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僕が転生したら、その異世界はめっちゃ古代ファンタジーな世界だった!?  作者: 竜王神龍
序章:初めてのサバイバル生活編
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第七話:岩塩を求めて洞窟へ

二匹のディノニクスのタンポポ(オス)とミント(メス)、ディノケイルスのゴードンを仲間にしたヒロキとカツキは、夕食を食べた後、就寝する前に食糧の消費期限を伸ばすために必要な塩を手に入れるべく、本格的に岩塩を探しに行く準備をした。


「カツキ、これを渡しておくよ」


ヒロキはカツキに新しく作った弓とカツキのための100本の矢を渡した。


「こ、これは?」

「君も自分の身を守るための武器が必要だと思うから、この弓矢を渡しておくね」

「で、でも私……」

「万が一、君を襲う危険な生き物が現れたら、普通なら逃げるだろうけど、それでもしつこく追いかけてくるのなら、これで追い払ってくれたらいいよ。

カルノタウルスとかの大きな生き物が無理でも、ディノニクスやティタノボアあたりの生き物なら、逃げ出すと思うからね」

「そ、そうではなくて……私、一回も弓を引いたことがないです」

「……そっか、なら練習するか?」

「えっ?」


ヒロキはカツキに弓の使い方を教えた。


「僕の親戚の従兄弟がやっている弓道のやり方を見様見真似でやったんだけど、それでも逃げながら、遠くまでに攻撃することだってできるはずだよ」

「弓を引いて矢を放つタイミングが難しいです」

「そりゃ、相手は動く“的”だから仕方ないけど、これでだいたいわかった?」

「はい、なんとなく……」

「じゃあ、今から寝るか?」

「そ、そうですね!」


二人はそれぞれのハンモックで寝ました。

次の日の朝、朝食を食べ終えた後、必要なものだけを持って、拠点から出ました。

拠点にはゴードンとタンポポとミントが留守番をして、拠点を守ることになっており、ネザーは洞窟らしきものがないかを調べに先に飛んで行き、ヒロキとカツキはアローラに乗って行くことにしました。


ドドッドドッドドッドドッ!!


「私達が乗れるくらい大きな体を持っているだけで、歩き方はほぼアリクイそのものですね!」

「まぁ、大昔にいた古代アリクイらしいからね!」


ドドッドドッドドッドドッ!!


ヒロキとカツキを背中に乗せたアローラは、ひたすら走り続けた。

その途中に何かがいることに気づいた場合は、すぐに木に登って、その何かから逃げながら爪で木にしがみつきながら登って行った。


ガシッガシッガシッガシッ!!


「……」

「す、すごいですわ……この子はこんなこともできるのですか?」

「うん、できるよ!

でも、僕達もこうやってしがみつかないと落ちるよ?

しっかり捕まって!」

「は、はい!」


すると……


ドスッ!!


ドスッ!!


ドスッ!!


ドスッ!!


「ギャアオォ〜〜〜ッ!!!」


向こうからヒロキが戦って滝へ落としたのとは別の個体であるカルノタウルスが向こうからやってきた。


クンクンッ……


「……」


ドスッ!!


ドスッ!!


ドスッ!!


ドスッ!!


木にしがみついているアローラの存在に全く気付かずにそのまま去っていた。


「い、今のなんですか?」

「アレがカルノタウルスだよ。

僕が前に戦って、滝へ落としたのとは別の個体だね」

「別の個体って、あなたは前にも遭遇したことがあるってことですか?」

「前に話したと思うけど、僕の拠点に襲撃してきたよ……もしも同じ個体だったらどこかに僕達がつけた傷跡があるだろう……」

「そ、それでわかるんですね……アレ?」

「どうしたの?」

「アローラが何かをしていますわ!」

「何が?」


しがみついている間、アローラは木の穴に顔を突っ込んで、何かをしていた。

しかもよく耳を澄ますと、舌を動かしている音が聞こえた。


ペロペロッ!


ペロペロッ!


「木の中に何かあるのでしょうか?」


しかし、その答えはすぐにわかった。

木の穴から白い小さな虫が慌てて逃げるように出てきたからです。


「な、何かが出てきてますわ!」

「なるほど……シロアリね」

「えっ?」

「多分、僕達が知っているシロアリとは明らかに違う多きさと見た目をしているけど、少なくとも大昔に存在した種類だと思うよ」

「大昔からシロアリが存在したのですか?」

「ネットで見た情報になるけど、スペインやイギリス南部で最古のシロアリの化石が発見されたらしく、少なくとも恐竜がいた時代から既にその大昔のシロアリが存在していたってことだけはわかっているんだって!」

「ヘェーッ……やはりアリクイの本能的に食べてしまうのでしょうか?

