プロローグ
初投稿です。
ラノベを読み続け、いつか書きたいと思ってたので投稿します。
異世界行くまではじゃんじゃん投稿していきます。
俺「マジ、ラピュタやん!!」
夕焼けをバックに映えるモン・サン=ミシェルを見ながら俺、大学4年卒業間近の大西総司は言った。
おんちゃん「言ったろ!にっしー!確かにラピュタはあったろ!!」
ちょいアホな友人である小野健太、通称おんちゃんも興奮気味だ。
カズ「二人とも興奮しすぎやろ(笑)」
彼女との卒業旅行を既に済ませ、2度目の卒業旅行に来ているリア充である成宮和也、通称カズはクールぶっているが、ラピュタのモデルとなった湖に浮かぶように建つ修道院を見て興奮してるのは顔見りゃ分かる。めっちゃ写真撮ってるし。
今は大学の卒業旅行で同級生である男の友人二人とフランス、イタリア5日間のツアーに来ている。現在2日目夕方、空港から観光地を巡りながらバスで移動し、フランスのメインであるここに着いたところだ。
その日の夕食時
おんちゃん「ついに明日からイタリアかぁ。」
おんちゃんは興奮冷めやまぬ様子で呟くように言った。
俺「マジか、いろいろありすぎてフランス短いわ、まだフランスいたいわー。」
俺は既にフランス土産だけでも2万円分買っているが、まだ満足出来ていない。なんせツアー代は飲食、宿泊代込とはいえ30万ちょいもしたのだ。
カズ「イタリア行ったら自由時間内に現地の革製品買わなきゃ損よな。」
カズはそういうが、生まれてこのかた彼女のいない俺はオシャレより食い気が勝る。つまり、革製品よりチーズあんどパスタ。軍資金はある、問題は時間だ、待ってろよイタリアン・トゥメィトゥ!!、、、テンション上がってんな俺、少し落ちつこ、、、。そして提案する。
俺「その前にもう一回、夜のモン・サン=ミシェル行くやろ?修道院がライトアップされてるし、潮がひいて時間限定の散歩道ができるって言ってたし。」
お「そんなん当たり前だろぉおう??」
よくわからないテンションで巻き舌気味におんちゃんが返してきた(苦笑)こんな感じのマンガのキャラ見たことある気がする。なんだっけ?
カ「たしかし」(「確かにそうだし」の略語)
と食べながら一言。カズも元からそのつもりだったようだ。
夜の道を歩く、修道院がある周りは外国の片田舎っといった感じで小高い丘と草原、メイン通りにのみ飲食店が並んでいる。
ただし観光地であるため街灯はしっかりとしており、道も砂利道とはいえ十分整備されている。
おかげで、迷うことはなさそうだ。
ホテルから数百mも進めば湖が見えてきた。
ライトアップされた修道院も遠目から見え、写真を撮る観光客もちらほら見かけた。
更に進み、昼も歩いた湖の上にかかるようにある修道院までの道を行く。
どうやらその道の横の階段から昼は水で隠れている散歩道へ降りられるようだ。
俺らは早足で降りて下から見た景色に昼とは違う感動をし、写真を撮りまくった。
おんちゃんと俺が互いに夜景をバックに撮っているといつの間にかカズがいなくなっていた。
周りを見渡せば10mほど後ろにカズと見慣れない女の子二人が話しているのが見えた。とりあえずおんちゃんと共に歩いて向かう。