「タマ先生を描いて見ました! アドバイスください!」(14歳/男子学生)
にゃ~。やっぱり来たにゃ。今回はなんだか前向きだにゃ。ほうほう。友達が出来たと。少しは日常が面白くなったのにゃん。よかったにぇー。
ん? それはスマホかにゃ? にゃににゃに。にゃにが映ってあるにょだ?
――――なんと!
学校の黒板に、わたくしを描いてくれたのにゃ!? それで友達が出来たと! どれどれ……猫は簡単に描けるから絵の手習いに持ってこいにゃん! 多少下手でも怒らにゃいから安心しろにゃ。筆記用具が少なかった古代人でも猫の絵は愛くるしいからにゃ♪
にゃにゃん?
……?
…………猫?
お前にはわたくしがこんな風に見えているにょか。一回眼球洗浄してきた方が良いにょだ。この絵に写っているわたくしは笑っているにょですか? それとも三白眼だって言いたいのかにゃ。
所々爆発してるみたいに見える白いもやもやは、もしかしてわたくしの斑にゃのか。人間のほくろと一緒で、ちょっとコンプレックスにゃのに……。
まず耳がおでんのはんぺんみたいにゃ。もっとこう……「ピーン!」と描くのにゃ。致命的に目がかわいくないにょで、もっと大きく描く! バナナみたいな身体もよろしくないにゃ。もっとデッサンの基礎を学ぶのにゃ!
――――え、にゃに。面倒くさいから止める?
「にゃら、最初から相談するにゃー!」
もっと違う趣味を探してみるにゃ。出にゃおしてこーい!
……あ、相談料もらうの忘れたにゃん……! あいつめ~!