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情報屋と絆の友の会  作者: 鉄道1014
第一章 ホームズという人間
18/22

絆の友の会本部~前篇~

幻島~絆の友の会本部~


香川「またすごくなったな。ここの建物は。」

琴音「一言、言わせて、“ホームズの趣味の一環”にしかすぎないから。」

ホームズ「俺の趣味ではないのだがな…。子供たちの意見や職員の意見を採用しているだけなのだが…。」

ミント「それは嘘だね。」

ロイド(絆)「嘘だな。」

ホームズ「?」

琴音「ミントさん!ロイドさん!お久しぶりです!今回はよろしくお願いします。」

ミント「こちらこそよろしくね。琴音さん。」

ホームズ「こんな所で待っていたのか?」

ロイド(絆)「暇だったからな。」

旭「こちらの方は?」

琴音「この二人は絆の友の会のトップ補佐をしている、ミントさんとロイドさん。」

香川「おひさ!ミント!ロイド!」

ミント「香川さんも元気そうで。」


こいつの名は、ミント。絆の友の会の本部副総轄官を務めている。ほんとは緑の派閥という謎めいた組織からの脱退するために協力した代わりに、ここで仕事を引き受けてくれた心の器が大きすぎる存在。冗談で言ったことでも真に受けてしまう、少し天然が入っている。


ロイド(絆)「相変わらず、ふらふらしているのかい?」

香川「うるせえ!俺の勝手だ!」


こいつはロイド。絆の友の会の護衛部隊の筆頭である。元蒼の派閥の人間で、ミントともに、その世界の派閥が嫌いになり、俺のやっている情報屋の組織で助けたメンバーである。しかし、ある意味、ミントとの結婚が目的ではなかったのかと疑いが多数聞こえてくる。まぁ、実際に結婚したがな。


ホームズ「今回は頼む。特に女性関係はミントに任せる。男性は俺がやる。」

ミント「了解。」

ホームズ「それと、今回のことをロイドは香川たちと共有しておいてくれ。その後、ミントに伝えてくれ。」

ロイド「わかった。今から行けばいいのか?」

ホームズ「ああ。香川よろしく。」

香川「了解。Interpolの建物でやろう。」

ロイド(絆)「わかった。」

旭「私たちはどうすればよろしいですか?」

ホームズ「二手に分かれてもらう。旭・アニャー・アリーはミントについていってくれ。グランドマン・乱太郎は、俺についてきてくれ。」

旭「わかりました。」

アリー「何するの?」

アニャー「怖いことしないでね。後、痛いこと。」

ミント「そうね…。痛いことだけど、注射はOK? 恐いことは、しないよ!」

琴音「安心して、健康チェックだから!血液検査だけ、我慢してくれる?」

アニャー「大丈夫です。」

ミント&琴音「よかった~!」

乱太郎「俺は嫌だ!」

ミント&琴音「え?」

乱太郎「俺もやるんだろ!俺はヤダ!信用できん!」

琴音「どうする?ホームズ?」

ホームズ「別に構わない。でも検査のすることが多くなるけどいいかい?」

乱太郎「検査自体却下!」

ミント&琴音「…。」

ホームズ「そうなると、旭ちゃんたちとは別グループでこれから生活だな。」

乱太郎「なぜ?」

琴音「病気を持っているかどうかを判断するためだからだよ。病原菌があると感染したら大変なことになるからね。」

旭「それわかります。前いたところでは、すぐに処分されていたのでそのせいだと思います。」

乱太郎「どうせ、処分するんだろ?」

ミント&琴音「しないしない!!」

香川「そんなことしたら、ホームズに速攻で殺されるけどな俺たちが。誰であろうと。命じた人間+処分した実行犯を。」

ホームズ「そこは信じてほしい。病気が見つかったら、病院での治療が入るだけだ。その後みんなで生活ができる。」

乱太郎「信じれない。やっぱりあの話は嘘だ!旭!ボタン押そうぜ!」

旭「い・や・だ!」

乱太郎「な、なぜ?」

旭「わがままじゃん!それ!ホームズさん、私が許可しますので、無理やり検査してくれませんか?拘束してもいいので。」

ホームズ「それは無理だな。本人の意思があるなら本人の確認を取らないといけないし。」

旭「注射嫌いなだけですからこの子。」

ミント&琴音「ああ…そいうこと。」

香川「ホームズの注射は特別性だから痛くないぞ。」

琴音「内の子たちも泣かないしね。」

乱太郎「嘘だ~!」

旭「あのアニャーや、アリーはOKしているのよ?あんたより怖がりの方だと思うけど…?」

アリー「そうかな…?」

アニャー「?」

ミント「どうする?ホームズ?」

ホームズ「そうだな、香川のかにでも同じ注射器を打ったらどうなるかを見せるか。」

香川「お、俺かい!まあいいけど。」

乱太郎「顔に注射して生きているなんて、信じれないから、却下。」

大人たち「…。」

琴音「この子はいったい何を見てきたんだろう。」

ミント「相当恐ろしいところだろうね。」

旭「ただの怖がりです。」

香川「ほんとかい?」

旭「アニャー、頼みがあるのだけど…。」

アニャー「旭ちゃんの頼みなら聞く。」

旭「検査姿を、あのバカに少し見せてあげて。そうすれば検査に応じると思うから。」

アニャー「ホームズさん。」

ホームズ「なんだい?」

アニャー「検査のすべてを教えてください。」

ホームズ「ああ~。旭ちゃんにも言っておくけど、もし、アニャーちゃんが許可しても、血液検査のところと、神経の電極検査ぐらいしか見せれないね。男の子には。」

アニャー「!!!」

旭「それは…。」

香川「まて、誤解がある。二人とも。何も悪い意味ではない。」

琴音「二人とも耳を貸して。ゴニョニョ…。という検査だから、乱太郎君はいない方がいいでしょ?」

アニャー「疑ってすみませんでした!ホームズさん!ご配慮ありがとうございます。」

旭「私からも謝ります。少し疑いました。私たちのことを思ってくれたのに…。すみませんでした。」

ホームズ「俺は存分に疑ってくれ。それと、俺は結果しか見ないから安心してくれ。」

アニャー&旭「はい!」

アニャー「私の血液検査をしている姿はOKです。見てもらっても。」

旭「なので、無理やり私が連れて行きます!その後、検査お願いします。」

ホームズ「どうするミント?ロイド?」

ミント「あとは医者組と話しましょうか?」

ロイド(絆)「俺もそう思う。」

ホームズ「わかった。じゃあ、先に登録だけ済ませよう!」


その後、登録でも乱太郎は嫌がったが、旭の“いい加減にしろ”という雷が落ちて無事に全員分終わった。そして、いよいよ、難関の健康チェックに入る!!

続く




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