「……タマ先生、事件です!(喜)」(14歳/男子学生)
ふにゃ。最近本当によく来るようになりましたにゃん。なんにゃ、ニヤニヤして。事件? ふぇ。気になる子の家にお邪魔することににゃったー!? ちょ、ちょっと急展開にゃ! 付いていけないにゃん!
確かにイメチェンは成功したけど、そにょ……下心が見え見えにゃん! ちょっと前まで中二病だったくせにぃ~!
「こにょスケベやろー!」
――――にゃ? 気になる子の弟君と一緒に『豆まき』をしに行く? あ……節分……な、にゃんだぁ。コホン。わたくしタマは決してお前さんが破廉恥な行いをするとか、一ミリも考えて無いにゃん。本当にゃよ?
ということは、彼女との『豆まきデート』は弟君が付いてくるにゃね……シスコンじゃないことを祈るにゃ。例え、どんな性格でも弟君に「よろしく」するのにゃ。
弟君という存在が二人を繋いでいるのだからにゃ。恋愛に発展するのはまだ早いにゃん。ふにゅう、分かっているですとにゃ。
じゃあ、ただ自慢しに来たにょか、リア充め!
相談料は……にゃにゃ! 気になる女の子が読んでた小説の……帯。なんでにゃーん! しかもこれ、BLって書いてるにょだ……。
大人しくて可憐な文学少女をイメージしていたにゃが、ちょっとイメージと違うにゃん。むぅう。ラノベですと? ふむふむ。100万部突破したらしいにゃんね。実際作家って儲かるものにゃのかな?
おにゃおにゃ。大事そうに本を抱えて……いじらしいにゃん。仕方にゃいにゃー。今回の小説の帯には、このわたくしの肉球を付けてお返しするにゃん。
当日が楽しみにゃね♪また話訊かせろにゃん!




