表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
お金のために配信者になります〜えっ、人気がないとお金はもらえないんですか?〜  作者: 霞風太
十四章 一日中デートしながら配信

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

135/294

百十三話(配信回)

「次はこの店とは真逆の娯楽本が大量にある本屋です」


「多くの漫画や娯楽小説で溢れているお店ですよ。中には漫画で学ぶ知識などありますし」


【あるある】

【あれ絵でも説明しているから口で説明されるより、わかりやすくて好き】

【もっと増えて欲しい】


「ちなみに配信する許可を取らなきゃ俺に危害を加えられると怯えていた店でもありますね」


【草】

【まぁ、クライシスくん強いもんね】

【強いけど見境なしに暴れるような奴ではないもんね】

【詳しくないと強いことぐらいしかわからないだろうし】


「だから危害を加えられない限り、何もしないと言いましたけどね」


【危害を加えられない限り】

【理由があるなら危害を加えそうだよね】

【そういうところじゃない?】


「危害を加えられても黙ったままはダメだろ?絶対に相手は繰り返して楽しんでくるぞ。ちょっかいかけてくる正確な相手がわからなくても怪しい奴らを全員ボコボコにすれば良いし」


「ダメですよ?」


「嫌がらせや危害を加えられても何も動かないほうがダメだろ。やり返されるということを理解させなきゃ何時までも続くんだぞ」


【なんで、そこまで詳しいの?】

【もしかして虐められてた】

【相手のほうが強かったらどうするの?】

【立ち向かうなんて無理】

【相手が何人いると思うの?】

【絶対に途中で皆に殴られる】

【ひぇっ】


「相手は反撃してくるとは思わないから一人は確実に殺せるだろ」


【は?】

【殺すって】

【何を言っているの?】


「やらなきゃ、いつかお前が殺されるぞ?相手が反撃してこないと思っている間に目を潰せ。手が届かなきゃ鳩尾しろ。喉を潰せ。馬乗りになって相手を逃がすな。今までの恨みがあろうと何度も殴るな。確実に急所を狙って攻撃しろ。シャープペンでもハサミでもコンバスでも首に何度も思い切り突き刺せば殺せる。殺せて周りに責められてもお前は悪くない。そうしなきゃいけないと思わせるほどのことをしてきた相手が悪………っと」


「誘導してはダメですよ。今の話を聞いていた人たちも殺してしまったら絶対に誰かを悲しませますから止めてくださいね?」


「……………」


【怖い怖い怖い怖い怖い】

【本当にいじめっ子が殺し始めたらどうするんだよ】

【それはそう】

【そこまで追い詰めた相手が悪いって言いそうなんだよな】

【本当にやると思わなかったとも言いそう】

【あの?】

【クライシスくん何か言いたそうにしてる】

【なんだ、その表情は】


「それよりも目的の店につきましたし中に入りましょう」


「「いらっしゃいませ!!!」」


【店に着いたしあえてスルーしたな】

【うわ声でかっ!?】

【怯えられて草】

【妥当】

【店側の反応も妥当じゃないかな】


「安心してください。危害を加える気はありませんから」


「危害を加えてこない限り大丈夫だと思いますので安心してください……。理不尽だったら私も止めますから」


【安心しろと言われても怖いものは怖いんだよな】

【店側の気持ちもわかる】

【危害を加えなきゃという条件よ】

【相手に危害を加えないのは当然じゃね?】


「それでは失礼します」


「私どもの店では漫画などの娯楽本が大量にあります。入ってすぐの本棚には人気の本が並んでおり、そのまま進むと今月の新作本が並んでおります」


【やけに丁寧だな】

【配信すると聞いて準備してたんだろうな】

【怯えてはいるけど配信という形で自分たちの店が広まった方が都合が良いんだろうな】

【くっそ気持ちはわかる】

【少しでも店のことを知ってもらったほうが客は来そうだしな】


「そして手前の方には漫画、奥には娯楽小説が並んであります」


「そうなんですね。おすすめの本はありますか?」


「私のおすすめはこちらの最近完結巻が出た漫画ですね。今なら全巻揃ってますし買うならチャンスですよ」


【この漫画知っている】

【今から買いに行くわ】

【最新刊売り切れていて売っている店が見つからないんだよな】


「この店でも売り切れになることってありますか」


「皆様のおかげで多々ありますよ」


【それもそうか】

【漫画なんて老若男女問わずに読むしな】

【読まない人なんていないだろ】


「学園の周辺の店をデートしながら紹介する配信ですし、そろそろ移動しますか?」


「はい。少し歩き続けましたし次は飲食店にしましょう」


「「「本日はありがとうございました!!」」」


【そういや、そういう配信だったな】

【本屋ばっかだから、そういう配信だと思ってた】

【本屋だけでなく、ちゃんと他の店も配信するのか】

【次は飲食店か】

【店員さんが丁寧に頭を下げてて草】

【ビビりすぎだろ】


「このまま歩いていきますね。少し歩くと飲食店が立ち並ぶ場所に着きますので」


【あそこか】

【そういえば学園の近くだったな】

【学割が効くから、かなり学生には優しい値段なんだよな】

【他の店で同じくらい食べたら二倍近い値段だった店もあるんだよな。しかも美味い】

【地元民が増えてきたな】


「早速中に入っていきましょう!好きな時に入って配信しても良いと許可を取ってあるので!」


【あ】

【あ】

【ん?】

【あれ】

【なんか女性客とか男女のペアの客が多い。多くない?】

【そういえばデート配信だったな、これ】

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