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転生1

「やった!これでようやくクリア!時間をかけて周回した回があったな!」

嬉しそうに言う男は寝巻きでケツをポリポリかきながら暗い部屋で光ってる画面に向かって歓喜極まっていた。

二階堂龍樹は18才不登校の高校生であった。唯一の趣味はゲームである。

世界でも人気誇るユグドラシル・オンラインをクリアした俺は久しぶりに外に買い物しに行こうと決意した。

しかし、その長らく動かしていない重たい体を上手く動かせず……


「おっおわっ!?」


敷布団で足を滑らせ死亡、享年18ご愁傷さまです……


いったった。俺は死んだのか??

白い空間で浮かぶ俺は意識が何故かはっきりとしていた……

死んじまったかー未だに実感が湧かないなーぼんやりと思いつつ、瞬きをすると自分は知らない天井を見つめていた。


「ふぇ!?」


「あら、ユリウスが目を覚ましましたわ!」


「うわ!?」


俺はどうやらゲームの世界に転生したらしい……この体の持ち主の記憶がそう俺に訴えている。

どうやらこいつがさっき階段踏み外して転んだらしい……そして俺の意識が乗り移ってしまった。

乗り移ったのはいいがどうやら最悪の人選だ。こいつはユグドラシル・オンライン過去最低で最も不人気キャラ、ユリウス・ステファンであった。

しくじったなーこのキャラは生まれを利用して他人を陥れてガハハするキャラだし、結構序盤にしんでしまう所謂噛ませキャラなんだよなー

そう思ってるとメイドが恐る恐る俺に話しかけてるくる。

「あのー大丈夫ですか?どこか痛みますか?でしたら治療師をここにお呼び致します。」


(あ〜大丈夫ですよ、心配しないでください。)

「うるせぇ、俺様に話しかけんじゃねぇ、メイドごときが俺の心配をするとは舐めた態度だな。躾してやろうか?」


え、そんなこと言ってないですが、なんですか?その口調、俺様って…恥ずい

どうやら口調がユリウス寄りになってしまうらしい……

これから苦労するなと俺は他人事のように思うのであった。

メイドはビクッと体をふるわせて足早に立ち去って行った。申し訳ない!本当に申し訳ない!と俺は心の中で思いながらこれからのことについて考える。今はユリウスが8才だからあれか勇者ジクルドの誕生が近いのか。俺はその勇者に喧嘩ふっかけてボコボコにされてその後勇者の女に手出した挙句魔力暴走して自爆しちゃうだよね……あはは、自業自得だー

しかし俺がユリウスならそのような愚行は行わない!全力で死亡フラグをへし折ってみせる!

そう俺は固く決意した途端に俺を呼ぶ声が聞こえた。どうやら親父らしい有力な貴族だから逆らえない

行ってるみるとこう命令された。

「明日王女との面会が決定された決して無礼の内容に接しろ。」

はい!死亡フラグが経っちゃった。この王女とは犬猿の仲で俺を死ぬほど嫌っている。

ルート的には王女に楯突い公開処刑されて死亡したことがある。

これは全力で媚びを売らねば俺の命が危ない!





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