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11.再び異世界へ

※この物語はフィクションです。実際にいる人物、団体とは一切関係ありません。


ラン原作品


現代異世界ファンタジー


『アサシン』

毎週土曜日に1話ずつ投稿原作だけでなく、イラストなども投稿しているので、気になる方はXを見に行ってみてください。


イラスト垢 @RAN_assn


創作メイキング垢 @Ran_Makin

 あの日から数日後の休日


 スージーの傷も癒え、万全になった。


路地裏


スージー(さて…早くあの異世界へ行きましょう。)



ネム(私が諦めると思ってるの?スージー。)


 スージーの跡をこっそり付けていたネム。


ネム(スージー1人であの異世界へは行かせられない。もしかしたら、周辺に居たら巻き込まれて異世界へ…って展開があるかもしれないもん!)


 と、考えていたその時…


???「何やってんだよ、ネム。」


ネム「っ!?」


 誰かがネムに話しかけたのだった。


ネム「って!アカネ!?」


 アカネだ。


アカネ「お前、何してんだよ…ってお前…遂にスージーのストーカーになったのか?」


ネム「なってない!私はスージーの安全確認をしてるの!」


アカネ「安全確認?ストーキングが?」


ネム「違うって!」


アカネ「てか、スージー何やってんだよ?」


ネム「見てたらわかるよ。」


アカネ「?」


その頃…


路地裏


スージー「これね…起動しましょう。」



アカネ「?なんだ?なんか、周辺が…」


ネム「これは…」


異世界と人間界の狭間


アカネ「は!?」


ネム「改めて来たけど不気味だな。」


アカネ「さっきまで昼だったよな!?なんで夕方になったんだ!?」


ネム「いや、夕方になったわけじゃ無いから…」


アカネ「その口調…お前1回目じゃねぇな?」


ネム「うん、そうだよ。スージーと一緒に来たことある。」


アカネ「はぁ!?こんな事になるなら俺にも教えろよ!」


ネム「いや、教えたらめんどくさいことなるじゃん…って!スージーがいない!多分荒野だ!行こう!」


アカネ「え?いや待てって!荒野って禁足地だろ?」


禁足地 荒野


スージー「…剣、無いわね…」


ネム「追いついた。やっぱりここにいたか。」


アカネ「なぁなぁ、俺置いてけぼりなんだけど?何がどうなってんだ?」


ネム「後で説明するから待って!」


スージー「っ!誰かいるの!?」


アカネ「やっべ!スージーにバレた!」


ネム「スージーのところに出るしか無いか…」


 そう言うと、ネムとアカネはスージーのところへ姿を現す。


スージー「ネムにアカネ!?なんであんたらがここに!?」


ネム「スージー追いかけてきちゃった…」


アカネ「俺は興味本位」


スージー「興味本位で着いてこないでよ」


アカネ「いや、そんな事どうでもいいんだよ!スージーお前、この世界に付いて教えろよ!お前ら2人で楽しんでんじゃねぇぞ!」


スージー「言い方を考えなさい!?はぁ…まぁ、教えないと地獄の果てまで追ってきそうだし、言うしか無いか…この世界は、『異世界と人間界の狭間』よ。」


アカネ「異世界…人間界…狭間…なんかかっけぇな!」


スージー「小学生みたいな返答やめて」


アカネ「てか、この世界に異世界なんて存在したんだな…初めて知ったぜ!」


スージー「えっ何?昨日のデジャブ?」


アカネ「早く俺にこの事教えろよな!この世界探索してみようぜ!」


スージー「こうなるからこいつにはバレたくなかっのよ!何やってんのよネム!」


ネム「だってスージーが心配だったんだもん!」


スージー「……はぁ…」


 スージーの大きなため息が異世界中に響く。


 スージーとネムはアカネに振り回される形で異世界を探索した。


 アカネは昨日ネム達のしていた行動を繰り返し、スージーとネムは失笑したのだった。


 そして…


荒野


アカネ「いやぁ…飽きたな」


スージー「言うと思った」


ネム「そうなるよね…」


アカネ「だって風景変わってはいるし、人に触れてもすり抜けるし面白いことは多かったけどよ…異世界なら、変な魔物が出てきて戦って、俺つえぇ!のムーブをするのがお決まりだろ!?」


スージー「それ異世界“転生”ね」


ネム「なんか、この会話も見覚えが…」


アカネ「はぁ、もう飽きたし帰ろうぜ?」


スージー「それもそうね…剣もなかったし…お手上げね。」


ネム「剣、なかったんだ」


スージー「えぇ、昨日、私が倒れたところを見たけどどこにも落ちてなかったわ。あいつに持ってかれた可能性もあるわね。」


アカネ「なぁなぁ…俺抜きで話進めないで?」


スージー「何よバカ姉。こっちはあんたに振り回されたのよ?少しは弁えなさい」


アカネ「えっ?俺が悪いの?」


ネム「うん」


スージー「アカネ吊し上げてるけど、元はあんたがこそこそ私の後をつけなかったらこうならなかったのよ?」


ネム「え?私も?」


スージー「当たり前でしょ。私はあんたに来るなって言ったのよ。なんでついて来てんのよ。」


ネム「だってスージーが心配だったんだもん!」


スージー「お節介が過ぎる...」


アカネ「なぁ、もう帰ろうぜ?もう飽きたんだけど?」


スージー「あんたは一回黙れ…」


アカネ「ひど…(´・ω・`)」


スージー「帰るから、私のそばに寄って…」


ネム「はぁーい」


アカネ「はいはい」


スージー達が異世界から帰ろうとしていたとき…


???「こんなところに人間か?」


スージー「!?」

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