「何でも数値化する世の中は間違ってると思います!」(14歳/男子学生)
にゃ? 今日のお前さんはちょっと真面目な相談事を持ってきたにゃんね。14歳の男子学生君。え、にゃに。テストの点数なんか人生に関係にゃいですと?
はぁ……にゃんだ、そんにゃことか。
バカにしたのではないですにゃん。呆れたのにゃ。わたくしタマにはテストはにゃいけど、猫界で生きるための通過儀礼みたいなのはあるにゃよ。全国の猫にも生きていくために必要な教養はあるにゃ。
特に小中学校で習うことは大切なことが多いにゃん。中にはお前さんの命にかかわることも学ぶにゃんよ。例えば、理科の化学反応の実験。わかるかにゃ? 硫黄などの危険物を取り扱う際の注意点なども無料で教えてもらえるにゃん。
え、理科の実験室の水量があんなに多いのはどうしてですとにゃん? そんなの知らにゃんだ! 薬品を洗い流すためじゃないかにゃ。それこそ、携帯機器やパソコンで調べたら良いのにゃ。
それから、社会に出たら色んにゃ物が数値化されて居るにゃよ。もちろんそれが全てじゃにゃい。お前さんの考えは全然おかしくないにゃん。でもそうやっていちいち社会にたてついてたら将来ニートになるかもしれにゃいですにゃ。
社会に流される力も、時には必要にゃん。わたくしも猫界でのタブーはしにゃいようにしているにょで。むぅ。猫界のタブーって何だとにゃ?
それは置いておいて、ひとまず相談料を頂くのにゃ。んん? 6角形の鉛筆? にゃー! わたくしに勉強しろと言うのにゃ? 生意気にゃ! ふん。失礼なお前さんには猫界のタブーは教えないにゃ!
鉛筆は返すにゃん。それで真面目に勉強してテストの点数を上げるのにゃ! 点数が上がれば勉強にハマるかもにゃ!
はぁ……わたくしはお前さんの将来が心配にゃ……。