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ガラスの世界  作者: 伊集院 大和
17/30

閉ざされた街の中で






夏の風に揺れた緑も

色あせて行く


数キロと続く道には

まだ葉をつけたままの木々が生い茂る


そんな都会の途上には何も感じることなく

仕事に向かう車で溢れかえる


陽を観ることもなく 数日の時が過ぎていく

暗闇のような空の下には今日も雨が降り続く


人の心を代弁しているかのような雨に

心まで流されてしまいそうだ


早朝の車線には並ぶ渋滞の列

行き交う車に無理な割り込みが目立つ


曲がる交差点の視界の先には

2台の事故車両が道を塞ぐ


そんな無謀な運転の目立つ都市の中

先を急ぐトラックの車列に紛れて

真夜中早朝夜遅くまで

休みも無く働く人々もいる


やりたい事を諦め 過ぎて行く毎日と

先の見えない未来に

今という時を 残して行かなければ


たとえ陽射しを浴びることが無くても

明日には明日の風が吹くだろう


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