01話
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その後何があったのか余り覚えてない。
ただ父を刺した感触だけが高校生になった今でも忘れることが出来ない。
俺は正当防衛ということで無実となり母親と二人で暮らすことになった
母はまた暴力を振るおうとしたが
「殺すぞ」
そう冷たく言う
こうしただけで母は顔を歪ませ近寄って来なくなった。
俺はそれに口角が上がる
何も俺は間違っていない。
殺して正解だった。
悪いのは俺に害する奴らだ。
¶¶¶
今日で18歳。真のお墓の前で手を合わせる。
「真、俺はこの人生で信用できるのはお前だけだったよ。母は5年前にアル中で死んで、これからは一人で暮らせると喜んだもんだ。けどさ、もう疲れたよ。周りからは人殺しと陰口を言われ、生きてても楽しいことなんてない。俺は何が正しいのか分からないよ。死んだらお前に会えるかな?それなら死ぬのも怖くないよ。」
苦笑いした俺は真の墓の前で躊躇なく首を切った。
ん?なんだここはすごく眩しい。
辺りを見渡す、なんでこんな広い部屋にいるんだ…
おかしい、俺は間違いなく首を切って死んだ。
何故こんなところに…………
!?
もしかするとこれは死ぬ前に願ったものが叶ったのかもしれない。
神様とやらが最後の願い『真に会いたい』というのを叶えてくれのだ。
そうだ。絶対そうだ。俺は目元に涙を浮かばせ感謝する。
神様バンザーイ。
そうだ。ここは異世界というやつなのだろうかそれとも外国なのだろうか部屋を見渡し考えていると
トントン
「だ、誰ですか?」
いきなりの来客に少し上ずった声で尋ねる。
「失礼しますリュフェ様。メイド長のクリムです。お食事の用意が出来たのでお呼びいたしました。」
そういい彼女は部屋に入ろうとする。
どうやらメイドらしい、なんだこの世界は。
メイドがいるなど確実に日本ではないはずなのに相手は日本語だ。
まあ、後々調べるか
「っ、、、ど、どうして金髪ではなく黒髪なのですか?」
「あ、あぁこれはあれだよ。あれの期間でね、あれの実験のせいだ。いやー困ったもんだよ」
と、豪快に笑う
や、やばいやばい。いきなりの質問に代名詞だけで答えてしまった。なんで髪の毛の色変えてるんだよ。
神様、元の容姿に寄せるとかそんな気遣いいらねーよとまた涙目になる。
「あぁ、学園の魔道具大会で髪の毛の色変わってしまったんですね。お騒がせして申し訳ございませんでした。」
「い、いやーそうそう魔道具?の大会でね。あはは…」
「……?では失礼いたします。」
ふぅーーー。危機一髪だった。
てか魔道具とか言ってたな?
つまり、ここが異世界だということだけは間違いがないようだ
つまり俺の事情を知っている人はいない。
本当に一から全て始めることができると。
俺は喜びの余り唇を噛みしめる。
あぁ、こんにちは新しい世界。
そう誰もいない部屋で呟いた。
雅は悪意を向けられた時に本領発揮します
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