ハーフビラ ヴァンリーとオーラ
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〜門前の広場〜
「あぁ!会いたかったよ〜!僕のラル!君の美しさに僕の目は会うたびに灼かれているよ。もちろん恋という炎にね。」
そう言って、男はラルの手の甲にキスをする。
「クッキーは?」
「あぁ。可愛いラル、あなたの為ならば地の果てまでもこの身を賭してクッキーを届けよう。
そして、・・・今日の夜は空いているかい?」
その時、男の後ろから猛烈な蹴りが飛んできた。
・・・おおおおおおお!ナイスぅうううう!グロー!
俺は初めてグローの事をグータッチしたいぐらい好きになった。
って言うか!!!!なんなんだ!?こいつ。
村長がヴァンリー達がそろそろ来るって言うからみんなで門の方に来てみれば・・・。
背が高くて、背中には大きく白い羽が生えている。
赤い髪に整った顔、そして赤とオレンジが混ざったような目。
いわゆる甘めなイケメンだ。今は倒れているが。
にしても!本当に煩い、ペラペラと・・。どこからあんな言葉が湧いてくるんだ。ありえない、さっきからラルのことを”僕の”だの”可愛い”だの・・・。
今ここでその顔引っ掻いてやりたい。
ラルが興味無さそうな目で見ているのが唯一の救いだ。
「ヴァンリー。いい加減やめなよそれ〜。ウザイよー。」
そう言うグローに体勢をお立て直したヴァンリーが蹴りを飛ばす。
グローはさっと交わすが、ヴァンリーがチッと舌打ちをすると何やら風を出しグローを拘束する。そしてグローはそのまま浮かび上がって飛んでいく。
「うわ〜。だる〜!ぬい、ごめんね〜。」
クソっ、グロー何やってんだよ!・・・しかしやるなこいつ。
「ヴァンリー、クッキー欲しい。」
そんなやりとりはものともせずラルはクッキーを要求する。
「あぁ、分かっているよ。焦らないで可愛い子ちゃん。ほら、両手を出して」
素直に出すラル。
そんなラルの肩で俺はこの男を睨む。
ラルをこいつから守れるのは俺しかいない!
「はい。どうぞ。・・・ところで僕のラル?このにゃふは何かな?僕のことずっと睨んでるんだけれどもしかして君の彼氏?」
俺はあまりにも素っ頓狂な発言にラルの肩から落ちそうになった。
だから、今ラルの背中に張り付いてるところだ。
「あらあら、落ちちゃったけど大丈夫?」
「この子は、ぬい。ラルの相棒。」
俺は背中をよじ登りまた男を睨む。
「あ、相棒!?・・・やっぱり、僕のことは遊びだったんだね!?でもそんなラルも僕は受け入れる。」
あーもー!ムカつく。
村長と団長に外の人にあまり喋らない方がいいと言われたから喋らないが、引っ掻くぐらいはいいだろうか。
「クッキー。ありがとう。これ、お代。」
「いいんだよ。今回のは君にプレゼント、君にはまた僕を頼って欲しいからね!」
「そうなの?ありがとう。」
「それで今夜だけど・・・。」
「何してんだヴァンリー、早く行くぞ。」
そう言って助け舟を出してくれたのは、団長だった。
先ほどまで、何やら見知らぬ男達と話していたがどこかへいくようだ。
団長の後ろには、ガミル、グロー、バイルと何やらニコニコしている男とキリッとしている難しい顔を男だ。
「・・・そうだね。話し合いは大切だ。あぁ、ごめんよ。僕のラル、君と仕事を天秤にかけるつもり゛っっっっっっぅぇ・・」
またもや、後ろから蹴りが入る。
前のめりに倒れるヴァンリーを、ラルはスッと躱しヴァンリーはそのまま地面に倒れる。
「さっきは本当にくだらないことやってくれたね〜。ほら〜いくよ〜。」
「本っ当、相変わらずねヴァンリー。心底うるさいわ。」
バイルとグローがヴァンリーの両手を持ち引きずっていく。
グロー・・・割と本気で蹴ったんだな。
ヴァンリーの顔からは意識が感じられない。
「ぬいとラルは、見張りを頼めるか。先ほどのように訓練所からでいい。
言いたいことはわかるな?
