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ガラスの世界  作者: 伊集院 大和
18/30

冷めていくコーヒーのように







知らぬ間に過ぎ去った嵐が

冬の訪れを追い風と残していく


昨日までの葛藤や言葉に出来ぬ苛立ちを

今日の寒さが冷やしてくれているように感じ


まだ緑がかった木々が

昨日よりも色を落とし薄れている


淹れたてのコーヒーが冷めていくように

このまま想いも冷めていくのだろうか

人の心もまた押しては引いていく波のように


想いとは裏腹な言葉だけが

置き去りのまま


真実を知らぬ

その場限りの笑顔と言葉だけが

溢れかえる人の波に消えていく


夢占いの言葉との交差点には

等身大の現実がある


雲間が去ったあとの

薄い水色の空のように

いつかは この心も晴れていくのだろうか


ここに 影だけを残し

偽りの姿を笑顔に変えて











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