2/13
2
「舞~♪一緒に帰ろ?」
「うん、いいよ別に」
優菜と一緒に正門を出た後、10分後に分かれ家に帰った。
「ただいま~」
「お帰り~手伝ってほしいことがあるから着替えてらっしゃい」
「は~い」
そう言いながら、部屋へ行き着替えた後、母の元へ向かった。
「倉に着物や帯なんかが入った箱があるから取ってきてちょうだい」
「わかった」
しかし、倉の中を探しても箱なんか出てきやしない。
「何処にあるのかな…」
その瞬間、引かれるように1つの箱へと向かう。
その箱を開けると、コンパクトな手鏡が入っていた。
「何だろう、この手鏡」
そう言った瞬間、手鏡から光が溢れ出した。
「きゃあああ!?」
そして、舞は意識を失った。