よぅ、さっちゃん
~一方その頃 3年棟廊下~
俺は朔。可愛い(♡)叶多の兄だ。
「よぅ、さっちゃん」
「・・・柊木・・、その呼び方はやめてくれって、去年も一昨年も・・・」
「まーまー、俺とさっちゃんの仲なんだからさ♪」
「・・」
コイツは柊木桃也。 俺の小学校からの知り合い・・・。 俺のことを「さっちゃん」とか呼んでくる面倒臭いヤツ。
「なぁなぁ、今日お前ん家行っていい??」
「は? お前のことだからどうせ叶多狙いだろ?」
「せっいか~い! いやぁ、叶多ちゃん、可愛いよね~♪?」
「ああ、知ってるけど? つか、来んな」
「えぇ~??」
ったく・・。柊木は結構かっこいいらしくて、モテる。しかも女たらしになってしまっている・・・・・。小学生の時は、クワガタとかカブトムシとかすごい取ってた純粋少年だったのに・・。
つまり、柊木は今、よりによって俺の妹に手を出そうとしている訳だ。
断固、許さん。
「つーことで、絶対来「朔~!桃也~!」」
・・・はぁ。
「おっ、遊じゃん」
「やっほ~! 同じクラスだったね~ぇ!」
こいつは御森遊。 テンションがいつも高くて、俺と柊木の中学からの友達(?)
「ねぇ、ふったりで何はっなしてたのぉぉぉお~??♥♥」
・・・・こいつは、腐女子です。ハイ。なんか、男×男なら、誰でもいいみたいで・・・
「やっぱりぃ~、朔桃も桃朔もいいわぁ~♥」
「・・・・」
「ww」
はぁ・・・。