アリクイってアリを食べるのかと思いましたが、まさかシロアリも食べるとは思いませんでした」

「というと?」

「だって、アリとシロアリって、違う種類だと聞いたことがあって……」

「確かに種類は違うけど、アリクイはアリも食べるけど、シロアリだって食べるし、なんなら舌で食べれるものならなんでも食べるよ!」


そしてアローラは満足そうな顔をしながらなめ終えた。


ペロッ!


どうやらシロアリを食べれて満足しているようです。


「ヴォッ!」

「ん?

もう行くの?」


すると、アローラは突然と木から地面に降り出して、そして素早く走った。


ドドッドドッドドッドドッ!!


「すごい!

さっきよりも早く走れていますわ!」

「シロアリを食べたことで、そこからエネルギーを得たのだろう……おそらく、これが虫キラーの影響かな?」

「虫キラー?」

「僕にもよくわからないけど、〇〇キラーという能力は、対象となるものを捕食したりすると、攻撃力や速度などが一時的に上昇するみたいだね」


そう言いながら、ヒロキは魔法の書のステータスにあるアローラを確認すると、一時的に全てのステータスが上昇していた。


「やっぱり上昇していたか」

「でも、よく見たら端っこの方に時間制限があるみたいなんですけど?」

「あぁ、確かに端っこには三分って出ているね!

ってことは、三分間までの間はずっと上昇したままってことかな?」


ドドッドドッドドッドドッ!!


上機嫌で更に走って行きました。

するとここで背後からネザーが駆けつけました。


バサッバサッ!


「ピィーーッ!」

「ネザーか!?」

「見つかったのですか?」


ネザーは首を縦に振って頷くと、今度は低空飛行で左の奥の方へ飛んで行った。


「ついていってみようか?

アローラ、ネザーを追ってくれ!」


アローラも頷き、ネザーへ追いかけた。


ドドッドドッドドッドドッ!!


しばらくすると、ネザーが突然と地面に着陸して止まった。


バサッバサッ!!


ドシッ!


すると、ネザーの背後には大きな穴があった。

そう、その穴こそが洞窟への入り口だったのです。


「こ、これってまさか……」

「見つけてくれたみたいだね!

ここがその洞窟だ!」


二人はアローラから降りて、洞窟へ入ってみた。


「すごい広いね……この大きさなら、カルノタウルスでも簡単に入れそうだな」

「あのー……」

「ん?」

「アローラとネザーは怖がって入ろうとしませんけど?」

「怖がってる?」


振り返ると、そこには怖がってる様子で洞窟に入ろうとしないアローラとネザーがいた。


「……仕方ない。

僕達で行こう」


アローラとネザーは入り口で待ってもらい、ヒロキとカツキだけで洞窟の内部へ入って行った。


「薄暗いですわ……」

「でも思ってたより目で見えるくらいの暗さだね」

「松明を持ってきたので、その松明があれば、更に見えやすくなるかと」

「いいんじゃないか?」


カツキは魔法の書の収納から事前に作っておいた松明を取り出して、それを明かり代わりに使った。

そしてそれから、岩塩らしきものを探しに洞窟内を彷徨った。


「……どこにも岩塩らしきものがありませんね」

「仮にあったら、まずはツルハシで一部を壊して、それをなめて塩の味がしたらそれこそが岩塩だと思うよ!

でも、洞窟には更にヤバそうなものがどこかに潜んでいるから、くれぐれも警戒しておくように!

君には弓矢を渡してあるから、襲われたら迷わずにそれで攻撃してね!」

「わ、わかりました!」


何も変わらずにそのまま岩塩を探し続けた。

それから程なくして、とある大きな岩石を見つけた。


「こ、この岩石……なんかキラキラと輝いてますよ?」

「どれどれ……」


ヒロキは試しにツルハシで一部を掘って、それで掘った一部をなめてみた。


「ど、どうですか?」

「……これだ!

やっぱりここにあったんだ!」

「ということは……」

「間違いない、岩塩だよ!」


そして二人で一緒に掘りまくった。

掘った岩塩は二人の魔法の書へ収納された。


「……よし、こんだけあれば充分かな?

後は拠点に戻って、すぐに塩へクラフトするよ!」

「でもどうやって?」

「岩塩は魔法の書の収納から砕けた岩塩としてクラフトして、その後に調理鍋を使って、水で岩塩から不純物を取り除いたら、塩が作れるよ!」

「結構大変ですね……」

「その代わりに食材の消費期限を延ばすことはできるよ!

