07話
楽しんで読んでいただけたら幸いです!
「なるほどなぁ…」
ガンは少し悩んだ顔をしている。
それにしてもあの黒いものはいったい何だったのだろう。
絶対黒い魔素出てしまうと思ったんだけど予想と反するものが出てきた。
「…実はなボウズに未知の魔力を感じて少し様子を見に来たんだ。もし、俺以外の前で未知の魔力を見られたら研究所行きになっちまうからな!ガッハッハッハ!」
こいつ…本心で言っているのか?
まあ、悪意があったにしろ無かったにしろどっちでもいい。
今は自分の安全が確保されたということが嬉しい。
「そうだ!ボウズ名前を聞いてなかったな。なんて呼べばいい?」
「俺か?リュフェ・ミヤビ。そうだな、ミヤビと呼んでくれ。」
それにしてもこのリュフェとかいう元の体のやつ顔はそのまんまだし、名前も同じってなんか気持ち悪いな。
「じゃあミヤビ、家まで送ってやるから俺の背中に乗りな」
何を言ってるんだこいつ…高校生にもなっておんぶされろってか?
「そんなの無理に決まっ、おい!やめろよ!」
「ガハハハハハッ!辞めてほしいなら自力で抜け出しな。」
全身痛みと気だるさに襲われて体が動かない。
「体動かないだろ。初めて体の外に魔素出したら1時間は動けないんだ。まぁ勉強になったろ!ガッハハハハハハ!」
チッ、絶対いつか同じ目に合わしてやる
そして、されるがまま病院らしきところから出た。
くそが…めちゃくちゃ見られた…絶対仕返しする…絶対だ…
しばらくガンと言い合いしながら帰っていると変な獣人の女が現れた。
「ガン!ついに、ついに犯罪に手を染めてしまったのね…ショックだけれど、これもまた因縁。その背中に担いでいる子は返してもらうわ!」
おぉ!何か言ってるけど清々しいほどの勘違い!
誘拐だとでも思っているのか?
こういう何も考えず怒鳴る女苦手なんだよな
お、待てよ仕返しするいい機会なのでは??
「待て待てジェシー。勘違いだよ!勘違い。」
「え、そうなのか?」
彼女が勘違いだと勘ぐり殺気が失せたところに俺が叫ぶ。
「勘違いじゃない!この怖いおじさんにアメあげるからおいでって言われて付いていったら攫われそうになっているんだ!ジェシーお姉さん助けてぇぇぇぇ!!!」
俺はさながら子役の演技で、この危機迫る感じを演出する。
「お、お姉さん!?お姉さん。お姉さんか。すごくいい響きだ!!今すぐこいつから取り返してもう一度お姉さんと呼んでもらおうではないか!待っていろ!今助ける!」
えぇ、動機が不純すぎる
あと返してもらうって誰のものでもないぞ
そして、ガンが口をポカーンと開けて俺を見つめているが、、ケッ!いいざまだ!
「行くぞガン!緑の魔力よ、我が先祖の力を宿せ!先祖返り!」
そういきなり魔法を唱えた彼女は直後緑色の魔素に包まれれ、そして口から牙が生え、爪と髭が伸び、顔も先程より恐ろしくかつ美しくなった
よし!ガン!死んでも俺を恨むなよ!!!
ジェシーは勿論巨乳ですよ!