この先、お前らの力が必要になるだろう。その時は頼むぞ。」
俺とラルは、団長の指示にコクっと頷く。
それぞれが移動していき、俺たちも訓練所にいく。
「ラル、あいつっていつもああなのか?」
「ヴァンリー?」
「うん。」
「うん。そうだよ。」
「ラルのことが好きなのか?」
「ううん。女の人見ると大体あんな感じ。」
「え゛・・やばいやつだな。あいつ。」
「そう、でもお菓子持ってくるのはヴァンリーだからいつも適当にあしらってる。」
そう言って、先ほどもらってたクッキーを一つ頬張るラル。
とてもおいしいようで、ラルの顔がパッと明るくなりまるまるとした愛らしい頬を揺らしている。
可愛い。いや、ほんっと可愛い。
俺も幸せをもらいほっこりしていた。
「おいしい。ぬいにもあげる。」
そう言って彼女は、俺の口にクッキーを一つ持ってきた。
「いいのか?」
「うん。いいよ。」
俺はワクワクしながら、食べる。
前の世界では、猫には猫用のクッキーがあった。
まあ、野良だったので当然食べたことはない。
初、クッキーだ。
サクサクした食感に、口の中の水分と引き換えに広がる甘さ。
Ooh・・甘い。おいしい。この食感がなんとも言えず最高だ。サクッと確かに噛んでいるのにすぐに口の中で溶け甘い幸せが広がる。
ラルが、あんな表情になるのも頷ける。
「どう?」
「すごくおいしい。ラルが好きなのも当然だな。
1日に一枚は食べたいぐらいだ。」
「うん。でもそんなに食べたらなくなっちゃうからちょっとずつね。」
「俺もまた食べていいのか?」
「うん。一緒に食べよう。」
「嬉しい。ありがとう。」
そして、練習場についた。
また、魔晶核にオーラを流す。
うん。33人か・・・気配がはっきりする。さっきいた見知らぬ男二人とヴァンリーの気配もわかる。
やっぱり、住んでいる場所が違うと気配も自ずと似たり違ったりするのだろうか。
それぞれ個性があって面白い。
「うん。やっぱりぬいの魔晶核綺麗。」
「へへ、ありがとう。」
俺は照れ臭かったが素直に感謝を言う。
「それで、ラルここからどうすれば風を出したり攻撃できたりするんだ?」
「えーっと。オーラを集めてズバッと。」
「・・・なんだそれは。」
急な感覚説明に思わず、目が点になる。
「グローがそう言ってた。ぬいもすぐできる。」
グロー・・・あいつ意外と感覚派なのか?
いやでも、確かに戦闘狂に近いからな・・・うん、なんか想像できた。
「わかった。やってみる。」
俺は目を閉じ、今体の中に充満しているオーラを手に集めてみる。
お・・・・ん?
なかなか難しいな。集めると言うより手から空気を吐き出すような感じか?ついでに口から本当の空気も出す。
そうすると、ズザザザザっと地面が擦れる音がする。
目を開けてみると、ちょうど地面に置いていた手の先から扇状に少しだけ抉れていた。
目を瞑っていたので何が起きたか分からず、説明を求めてラルをみる。
「すごい。なんか手からスバっと光が出てた。」
なるほど。ラルからもあまり情報を得られなかったので、もう一度今度は目を開けてやってみる。
俺は、また空気を吸い込むように頭へ意識を持っていく。
それを吐き出すように今度は手の方へ集中する。すると、ズザザザザザと軽く鋭い風のようなものが緑の光を纏っていて、それが扇状に広がり地面をさらに削っていた。
「おお!!これがオーラ・・・。」
「うん!ぬい、すごい!」
ラルに撫でられる。
嬉しくなる。
「ぬいの力はやっぱり風っぽいね。」
「ラルはどんな感じになるんだ?」
「ラルはね・・・」
ラルは手を出し、指から少し金色っぽい光を出す。そしてそれを地面につけると・・・
なんとその光の部分だけまるで空間ごと消えたかのようになくなった。
え?なくなった?・・・うん。その表現が正しい。
「すごいな。ラル。地面が消えた。」
「そう。光の色はアンゲルに似てて、力はノーマに似てるってグローが言ってた。」
「アンゲル?ノーマ?」
「そう。純種のこと。」
「なるほどな。ホーキーと一緒のやつか。」
「うん。」
「でも、あの時・・・グローとやってた時はグローの剣消えてなかったよな。」
「グローの剣はグローの力で強化されているから、私ではまだ消せない。」
「もし、消せたらどうなるんだ?」
「グローの体も刀が通った部分だけ消える。」
「・・・す、すごいな。」
こわい。が強いな。さすがラルだ。俺も頑張ろう。
そうか、俺は風だからホーキーに近い・・・・のか?
