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お金のために配信者になります〜えっ、人気がないとお金はもらえないんですか?〜  作者: 霞風太
十四章 一日中デートしながら配信

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百十二話(配信回)

『デート配信』学園周辺の店を紹介しながらデートします!『クライシス、シクレ』




「暇人ども、おはようございます。クライシスです」


「おはようございます、シクレです!今日はデートをしながら学園周辺の店を紹介していきますね!」


【炎上しそう】

【ついに堂々と言うようになったな】

【今更だろう】

【それで恋人になったの?】


「たしかに今までも二人で配信していることも多いし今更ですね」


【もうコンビだと思ってた】

【学園周辺のお店の紹介って頼まれでもしたの?】

【他の場所ならともかく学園周辺だからな】


「クライシスくんがどうせなら学園の周辺も案内しようと提案したからですね。学園側からの頼みというわけではありません」


【そうなんだ】

【学園側からの企画じゃないのか】

【気になってたから助かる】

【来年の息子のために話は聞きたい】


「息子さん来年入学するんですか?楽しみにしてますね?」


【名門だから入学するのは難しいだろうけど頑張れ】

【去年も学園別の大会で優勝していたから倍率高くなっているだろ】

【今年も多分優勝するから更に高くなるぞ】

【入学するだけでエリートだからな】

【それは名門なら、どこも同じじゃね?】


「それはそう」


「あはは」


「それよりも気づいている人はいると思いますが俺達の後ろに学園があります。ここから最初に行く店を訪れます。最初は何屋でしょう?」


「歩いて本当に直ぐなのでわかる人はわかると思いますよ」


【どうせ本屋だろ】

【本屋】

【よく本を紹介しているし本屋だろ】

【本屋以外にあるの?】


「………言ってしまいますけど、そうですよ」


「………そんなにわかりやすいでしょうか?」


【普段の配信内容がね】

【クライシスくんは戦闘と本のことばっかじゃん】

【クライシスくんとシクレさんの共通点だし】

【シクレさんも基本は本紹介を配信しているし】


「正解です。ちなみに今から行く本屋は娯楽本は少ないですが参考書や専門書が豊富な本屋です」


「よく参考書を求めて多くの学生や教師も行くのを見かけますね。娯楽本も偶に買う人もいますが、それは注文する必要はありますけど」


【娯楽本ってことは漫画とかも無いの?!】

【俺だったら寄らないかも】

【参考書とか専門書って具体的には何の本があるの?】


「何でもです」


「本当に色々とあるんですよね。勉学に使うのもあれば研究や実践で使うのもありますし何でも揃えてあるんですよね」


「そこは店の中を配信しても良い許可を取れているんで実際に見てもらえばわかるかと」


【良いんだ!?】

【やばい。ちょっと楽しみ】

【お手並み拝見】


「お邪魔します!先日、配信の許可を得た者です!」


「良いよ。どうぞ好きに配信していって!」


「ありがとうございます」


【気前良いな】

【手慣れてない?】

【昔世話になったな 懐かしい】


「まずはこの棚から見ていきましょう」


【戦闘について本ばかりある】

【は?】

【ずっと欲しかった本があるんだが?】

【どこも売り切れなのに、こんなところにあった!?】


「ついでにこっちも」


【あぁぁぁぁぁぁぁ!!!】

【配信の邪魔になりそうだけど今すぐ行きたいんだが!?】

【なんで、その道で世界トップクラスの者の著書があるんだ!?どこも売り切れているんだぞ!】

【もう行く】


「コメント見ればわかると思いますが、かなり希少な本があるんですよね。とはいえ学生だと難し過ぎたり理解できないから売れなくて残っているんですが」


【なるほど】

【学生には難しいから残っているのか】

【これからは売れ残りそうにないな】

【探していた本がこの店ならありそうだし】


「ちなみに私は先日、この店で恋愛本を買いました」


【そんなのもあるの!?】

【この店での恋愛本って男性の心理とか詳しく載ってそう】


「はい、当たりです!男性の心をつかみやすい行動や心理について詳しく載ってました!」


「それって許可の確認のときについでに買った本?」


「………そうですよ」


【ちょっと興味ある】

【恋愛本なんだろうけど中身がエグそう】

【真面目な本ばかり置いてある店だから、その店の恋愛指南書はかなり勉強になりそうね】


「実際に恋愛についてかなり勉強になりました。他の分野についても勉強になる本はあると思います」


「とりあえず実際に一度来て確認してみたほうが良いと思います。内容も一部だけなら立ち読みできるようになってますし」


「そうですね。もしかしたらリスナーが勉強している内容の本もあるかもしれませんし」


【当然行く】

【いつもは本の内容だけど、店の情報もあって助かる】

【次からは店の情報も取り扱わない?】

【せめてどこで買ったのかは教えてほしい】


「そのぐらいなら大丈夫なんでしょうか?考えておきますね」


「割高になるかもしれないけど通販もあるんだし、どうしても欲しいのならそれで買えば?」


【希少なアイテムだと割高どころか二倍三倍以上なんだよ?】

【普通に高すぎて手が伸びないんだよな】

【クライシスくんは通販を使わないの?】


「存在は知っているけど使ったことはないです」


【金額を調べてみ?】

【まじで通常の値段より高いからな】

【転売◯ね】

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