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お金のために配信者になります〜えっ、人気がないとお金はもらえないんですか?〜  作者: 霞風太
七章 モノ欲センサー

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六十一話(配信回)

『久しぶりのソロ』今日はダンジョンに挑みます『クライシス』



「暇人ども、昨日ぶり。今日はダンジョン配信をします」


【今日も配信している!】

【ヤッター!】

【もしかしてクライシスくんの戦う姿が見れる?】

【ダンジョンということは戦うの!?】


「何人かコメントにも流れていますがダンジョンに挑むので当然モンスターと戦いますね」


【最高じゃん!】

【勉強させてもらいます】

【10000円 剣術協会「参考にさせてもらいます」】

【10000円 徒手空拳協会「勉強させてもらいます」】

【10000円 精神鍛錬研究協会「効果のほどを見せてもらいます」】

【相変わらずその手の団体から注目されてる】

【もう公式じゃないの?】


「今回挑むダンジョンは人型のモンスターが多いダンジョンです。来週には学園の生徒と組手をして、その様子を配信する予定ですし」


【マジで!?】

【来週!?】

【来週のいつやるの!?有給を取ってでも見たいんだけど!?】


「おぉ……。まだ決まってないです。ただ来週にはやる予定だよってだけなので。詳しい予定はまた後で報告しますので待っていてください」


【予定か……】

【やらない可能性ももしかしたらあるのか……】

【学生だし、相手の問題もあるのか】


「一応少なくとも延期することになっても組手は配信するつもりですので」


【ほんとぉ?】

【本当に大丈夫なの?】

【嘘はつくなよ?】


「そうですね。そうなったら即謝罪になりますね。それよりも、そろそろダンジョンに挑みたいと思います」


【まぁ、謝罪は必要ですね】

【はい】

【あっさりし過ぎぃ!】

【ようやく挑むのか】

【そっちも気になるけど、こっちも気になる】


「ついでに受けた依頼についても説明しますね」


【まだ挑まないの?】

【依頼の説明なんて適当で良いよ】


「いくつか一緒に受けましたが全部モンスターのドロップ品ですね。途中で何度か立ち止まったり狙ったモンスターを探し回りますがご了承ください」


【りょ】

【モノ欲センサー……】

【やめろ!】

【やめて……本当にやめて……】


「何時間も見つからなかったら配信は止めるので安心してください」


【止めんな!】

【ちゃんと達成できるまで配信して♡】

【俺たちも達成するまで最後まで見てるからね】


「えぇ…?何時までも達成できずに探し回るのを見るのは退屈じゃない?」


【大丈夫。それが目当てなのもいるから】

【普通に見てて面白いよ】

【一度耐久配信を見たらわかると思う】

【そもそも他の人の配信とか見てる?】


「なら良いけど。………あぁ。コメント読むの忘れても許してくれるだろう?」


【スイッチが入ったな】

【こわっ】

【なにげに久しぶりか……?】

【相変わらず背筋が凍る】


「さぁて。どれだけのモンスターを殺すことができるんだろうなぁ?イレギュラーな個体がいれば面白そうなんだけどなぁ?」


【物騒なことを言ってら】

【イレギュラーモンスターは危険すぎるだろ】

【実際にあったら戦うしかないこともあるだろうけど……】

【どんな能力を持っているかわからないし何時出会うかわからないから常に万全の準備を怠らないようにしてる】


「早速出てきたなぁ?」


【………人型?】

【人型ではあるな】

【ミノタウロスは人型か?】

【き、基本的に人の形しているし……】

【ここゴーレムとかハーピィとか出なかった?】

【人型のモンスターとは】

【何でもありじゃねぇか!?】


「やっぱり近づいてくるモンスターは楽だなぁ?」


「グキュップ」


【ひぇ】

【なんで?】

【えぇ?】

【意味がわからない】

【どうやって素手で首だけを飛ばせるの?】

【技術だけじゃ納得できないが?】


「大型だから一匹だけだっただけか?それでも入って最初のモンスターがこれだから少しは期待できそうだなぁ?」


【普通はソロで挑まないんだわ】

【最初に出てくるモンスターがミノタウロスってだけでかなり危険なダンジョンだろ】

【普通の学生だったら普通に苦戦しない?クライシス君のところは普通に名門だし】

【それはそう】


「ハーピィかぁ」


【おいなんで接近してきてる】

【魔法使えなかったっけ?】

【はっや】

【こんな速いの!?】


「魔法でも使えば良いだろになぁ?」


【は?】

【ひっ】

【なんかすれ違ったと思ったら倒れている】

【うわ】

【倒れたハーピィの首が全部ネジ曲がっている】

【ごめん。アウトするわ】

【あの一瞬で首を折ったのか 見事】


「距離を取ったんだ?おっそいなぁ?」


【魔法で攻撃するつもりか】

【あれ、クライシス君はどこ?】

【視点が変わってない?】

【何で最初から魔法を使わないんだ?】


「最初っから使えば少しは手間取っただろうになぁ」


【相変わらず動き出しが早すぎる】

【スピードもそうだけど動き始める早さも強さの理由の一つだろうな】

【気づいたら移動しているし、それもあるか】

【やはり早さが正義】


「………さてと回収するか」


【あ】

【そういえば依頼も受けてたっけ】

【いくつか依頼を受けたって言ってたけど一つは解決したのかな?】

【面倒くさそうな表情するなよ】

【回収したり依頼の確認のために数えるのは少し面倒だよね】

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