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お金のために配信者になります〜えっ、人気がないとお金はもらえないんですか?〜  作者: 霞風太
十一章 ダブルデート配信

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九十話(配信回)

「それで次は真正面から顔を合わせて抱きしめ合うか。………」


「えいっ」


「おっと」


【クライシスくんはさぁ】

【もしかして女性に慣れてんの?】

【普通に受け止めやがった】


「………ふふふっ」


「直接的に触れ合わせることで異性を意識させるのかなぁ。………一歩間違えばセクハラになるな」


「わかって挑戦したんですからセクハラなんて思いませんよ」


「このダンジョンのこと知らないで連れ込まれたら最悪じゃね?少なくとも女性は好きでもない男に抱きつくことになるし。逃げようにも壊して脱出なんて、かなり無理そうですし」


「………それもそうですね」


【大丈夫じゃね】

【そのために警備員とかいるし】

【こういうダンジョンだと強引に連れられて来てないか確認されるよね】

【最近、男女関係なくなってきたからな】


「次の部屋に進みませんか?」


「はい」


「ところで私の身体の感触はどうでした?」


「………とても柔らかくて良い匂いがしました」


「……そうですか」


【恥ずかしがっていたくせに攻めてる】

【まぁ、多少はね】

【全然反応してないし】

【素直に言うようなことか】


「どいつもこいつも何か勘違いしているみたいですけど、普通にこんなことしてたら意識しますからね?顔に出ないのは恥ずかしいから隠しているだけです」


「ごめんなさい。全然信じられないです」


【信じられねぇ】

【隠しているにせよ、もう少し顔に出せよ】

【ごまかしているようにしか見えねぇ】

【シクレちゃんはこれでよいの?】

【せっかく抱きついているのに全然反応しないんだよ?】

【だから積極的に行っているんじゃないのか?】


「さっきから抱きしめているときの力が強いですし。その際に匂いをかがれたり感触を味わうように抱きしめられているのはわかりますから」


「ほら」


「性的に意識しているのではなくて純粋に性別の違いに興味本位を持っているだけではないのですか?」


【まずは違いを意識させるのか?】

【ん?つまり男の匂いや感触の違いって同性に同じようなことをしたの?】

【┌(^ p ^)┐ホモォ】


「男女関係なく助けたときの感触を覚えているだけだけど……。まぁ、良いか」


「良くないですよね!?」


「助けるとき、結構血の匂いとかするんですよね。それに本人の匂いが混ざって変に匂いになるときもありますけど。あと運ぶときも男女で結構違ったり。軽いけと持ちにくかったり、重いけど持ちやすかったり。その逆もあったりと」


「いやホモというのを否定しましょうよ」


「一度疑われたら、ずっとネタにされそうだから諦めたほうが楽なので」


【それはそう】

【匂いを嗅ぐというより漂ってくるんだろうな】

【助けているときだから変な匂いがして逆に新鮮だから嗅いでいるのか】

【ホモじゃないのか残念】


「それで次は」


「キスですね」


「流石に見られたくないし、しなきゃいけないの?」


【キース!キース!】

【キース!キース!】

【キース!キース!】

【キース!キース!】


「流石に見られたくないので」


「え」


【あ】

【なんで消す!?】

【良いところだったのに!?】

【見せようよ!】

【いくらでも金払うから見せて!】


「ちゅっ」


「ひあっ!」


【あぁぁぁぁぁぁ!!】

【見せてくれよ!】

【むしろ配信する場面だろそこは!?】

【音もしたんだからしたのはわかるんだぞ】


「画面、戻しますね」


「………」


【何で配信に乗せなかったんだよ!】

【もしかして額にキスした?】

【顔真っ赤。 まじでキスしたんだ】

【よいなぁ。どこか良い男いないかなぁ】

【どうしてわかった?】

【顔とろけている】


「はい………。額にキスされました」


【ヘタレが】

【口にしろよ】

【マウストゥマウスだろ、そこは】

【もう一回やりなおせ】


「流石に恋人でもないのに口にしませんよ?もしそうだとしても人前でするのは普通に嫌ですけど」


【えぇ〜】

【別に良いんじゃん】

【配信者なんだから、そのぐらい我慢したら?】

【そのくらい良くね?】


「あなた達の意見は聞いてない。それよりも次へと進みますので」


「………」


【ひでぇ】

【聞いてくれても良くない?】

【ハスバ「まぁリクエストがあるわけでもないし」】

【バーデ「配信者の言いなりになる必要はありませんからね」】

【キスシーンぐらい良くね?】


「あ」


「………え」


【ダンジョンから脱出した?】

【終わり?】

【あ】

【次もこのダンジョンに挑んでほしい】

【終わったかぁ】


「終わりましたね。次はハスバさんたちの番です。早速楽しませてもらいましょう」


「…………そうですね。色々と参考にさせてもらいましょう」


【あの二人夫婦だし過激なところまでいきそう】

【大丈夫?子供も見れる?】

【子供ってwww】

【未成年だから子供だろ】

【それはそう】

【シクレちゃんが滅茶苦茶興味津々で笑ってしまいそうになる】

【色々と参考にするんだろうなぁ】

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