表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
情報屋と絆の友の会  作者: 鉄道1014
第一章 ホームズという人間
20/22

外伝~エイプリルフール~

幻島〜絆の友の会本部〜

ミント「すみません。ドクターさん、森下さん。休日に診察に来てもらって。」

ドクター「いえいえ、来ないと来ないで、ホームズに殺されますからね(笑)」

森下「あの人が怒ると怖いからですので」

ロイド「やはり思うところは同じなのですね。琴音さんも同じことを言っていました。」

森下「琴音来ているの?」

ミント「ええ、最初に相談したので。」

ドクター「いったいどんな感じになっているんだ?」


絆の友の会〜診察室前〜

森下「…。」

ドクター「なんだ?この数の子供達の行列は!?」

琴音「ドクター!森下!」

森下「琴音!これは一体…?」

琴音「2人の診察待ちの子供達よ!今日になっていきなり増えたの!」

ドクター「なあ、応援呼んで良いか?この数を捌ききる自信なし。」

森下「私も同感…。」

琴音「ミントさん!ロイドさん!良いですか?応援呼んでも?」

ミント「現場の判断に任せます。」

ロイド「丸投げですまないが、医療のことはミントも俺も全然わからなくてね。そちらの専門の人の判断に任せたい」

琴音「OK見たいよ!」

ドクター「ありがてえ!それじゃあ連絡するから少し待ってくれ!」

森下「私は一足先に、重症患者から見ていくことにするね。」

琴音「お願いね。2人とも。」


〜30分後〜


石井「おいドクター!来たぞ〜!」

工藤「そんなに人数多いのか?」

ドクター「ご覧の通りこの並び順だ。」

工藤「おいおい。」

石井「これ全員かよ!?」

森下「早速来たところ悪いけど手伝ってくれる?」

石井「感染病類か?」

ドクター「ひとまずそれはない。調べた限りでは。」

工藤「それじゃあどうなっているの?」

ドクター「分からん。」

石井「超能力病か?」

森下「かなりの病名を疑ったけど、検査結果に異常無しではね。」

工藤「ガチのお手上げモード?」

森下「言いたくないのだけどね。ホームズを呼んだ方がいいみたい。」

琴音「ホームズなら今日の夜まで来れないみたい。」

ドクター「俺も連絡してそう言われた。」

石井「マジ?」

ドクター「マジ。」

琴音「ホームズが来るまで持ちそう?子供たちは?」

森下「それは大丈夫だけど…。」

石井「あいつ、1人でこんな数の診察したら死ぬぜ。」

ドクター「過労で倒れるな。間違いなく。」

ミント「どうしよう…。」


〜そして夜〜

香川「お〜い!来たぞ〜!」

琴音「って!なんであんたがくるのよ!」

ドクター「ホームズが来るはずでは?」

香川「そうだな、お〜い子供達!ご苦労さん!エドワードから褒美を受け取ってくれ!」

医者たち「ええ?!」

乱太郎「俺たちの勝ちだな!」

旭「でも褒美もらってもいいのかな?」

光「いいよ。はいあげる!」

琴音「光ちゃん?!」

優奈「あんたも試されていたんだよ。琴音。」

熊五郎「悪いとは思ったのだがな。」

琴音「え〜〜?!」

ホームズ「よっこらせ。」

シラス「お疲れあなた!」

ホームズ「ああ、お前もな。子供達もお疲れさん!」

子供達「は〜い!」

ドクター「ど言うわけか説明を。」

エドワード「ドクター…。」

ドクター「何でしょうか、エドワード様。」

エドワード「ここで様付け禁止!そして今日のことすべて覗かせてもらったわ!」

香川「まあ、死亡ゼロならまだましだな。」

エドワード「だからといって、これ程度の病気を解明できないなんて、超能力病専門の医師失格よ!」

ホームズ「それは言えるな。」

ドクター「何でだ〜?!」

琴音「あ。」

香川「どうした?」

琴音「今日、4月1日だはわ」

森下「まさか…。」

乱太郎「今日は、エイプリルフールだぞ!」

アニャー「私たちの言っていた症状は…。」

アリー「すべて嘘!」

医者たち「嘘〜?!」

ホームズ「そして子供たちの表面的な症状は、俺とシラスによる超能力の幻覚。」

医者たち「ガーン」

琴音「こんな、エイプリルフールもう嫌。」

ホームズ「嫌がらせではない。これはみんなの要請の基づくものである。と言っておこう。あとは任せる。」

香川「OK。ドクター!ミント!琴音!お前たちの連携に乱れがあると子供達からの訴えがあった。そこでどんなもんかと思ってこのような事をした。言っておくが、子供たちの言っていた症状をまとめると[超能力型神経圧迫症]だからな!わざと違うものも混ぜたが…。」

琴音「…。」

優奈「あんたならわかると思ったのだけど?なった事があるんだから。」

琴音「何も言い返せない。」

香川「ドクター…。何か言いたいことはある?」

ドクター「すまねえ、何も言えない。申し訳ない。」

エドワード「取り敢えず、医者組は、1週間ホームズの特別授業。」

香川「今後こんなことのないように。」

医者組「理解。」

香川「絆の友の会の面々もな!」

琴音&ミント「理解…。」

ホームズ「まあ、これで改善されればいいから。俺的には。」

香川「だな。」

ホームズ「ところで、エドワード、香川。」

香川「なんだ?」

エドワード「なに?」

ホームズ「今回の出費関係は、すべてお前たち持ちな。これ請求書。」

香川&エドワード「は?」

ホームズ「お前らも罰ゲーム。連帯責任だから宜しく。」

エドワード「あの〜、今回は絆の友の会の決済のはずでは…。」

ホームズ「今日は何の日?」

香川「待て、その嘘は嫌だ〜!」

エドワード「王族を虐めると後で痛い目にあうよ!」

ホームズ「俺の闇の名は?」

香川&エドワード「ナポレオン・ルパン4世…。クスン!」


子供たちは爆笑した!

その後、料金は、香川とエドワードで支払い、医者組は1週間の超能力病のことを叩き込まれた。


追伸

大人たち「あいつ(ホームズ)の嘘は二度とやだ〜!」

エドワード「仕返しできると思う?」

香川「無理だな」

エドワード「ガク…。」


終わり


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