10.拒絶
※この物語はフィクションです。実際にいる人物、団体とは一切関係ありません。
ラン原作品
現代異世界ファンタジー
『アサシン』
毎週土曜日に1話ずつ投稿原作だけでなく、イラストなども投稿しているので、気になる方はXを見に行ってみてください。
イラスト垢 @RAN_assn
創作メイキング垢 @Ran_Makin
スージー「当たり前よ。あんたは魔人の力は持ってない、ただの人間よ。人間はあの世界じゃ格好の的よ。あんたはこっちの世界に残る。いいわね?」
ネム「で、でも危ないよ!1人で異世界に行くなんて!」
スージー「はぁ…さっきも言ったはずよ。あんたは人間、私は魔人…そして、私には自分を守れる術がある…あんたにはない。それに、なりたての私があんたまで守れるとは思えない。」
ネム「そ、それは自己防衛するよ!スージーの迷惑にならないようにする!」
スージー「それが、あいつに通じると?」
ネム「っ!」
スージー「あんな素早く動くあいつに、ボロボロの私は太刀打ちできなかった。万全になったからってあいつに敵うとは思えない。そんななのに、あんたは勝てるの…」
ネム「………」
スージー「無理でしょ?なら、大人しくここで待ってなさい。」
ネム「でも!万全でもスージーはあいつには勝てないじゃん!なら2人いた方がいいじゃん!」
スージー「確かに、あの世界に行ったらあいつに遭遇する可能性は高いわ。でも、無力なあんたはただの足手纏いよ。」
ネム「っ!」
スージー「私もまだこの力を上手く扱えてるわけじゃない。私の力もどれだけ安全かわからない。無力なあんたを守れるとは限らない。だからリスキーよ。だから、万全になったら私1人であの異世界に行く。あんたは大人しくしてなさい。」
ネム「…わかったよ…」
スージー「それでいいのよ。あんたも昨日の疲れ残ってるでしょ?早めに帰ったら?」
ネム「…うん、そうする。」
そう言うと、ネムは部屋から出て行った。
スージー「……」
次回は2話同時投稿と、新キャラ登場です!!




