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第4部 火の鎖、虹の釼  作者: 沙魚川 出海
火の鎖、虹の釼
7/20

【フライ】(二)

読まなくても問題ない話

 目を覚ますと、円らな瞳が不思議そうにこちらを凝視していた。私が起き上がると、飛び上がったリスが機敏な動きで逃げてゆく。

 今はいつだ。

 私はどのくらい眠っていた。

 不鮮明な遠い記憶を、ゆっくりと手繰る。

 青々と茂る葉の間から漏れる陽射し、湿った風。季節が夏なのはわかるが、問題はこの国の四季が何周したかだった。

 言うことを聞かない自分の体が呪わしい。もう長くないだろう。活動できる時間はほとんど残されていない。

 だが――元々あの時死んだ身だ。

 使命を遂げるために。

 約束を果たすために。

 自由で在り続けるために――私は再び山を下りた。

わんわん

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