LOVE-101 おまけ
N氏の海外、南国のパラダイスでの初めての恋は粉々に砕け散った。
しかし、不思議で彼女のどこに惚れたのか理解できなかった私はN氏に彼女のどこに惚れたのかを聞いてみた。
友人として傍から見ていて、どこに惚れたのかがわからなかったためだ。
自分も同じ職場で働いていて、確かに明るくいい子だったが、どこで惚れたのか不思議だった。
話を進めていくと判明した。
実際にはこの前から気になっていたんだろうが自覚したのはこの時だったらしい。
ある日、N氏が彼女(以後、G女とする)と電話で話しているときに彼女に言われたそうだ。
「なんのよう?私もいつも暇じゃないんだけど?用がないならもう切ってもいい?」
理解できない人のが多いでしょう。
私もできない。
要はN氏はMだった。
性格がきつい彼女は日常的にはっきりと物事をいう子だった。
それがM男であるN氏のハートに火をつけていたのだろう。
台湾人の子は小さくて優しくて女の子らしい女の子だった。
やはり人の好みとは千差万別なんだなと思い知った。
拒絶されて自覚するというのも、まあある話なんだろうが、大半の人はこの物言いされれば心が折れる気がする。
が、最初から付き合う未来を見ていないN氏には関係なかったようだ。
まさに、恋している自分に恋しているという状態だったのだろう。