【まだあったの!?】

【強すぎない?】

【確実に殺気の男子より格上だろ】

【マジでどうやって選んだの?】

【選んだ基準が謎すぎる】


「その調子、その調子」


「《貫通(ペネティション)》《(サンダー)》《(アロー)》」


【会話をしている最中にも攻撃してるし!】

【油断も隙もない】

【いやここまでしないとクライシスくんには攻撃が通る気がしないけど】

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