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「えっと…校舎があっちで…」
部屋にあった地図を見ながら、舞は移動していた。曲がり角を曲がろうとすると、誰かとぶつかった。
「きゃっ!」
「ごめん!大丈夫?」
ぶつかった人を見ると、金髪に青い目をした男の人だった。
「はい、大丈夫です」
「…もしかして、君が人間の女の子?」
「はい、そうですけど…もしかして、あなたは神様の1人ですか?」
「うん!僕の名前はアポロン、ギリシャ神話の太陽の神だよ!」
「あの…他の神様が何処にいるか、知っていますか?」
「ああ!それなら、さっきバルドルと会ったよ!それに、月人も教室にいたよ!」
「あの、すいません。案内してもらっていいですか?」
「いいよ!一緒に行こう!」