ちらっとラルをみる。
ラルは、クッキーを一枚取り出して食べている。おいしそうだ。
「なぁ、ラル。俺はにゃふだけどホーキーに近いのか?」
「ううん。にゃふは世界各地にいる。その土地の神素で育つからそれぞれ力は違う。ぬいが風なのはこの土地で育ったからだと思う。」
「ん?なんだ、土地の神素って。」
「うーん。世界には泉が7つあってその泉には大昔の神子の力が流れていて?その力が空気中の神素とくっつくことで神素に不思議な力が宿る?だったかな。」
「疑問系だな。」
「うん。バイルが説明してくれたけど眠たくてあんまり覚えていない。」
「そうなのか。教えてくれてありがとう。」
まぁ、説明は微妙だったが割とわかった。
とりあえず土地土地で神素の質が違うと言うことか。
「そう。だから、ホーキーに近ければ近いほどここの空気は合うんだって。」
「だから、このハーフビラにはホーキーに近い雑種が多いのか。」
「そう。ぬい頭いい。」
そう言って頭を撫でられるが、心境は微妙だ。
「はい、これ。ご褒美。」
そう言って、クッキーをくれる。
俺は嬉しくてすぐにクッキーに飛びつく。
ラルはそんな俺をひたすら撫でていた。
「ラル。俺戦えるようになりたいんだけど、次は何をやったらいいかな?」
「ん〜。じゃあ、戦おう。」
「え?」
「私と戦う。やっぱり実践がいい。」
「え、うん!頑張る!」
急に戦うと言われてびっくりしたが。確かに実践の方がいいだろう。
右も左もわからないが精一杯やる。
俺は心の中で燃えていた。
「まずは、体にオーラをためてラルの攻撃を防ぐ。防御の訓練。」
「防御?」
「そう。守りたい箇所にオーラを集める感じ・・・。じゃあ右腕?足を叩くよ。」
ラルがそう言うので、集中する。
防御防御・・・守るイメージ。するとなんとなく前足に光の幕ができる。
ラルの手刀が前足に当たるスレスレで止まる。光の幕に当たっているようだ。
もちろん痛くない。
「おお!やっぱりぬいすごい!」
「うん。俺もびっくりだ。」
「普通は、その箇所だけ皮膚が硬くなる感じになる。」
「え゛。俺少し違うのか?」
「ううん。すごくいいと思う。」
「そうか、よかった。」
イメージが違ったのかと思ったけど、これでもいいみたいだ。
「これなら、体全体も守れそう。やってみて。」
「うん。わかった。」
またイメージをするために目をつぶる。今度は体の隅々からオーラを出して防御防御・・・守るんだ自分を。
「ぬい、すごい。」
ラルが褒めてくれる。うまくいっているようだ。
”ふわっ”
ん、なんだ浮遊感がする。あれ?
目を開けると、俺は丸い緑色の光に包まれていて地面から浮いていた。
「え?俺浮いているのか?」
「うん!すごい。攻撃してみていい?」
「うん。」
そう言って何度か手刀を繰り出すラル。だが、当たるたんびに丸い光から風が流れてラルの手は弾かれる。
それを続けている間にグローがこっちへ向かってくる気配を感じていた。なんか用があるのだろうか、まぁ今は関係ないか・・・。
なんだかラルの手刀がだんだん早くなっているのは気のせいだろうか。
あ、ラルが立った。
「え?」
「しっかり保って。」
ラルは刀を抜いていた。
そして斬りかかる。俺は必死で守るイメージとオーラを吐き出すような感覚を研ぎ澄ませる。素早くも何度か軽く当てたあと大きく振りかぶるラル。
うぉおおおおお!怖い!
そう思って目を瞑ってしまう。
”!!ガキン!!”
そう音がした。どうやら、無事弾いたようである。どこも痛くない。
目を開けると、ラルが刀に光を灯していた。
・・・う、嘘だよね。
「多分、大丈夫。どこまで耐えれるか把握するの大事。」
ラルは意外とスパルタだったようだ。
・・・先程の地面が消えた光景がフラッシュバックする。
”逃げなきゃ!”