……さて、今から拠点へ戻ろうか?」

「はい!」


二人は拠点へ戻るべく、洞窟から出ることにしました。


ところが……


バサッバサッバサッバサッ!!


「な、何!?」

「アレは……」


背後から大きなコウモリの大群が現れました。


バサッバサッバサッバサッ!!


「キキーッ!!」

「キキーッ!!」

「キキーッ!!」

「キキーッ!!」

「こ、コウモリ!?」

「いや、コウモリにしてはデカすぎるな……とりあえず走って逃げるぞ!!

アレは多すぎる!!」


二人は急いで逃げた。

既に魔法の書に更新され、新たに記録された図鑑によると、そのコウモリの正体は“オニコニクテリス”という新生代始新世初期の約5,250万年前に生息した絶滅したコウモリということが判明した。


「他にも何か書かれていますか!?」

「飼い慣らすことはできないとしか書いてないな!

でも、その代わりにこの種よりも大きなコウモリ“デスモダス”というのは飼い慣らすことができるみたい!」

「でも後ろをチラ見したのですが、大きなコウモリはいませんわ!」

「そりゃそうだ……洞窟の奥深くにいるんだからな!

とにかく早く走って逃げるんだ!」


バサッバサッバサッバサッ!!


「キキーッ!!」

「キキーッ!!」

「キキーッ!!」

「キキーッ!!」


あっという間に入ってきた場所へ辿り着いたが、オニコニクテリス達がしつこく追いかけてくるため、二人はやむを得ずに弓矢を取り出して、一匹ずつ仕留めることにした。


ググググッ……


「ごめんなさい……あなた達に恨みはありませんが……」

「これは僕達自身を守るためにやむを得ないことだ……行くよ!」

「はい!」


ビュンッ!!


ドスッ!!


ビュンッ!!


ドスッ!!


「キキッ!」

「キーッ!」


ビュンッ!!


ドスッ!!


ビュンッ!!


ドスッ!!


「キーッ!」

「キキッ!」


ビュンッ!!


ドスッ!!


ビュンッ!!


ドスッ!!


「キーッ!」

「キキッ!」


ビュンッ!!


ドスッ!!


ビュンッ!!


ドスッ!!


「キキッ!」

「キーッ!」


次々と矢を放って、オニコニクテリス達に命中しました。

しかし、それでもまだ数がいるのか、キリがありません。


バサッバサッバサッバサッ!!


「キキーッ!」

「キキーッ!」

「キキーッ!」

「キキーッ!」


「クソ……キリがないな……」

「こんなの倒しきれませんよ!」


バサッバサッバサッバサッ!!


「キキーッ!」

「キキーッ!」

「キキーッ!」

「キキーッ!」


オニコニクテリス達は一斉に二人に攻撃を始めようと襲いかかりました。


その時……


バサッバサッ!!


「ギキーーーッ!!!」

「!?」

「!?」

「!?」

「!?」


なんと、洞窟から大きなコウモリが入ってきて、威嚇したのでした。

そのコウモリを見たオニコニクテリス達は青ざめて、すぐに洞窟の奥の方へと逃げて行きました。


「な、何が起きたのですか?」

「でも危ないところだった」


しかし、そのコウモリは二人の存在に気づいていないのか、すぐに洞窟の奥の方へ入って行きました。


「あ、アレって……」

「アイツらよりも大きなコウモリ……アレは、デスモダスなのは間違いない」

「で、ですよね……」

「と、とりあえずこの洞窟から出ると……ん?

カツキ、魔法の書が光ってるよ!」

「えっ?」


カツキは自分の魔法の書を確認すると、その魔法の書は光っており、開いてみると、その光を発していたのはステータスの方で、そこにはカツキはレベルは既に5になっていた。


「レベルが上がりましたわ!」

「きっと、アイツらを倒した時に経験値が多く貯まったからかな?」

「そうなんですか?」

「うん、でもそれだけじゃないみたいだよ」

「えっ?」


それは魔法の書にある試練の方が強く光っており、試練のところを見ると、そこにはある項目が印でつけられており、カツキはその試練を乗り越えたことになっていた。


「この印には……“強敵に立ち向かって、自身のステータスのレベルを5まで上げよ”と書かれているのですが……もしかして私はこれを達成していたのですか?」

「みたいだね……まぁでも、これで一件落着ってところかな?」

「そうですね!

では、帰りましょうか!」

「うん!」


二人はアローラとネザーと一緒に拠点へ帰り、拠点へ戻ってからは集めてきた岩塩を全部塩に変え、そして保管されていた肉に全て塩漬けしたことで、消費期限を延長させることに成功したのでした。

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