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鶏との別れ

主人公はよく倒れる。

約5mからの降下、使命感のようなものが恐怖を上回って、目の前のことだけ考えていた。

幸いこちらの方が矢野ちゃんに近く、勢いでは負けるが矢野ちゃんの前に一拍早く到着。

着地した体勢を整える暇なく、嘴を槍のように向けて突撃してくる鶏の顔面に向けて魔法を発動した。

手のひらから魔方陣が出てから発動までの時間がやたら長く感じる


俺「ファイアァ ー!!ぁ゛!?」


当然ファイアごときでは鶏の勢いを消すことはできない。

俺は強烈な体当たりをくらい、地面を転がった。


俺「がッ…!アァ…」


地面てこんなに固かったんだな。


矢野ちゃん「キャアァァア!!」


しかし、鶏の着地は失敗させられたようで

無様な体勢で地面に落下した。体重に見合った大量の砂埃と木葉が舞う。

矢野ちゃんの近くに落ちたのは仕方ないだろう。

矢野ちゃんが潰れてないことを祈る。



次に見たのは土だらけの矢野ちゃんだった。


矢野ちゃん「ケ…!…ケアル!…ケアル!」


泣きそうな顔で地面に横たわる俺を見下ろしていた。

下から見ても可愛いなと思ったが、

瞼が重くてそれ以上は見れなかった。



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