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興奮おさまらない川原2

ゴブリンは基本!

おん「これ、ゴブリンじゃね?」


緑色の物体を見ながら、言った。


俺「ああ…たしかに。」


中学生ほどの体格、緑の体皮、尖った耳、醜い顔からしてそれっぽい。

RPG等ではお馴染みのモンスターだ。


おんちゃん「なら、ドロップもあるやろ」


といって冗談混じりに探すが、あるのは錆びた短剣くらいだ。

俺は拾ってカズに差し出す。


俺「はい、討伐報酬」


カズ「いらんよ」


おんちゃん「なら、俺が…」


俺「そうはいうけど、一応正当防衛の証拠になるかもしれないし。例え相手が人間じゃなくてもさ…」


カズ「なら、念のため持っとくか…」


苦笑いしながらカズが受けとる。

おんちゃんはなにやら不満顔だ。

お前は何もしてねーだろ、いいじゃん。


岩山に向かい川沿いを上流へ歩く、川は山の麓まで続いているようだ。

距離的にはあと半分てとこだろうか。夕方には着きそうだ。


俺「ん?」


正面の木の後ろに何かいるような?

なんて考えているとガサガサ!と音がした。

っと出てきたのはゴブリン!!

こちらも何故か生傷だらけで、右足を引きずっている。


「ガアァアー!!」


大声をあげながら、右手の棍棒をかかげて威嚇してくる。

相手との距離が10mほどしかない上、

敵意しか感じないので男三人で川沿いの石を投げつける。


カズ「オラッ!」


おん「はっ!」


俺「ん!…しゃあ!」


投げた石がゴブリンの頭にクリーンヒットした。

手応えありだ!

ゴブリンは頭を押さえて呻いている。

この隙に逃げよう!


伊藤「んんーーー!!」


矢野「かおちゃん!!!」


後ろから悲鳴のような叫びが聞こえた。


振り向くと右腕のないゴブリンが伊藤さんの首に左腕をかけ、 強引に連れていこうとしていた!

伊藤さんは必死でもがいているようだが、抜け出せる感じではない。


カズ、俺「こっち頼んだ!!」


おん「えっ、ちょ!?」


カズが錆びた短剣を手に向かう。

俺も石を手に向かう。

さすがサッカー部、足はええ…

カズは先にゴブリンの元へ着くと、躊躇なく短剣をゴブリンの右目に突き刺した!


カズ「おらぁ!」

ゴブリン「ウガァ!」


しかし、ゴブリンもお返しとばかりにカズの左の肩口に噛みつく!


カズ「ァァ…!?」


一瞬何をされたかわからなかったカズだが

鋭い痛みに膝をつく。

ゴブリンはよろけながらも森の中へ伊藤さんを連れて行こうとする。


俺「らあ!」


俺渾身の投石がゴブリンのこめかみへ当たる。

当たりどころが良かったのか、倒れるゴブリン。

伊藤さんはゴブリンの体の下から這い出るように脱出した。

そこへ石を右手にしたカズが倒れたゴブリンに殴りかかる。

メキョ…!

という聞いたことのない音がしてゴブリンは完全に沈黙した。見れば頭部がへこんで、透明な液体が出てきている。


評価、アドバイスお待ちしてます。

メンタル弱いんでオブラート厚めで!

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