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お金のために配信者になります〜えっ、人気がないとお金はもらえないんですか?〜  作者: 霞風太
十四章 一日中デートしながら配信

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百十四話(配信回)

「いらっしゃいませー。お好きな席でどうぞ」


【さっきの本屋とは違って普通に出迎えられたな】

【本屋がビビり過ぎなだけだろ】

【この店、良く行くところだ】

【あっ、やば お腹へってきた】


「今日は結構空いてますね。クライシスくんは何を選びますか?」


「?この店の人気メニューで良いんじゃないんですか?」


「そうですけど、この店を始めてみる方もいるでしょうし」


【ほんとそう】

【初見です 良さそうな店ですね】

【配信を見ている人たちの中では当然知らない人もいるし】

【メニュー表を見せて欲しい】


「メニュー表ですか?これで大丈夫でしょうか?」


【助かる】

【値段が2つあるな】

【美味しそう】

【あぁ〜。思い出して行きたくなってきた】

【先程からちょいちょい地元のコメントが出てくるな】


「お水です。メニューはお決まりですか?」


「おすすめのメニューをお願いします」


「あっ、こちらは男性に人気メニューで。私には女性に人気のメニューをお願いします」


「はい、かしこまりました。それでは少々お待ちください」


【男女別の人気メニューか】

【まぁ男女で好みは別れるよね】

【それにしても学生とそれ以外で値段の差が大きいな】

【大体二割三割ぐらいか?】

【マジで安いな】


「お待たせしました」


【キター!】

【うおっ!肉で溢れてる】

【やばい 腹が減ってきた】

【甘いな。俺はすでに飯を片手に配信を見てる】

【今晩は肉にしよう】


「ふふふっ。美味しそう!」


【こっちはこっちでカラフル】

【色んな料理で溢れている】

【見てるだけで楽しい】

【わかってたけど男性の人気メニューと全然違う】


「肉で溢れてますね。食べ切れるんですか?」


「このぐらいなら余裕ですから大丈夫です。そちらこそ大丈夫なんですか?女性って食べる量が男性と比べて少ないイメージですけど」


「学園では、このぐらいは食べないと倒れてしまう娘も多いですから。最近では、そんな娘も例年より増えてきましたし。しかも男性も同じようなんですよね」


「へぇ」


【へぇって】

【クライシスくんはさぁ】

【食べても食べても足りないのか】

【あっ(察し)】


「そういえばクライシスくんって普段はどれだけ食べているんですか?」


「一般的な量だと思うけど……」


「朝は何を食べているんでしょうか?」


【クライシスくんたちが通っている学園の生徒が食べる量が増えたのクライシスくんが鍛えているからだろ】

【動く量が増えたから食べる量も増えたのか】

【クライシスくん強いし鍛えるのも自分を基準にしていそうだから、かなり厳しそう】

【前の配信だとかなり地味だったな】

【地味過ぎて俺なら耐えられない】


「朝は読書しながら片手で食べれるもの……」


「パンとかですか?」


「………はい」


「それだけですか?」


「あとは好きな飲物を適当に……」


「好きな飲物ですか?」


「色んな食べ物を混ぜたり、単品のスープとか……」


「なるほど」


【何で急に詰められているの?】

【さぁ】

【食事が適当過ぎて怒られてやんの?】

【そんなに適当か?】


「スープには何を入れているんですか?」


「卵とか野菜とか魚とかスープの具材に合うのを色々と適当に」


「そうですか。昼は?」


「普段は学食ですませてます」


【ちょっと胃が痛くなってきた】

【ゆるして ゆるして】

【怖い】


「それで夕食は?」


「その日の気分で肉とか野菜とか適当に」


「なるほど……」


【なに?なんなの?】

【何を考えているの?】

【上司に怒られてるのを思い出した】

【クライシスくんも不思議そうな顔をしている】

【不思議そうなかおで済むのが凄いな】

【怖くないのか】

【いや最初はビビってた。途中から落ち着き始めたけど】


「それで、どうかしましたか?」


「秘密です」


【えー】

【教えてよ】

【あんなに胃が痛くなる空気を放ってそれはない】

【教えろよ】

【流石にそれはない】


「申し訳ありませんが秘密です。配信内でも店内でも言うようなことではありませんので」


【ん?】

【あれ?】

【ん?】

【もしかして怒っている?】

【前の配信で料理の本を買ってなかったっけ?】

【あ】

【怒っているのは予想できただろ】

【簡単とは言わないけどスープのことしか口にしてない】

【もっと他にもあるだろ!おかずとかさぁ!】

【あっ、今目逸らした!】


「とりあえず話はここまでにして食べ始めましょう。冷めたら勿体ないですし」


「そうですね。まずは食べましょう」


【冷めたら美味しくないもんね……】

【そういや、ずっと話していたな】

【流石に食べないと】


「…………」


「…………」


【で行儀が良いな、この二人】

【食べ方が綺麗】

【もしかして二人共結構良いところの出身?】

【わかってたけど反応しないな】

【食べながら会話をするのは行儀が悪いもんね】

【この二人の礼儀作法について配信がみたい】

【結構勉強になるな】


「…………ふぅ」


「ごちそうさまでした」


「……ごちそうさまでした」


【わざわざ手を合わせて礼儀正しい】

【恥ずかしくないの?】

【礼儀としては正しいんだよなぁ】

【でも実際に自分がやるとなると恥ずかしいんだが】

【他にやっている人がいなくて自分だけがやると急に恥ずかしくなるよね】

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