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異質な狂人は異世界へ  作者: 超絶イケメンの高校生
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00話

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俺の生まれた家は地獄だった



高校2年生、冷泉雅(れいぜいみやび)

俺はお金がないので中学生の頃から新聞配達のバイトをしていて

家の家賃というのは大家の善意ですごく安くしてもらっている

かといって生活保護の金がなかったらガス代すら払えない

親はいないし親戚もいないから頼れる人もいない

寝てるとき以外はずっと勉強かバイト

そのおかげで成績はクラストップだが、眠る時間は極端に少なかった

俺はそんな生活をしている。




¶¶¶


昔から親は仲が悪くその割には喧嘩とかはしない、二人はお互いに干渉し合うことはなかった

その代わりといってはすごく気持ち悪いことなのだが両親は俺を虐待してストレス発散をしていた

いつも、私が育ててやっているのだから暴力は振るってもいいのだと言う

そしてことが終わると必ずと言っていいほど二人は耳元でこう囁く


「これからもちゃんと黙って殴られるんだよ。それでしか生きていく方法はないんだ。お前は賢いんだから理解できるだろ?」





そんな日々になんの疑問を持たずにちょうど10歳になった。


「雅!誕生日おめでとう!」


唯一の友達というか親友、貝坂真。

誕生日など真がいなかったら忘れているだろう。


「てか雅の家酒臭いな〜」


「そうなの?お前の家酒臭くないの?」


「酒臭くないし、雅みたいに殴られないよ」


真の家は少し変わっているみたいだ。

普通、お腹を蹴らないとお母さんは眠れないのに


「今日こそは雅の家族にガツンと言ってやるんだ、、、そもそも自分の子供を殴るなんて頭がおかしい、、」


「ん?なんか言ったかー?」


「なんでもないよ!それよりケーキ買ってきたんだ」


ジャジャーンといいながらショートケーキを2個取り出した。

甘い香りが鼻を刺激する。

普段カップ麺しか食えないず、甘いものに飢えていた俺はすごく嬉しかった


「おおおおおおおお今なら死んでいいぃぃいいい、まじでありがとう!!!!!!!!!」


「大袈裟だよー」


そこから俺たちは笑みをこぼしながらケーキを食べた

こんなことが許されていいのだろうか、ケーキを口に含みながらそんなことを考える。

幸せとはこういう瞬間なのかもしれない。


「おい、雅」


玄関から怒声と壁を殴った音が鳴り響く。

反射的に身震いがした。


「お前勝手に俺の家に人をあげるな!!!」


そう言いながら父親は俺の頬を拳で殴りつけた

ゴロゴロと床に転がされる

口の中は切れ、先程までの甘い味は消えて血の味がする。


「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」


俺は泣きながら次に殴られないように土下座した。

10歳なりにはそれが最善だったからだ。

そして父親はもう一度俺を殴ろうとする


すると


「やめろよ!!!!」


真が叫びながら駆け出す、

真は先程までケーキを切っていた包丁を父親のおなかに刺した。

父は自分の腹を手で抑えると、血が出ていることに気づいたのか叫びだす。


「痛い痛い痛い痛い痛い痛い 

はぁ…はぁ、この餓鬼がぁぁ!!!!!!」


父が真に馬乗りして顔を殴りだす。

鈍い音が部屋中に響き渡る。


「や、やめてよ。俺が悪いんだ。」


また殴る音が響く


「やめて…真が死んじゃうよ」


また酷い音が響く 


そこで、俺の中の何かが崩れた


「やめろって言ってんだろうが!!!!」



「誰に向かってそんな口を聞いて…」


目の前のやつがなにか叫んでいる。

ああ、なぜこんなやつの言うことを聞いていたんだろうか。

思考は研ぎ澄まされ、今どうするべきかはっきりと分かる。



『こいつは殺すべきだ』



俺は走った勢いで父を押し倒しおなかに刺さったままの包丁を引き抜きこいつの顔に何度も刺した。

手が痛くなり息を切らす。

父を見るともう顔の原型を留めていなかった。


人を殺したあとだからかドーパミンが分泌し、罪悪感などなく達成感で満たされた。


「真…やったよ、俺は出来た。やればできるんだ!」


そう満面の笑みで振り返り返事を待つが返事が帰ってくることはなかった。
















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