そう思った時、俺の周りに勢いよく風が吹き光に包まれたまま体が斜め上に吹き飛ぶ。
「おぉぉぉぉおぉ!!!ラルぅぅっぅう!」
あまりの勢いに混乱して叫んでしまう。
「キャーッチ」
何かに止められ、俺は全ての力を抜く。
どうやら、俺を止めてくれたのはグローのようだ。
こいつ、本当にいつもナイスタイミングだよな。
「グロー。ありがとう。」
「いいよ〜。しかし面白いことしてるね〜」
俺はとりあえずお礼を言う。
グローはニコニコしている。
「グロー。」
「やほ〜、ラル。調子いいみたいだね〜。」
「うん。ぬいはすごい。」
「うんうん。僕も少し混ざっていいかな〜。」
「もう話し合いはいいの?」
「あぁ、ある程度まとまったよ〜。僕は夜の捜査班になったからね〜。少し時間があるんだ〜。」
「そうなんだ。」
そういえば、もう日は傾き初めている。
早いな、一日過ぎるのは。まだちょっとしか訓練できていないのに。
「で〜、さっき飛んでたのは何〜?」
「防御の練習。」
ラルが答えてくれる。
「・・・防御?」
グローがなんとも言えない顔で聞き返す。
「そう。ぬいはすごい。」
ラルがすっごい褒めてくれるのは嬉しいんだが、グローの顔をみるにやっぱり普通とは違うようだ。少し不安になる。
「ん〜?もう一度何やってたか見せて〜?」
「わかった。ラル、お願いします。」
「うん。」
そしてもう一度、丸い光で体全体で覆う。
それにラルが刀で斬りつける。今は刀には光を纏わせていないみたいだが、すごく激しく打ち込んでくるので気が抜けない。
「へ〜。みたことない防御の仕方だけどすごいね〜。」
グローが感心したように、頷く。ちょっとほっとしたその瞬間。
”シュバッ”
頭の上を何かが横切る。
・・・・・・・・・・。
全身から血の気が引く。ラルの刀が光ってる。
あ、危ない。
「ぬい、気を抜いちゃだめ。」
「うん。ごめんなさい。」
素直に反省する。今のは危なかった。
「ふーん、なるほどね。いい進歩だね〜。ちなみにその状態でさっきみたいに飛べるの〜?」
「ぬい、やってみて。」
「うん。」
さっきは怖くて必死だったから、酷い有様になってしまった。
今度はそうならないように、集中してイメージする。
そうすると、ふわっと体が上がる。風は吹いているがあの丸い防御状態にならない。
丸くしようとすると、風が止み地面スレスレに止まる。
「ん〜。なるほどね。それを自在に操るには鍛錬が必要だね〜。だけどものすごくいい線いってると思う。」
「うん。ぬい頑張って。」
そう言って、ラルが微笑んでくれる。
うん、頑張るしかない。
「それと〜。もう一つ確かめたいんだけど〜。ぬいは気配感知ができるんだよね〜?」
「うん。今日できるようになった。」
「僕と鬼ごっこしな〜い?」
「へ?」
何を言ってるんだこいつ。
いや、鬼ごっこは知っている。公園にいる子供がよくやっていた。
一人が逃げる人達を追いかけてタッチ、そしてタッチされた人が今度は追いかける番になる。いつもタッチすることができないやつが泣いていた。
「そう〜。ちょっと、ルール変えてね〜。」
「というと?」
「君がずっと追いかけるんだよ〜、僕を〜。」
「・・・なるほど、気配感知を使ってやればいんだな。」
なんか、こいつがやりたいことがわかった気がした。
「そう言うこと〜。ラルはその間バイルと櫓の見張りしてもらってもいい〜?」
「グロー。ぬいに変なことしない?」
「しないよ〜。ぬいは大事なラルの相棒であり仲間だからね〜。」
「うん、わかった。」
「うん〜。少し時間かかると思うからバイルと交代しながらよろしくね。」
「うん。じゃあ、ぬい。怪我しないようにね。グローは思いっきり引っ掻いてもいいよ。」
そう言って、ラルは櫓の方にいった。
グローはラルの最後の言葉に苦笑いしていた。
「さ〜。早速やろうと思うけど、何か質問ある?」
「やることに関しては特にないよ。だけど、もう一人。あそこの建物の影に隠れている人はグローが連れてきたんじゃないの?」
俺がそういうとグローは目を丸くするが、すぐに笑いながら答える。
「・・・はは!合格。リッギさーーーーん、残念でした〜。」
グローがそういうとそいつは出てきた。
白を基調とした服に、茶色の髪と碧い眼、そして腰の辺りから紺の細い羽が生えている。
「やぁ、初めまして。ぬいくん。いつから気づいていた?」
「え?グローとこっち向かってる時。」
なんだ、もうすでにテストされていたのか。
となると、鬼ごっこはやらないのかな。合格とか言ってたし。
「ぶっは!全然見つかってるじゃないですか。さっきまで僕が試してやろう〜。とか言ってたのに〜。」
グローがずっと笑ってる。
そのリッギと呼ばれた男は微笑みながら、グローのお腹にグーパンする。
「っぐ...」
「笑いすぎだよ。グロー。」
「いった〜!もう〜、すぐ手〜出すんですから〜。」
「よし!じゃあ、ぬいくん。少しルール変えていいかな?」
「いいけど・・・。」
鬼ごっこ・・やるんだ。
「僕たちを交互に見つけてくれ。それぞれ見つかったらすぐに隠れるが、隠れる時間を作りたいからね。」
「それと〜ぬいの持久力も見たいから、バテたら今日習った力を空に向けて放出してね〜」
まじか。こいつら俺がバテるまで続ける気か?
なんだか、ただのゲームではすまなさそう予感がするが・・・。
まぁ、そうだな。グローにあっと言わせるチャンスだ。
うんうん。そう考えると少しワクワクしてきた。
「わかった。早く見つける。」
「うん、その調子しっかり走ってね。ぬいくん。」
「さ〜。日もだいぶ暮れてきたきたので始めますか〜。」
空はもうすでに、宵に染まっている。
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