「この腐った世界を変えたいです!」(14歳/男子学生)
あぁ、お前さんか。14歳の男子学生君。いきなり何にゃ。解るように説明するのにゃ――――え。体育の時に友達がペアになってくれなかったとにゃ?
……お前さん。運動は得意かにゃん? わたくしタマの情報では、お前さんを含めて、仲良しグループは3人にゃ。そのうちの1人があぶれるのは仕方のないことにゃんよ。お前さんの友達の1人は運動神経が良いにゃんね。それは確認済みにゃ。
言われたかもしれにゃいけど、腕に紋章という名の落書きをするくらいにゃら、体を鍛える方が良いのにゃん。え、にゃんで知ってるって? そういう察しの悪いところがダメなのにゃ。もっと想像力を鍛えるにゃん。
それから、相談料は持ってきたにゃんね?
んん……?
弁当の残りの硬いシャケにゃんか。ちょっとしょっぱそうにゃ。というか、途中まで食べてるし、まさかお前さんシャケ嫌いだにゃ?
腐ってるのはお前さんの根性にゃ! 世界を変える前に、先ずお前さんの狭い狭い視野を広げるのにゃん! 友達に素直に言うにゃん。
「体育の時、1人になって寂しかったです」
ってにゃ!
まぁ。食べられにゃいこともにゃいから。このシャケは頂いておくのにゃ。今のお前さんに世界を変えることにゃんて出来ないにゃん。諦めるにゃ!
そんじゃあにゃ~!
多分また来るんにゃろ? 構えて待ってるにゃん。