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ガラスの世界  作者: 伊集院 大和
16/30

続く雨の日々








続く雨の日々に 遠ざかる景色を思い出していた

窓の向こうでは強風と共に横殴りの雨が続く


今回もまた同じ様なルートを辿るようだが

今から十年程前にも同じ様なルートを辿っていたのを

いつ閉鎖されるかもしれない高速を走りながら


カーナビに表示される映像と焦る気持ちを抑えつつ

東京から横浜を抜け 20分の仮眠を何処かでとり

閉鎖される寸前の高速を降りた



初めて走る道に迷うことも無く

過ぎていく台風の空を観ながら走っていた


台風が去った後の空は何故か美しく観える


あれから十年

また台風の日を体感しているが

走る車を打ち付ける雨にも似た感覚を

家の中に居ても感じる事ができる


警報が出ても災害の日でも

出動をする仕事に着いている為に

旅をして懐かしい景色をこの眼に焼き付けることも

叶わないまま一生を終えてしまうのだろうか

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