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僕が転生したら、その異世界はめっちゃ古代ファンタジーな世界だった!?  作者: 竜王神龍
序章:初めてのサバイバル生活編
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第二話:ティタノボアとの戦い

“アローラ”と名付けられた古代アリクイであるネオタマンドゥアを飼い慣らして、仲間にしたヒロキはアローラと一緒に暮らすようになった。


「アレ?

アローラはどこいった?」


いつの間にか姿を消したと思ったのが、奥の方からアローラが何かを抱えて戻ってきたのでした。


「こ、これは?」


アローラが持ってきたのは大量の植物でした。


「集めてくれたの?」


ヒロキからそう聞いたアローラは頭を縦にふって返事した。


「この植物は……まさかこれ!?

僕が集まるのに苦労した植物繊維なのか!?」


アローラはヒロキのために植物繊維を集めてきてくれたようです。

そして後で魔法の書のチュートリアルを見てみると、飼い慣らした生き物にはそれぞれの固有の能力があって、その能力で素材の採取や狩りなどが効率よく行うことが可能で、中には人間では完全に不可能な特殊な能力を持つ生き物もいると書かれていた。

そしてその同時にその魔法の書にあるステータスには、いつの間にかアローラにも追加されており、そこにはヒロキにはない“能力”というのがあり、その能力には“植物繊維回収”、“畝作り”、“虫キラー”、“木の登り降り”、“ワイヤーでの登り降り”、“爪による出血”があり、特殊な能力としては“蟻塚破壊”と書いてあった。


「これがアローラの能力……僕はここでの生活を始めたばかりなのに、すごく頼もしい仲間ができてしまったよ」


そして木の登り降りができるため、植物繊維以外にも果物も集めてくれた。


(しかし、この特殊な能力である蟻塚破壊とはなんだろうか?

おそらく、現実でのアリクイの生態に関係するのだろうか?

アリクイは確か、強力な爪を使って、蟻塚の一部を破壊して、そこから長い舌でアリを捕食するとは聞いたことがあるが、ここでは蟻塚って、相当な硬さがあるし、アローラのあの大きさを考えると、虫キラーとともに効率よく蟻塚を破壊できるだろうか?)


ヒロキはそう考えていた。

ちなみにステータス情報では、アローラはメスの個体で、ヒロキと同じようにレベルも設定されているらしく、アローラの今のレベルは5でした。


「ということは、レベルが上がれば、アローラも僕みたいに成長できるってことかな?」


それから程なくして、アローラは背中にヒロキを乗せて、近くに流れている川の向こうへ目指しました。

どうやらヒロキに魚がいる場所を案内するようです。

しかし、そんなヒロキとアローラをずっと見つめているある生き物がいました。


「……」


そして魚がいると思われる川に辿り着いたヒロキとアローラはそこに魚がいるかどうかを確認した。


「どうして君はここに魚がいるのを知っているの?」


アローラは頭を木のある方向へ向けた。

どうやらヒロキと出会う前、アローラは蟻塚を求めてその木から移動してきたそうで、その時に川に多くの生き物達が魚を捕まえているところを見たのだという……しかし、それでも木に登り続けた結果、スタミナがなくなったことで、ヒロキのところへ落ちてしまったそうです。


「そのような経緯があったのか……大変だね」


しかし、ここでヒロキはあることに気づいた。


(でも待てよ?

アローラは確か、ネオタマンドゥアという種族の古代アリクイで、アリクイは確かに木に登ることができる種類がいても、基本的にはアリを探すために地上で生活していると本で読んだことがあるし、見た感じでは普通に走れるけど……なぜずっと木の上にいたのだろうか?)


ヒロキはその疑問について深く考えた。

ところが、すぐにその答えは出た。

何故なら、背後から誰かの視線を感じたからです。


「……さっきから誰かに見られてる?」


思わずヒロキとアローラはすぐにその視線の方へ顔を向けて見た。


そこには…


「シュルルルーッ……」


なんと、そこには巨大な蛇がいた。


「アレは……まさかティタノボア!?」


どうやらヒロキとアローラの後にずっと物音を立てずにこっそりとついてきたようで、ティタノボアはまさにアローラを狙うかのようにずっとアローラを見つめていた。

そしてアローラも仁王立ちして威嚇のポーズをした。

しかし、その威嚇ではティタノボアには全く通用しません。


「シャアァ〜〜ッ!!!」

「アローラ、逃げて!

君が木の上にいた理由がなんとなくわかる!

既に僕のところに来る前からずっと狙われていたんだろ?

僕がなんとかするから、君は安全な場所へ!」


そう言って、何があっても良いようにクラフトしておいた投げ槍を魔法の書から取り出して、その投げ槍でティタノボアに立ち向かいました。


「アローラは僕の仲間!

だから、君には一ミリも触れさせない!」

「シャアァ〜〜ッ!!!」


ティタノボアはアローラより人間であるヒロキを先に捕食することにして、真っ先にヒロキを襲いかかった。

ヒロキもアローラを守るために投げ槍で立ち向かうことにした。


「シャアァ〜〜ッ!!」

「うおおぉぉぉ〜〜っ!!!」


ヒロキはティタノボアから交わしながら投げ槍を投げるタイミングを狙った。


(人間を丸呑みできるようなあの大きさを持つ生き物を相手を倒せるかどうかもわからない……投げ槍も予備を含めて十本……それにあのアローラのステータスにもレベルが設定してあるってことは間違いなく、個体によってはレベルが高いほどヤバいのがいるってことかな?

だとしても今の僕が下手に動くとそのままティタノボアの胃袋へ入ることになるだろう……なんとしてでも倒して、アローラを安心させないと!!)


そしてティタノボアが大きな口を開いて、捕食をしょうとヒロキを目掛けて襲ってきた。


「シャアァ〜〜ッ!!!」

「今だ!!!」


ビュンッ!


ヒロキは一本の投げ槍を投げたことで、それがティタノボアの口に命中した。


グサッ!!


「シャアァ〜〜ッ!!!」

「よし、大ダメージを与えれた!!」


二本目の投げ槍で目を狙うことにした。

しかし、投げ槍で自分の口に命中させたヒロキへの怒りが爆発したティタノボアは、尻尾で攻撃し始めたのです。


シュッ!


シュッ!


シュッ!


「ムチみたいな攻撃をしているね……ここは慎重に尻尾からの攻撃を交わしながら、投げ槍で尻尾に投げよう!

その後に目だ!

それに僕の投げた投げ槍で口を閉じることすらできない状態だから、ほぼ口での攻撃がないからね!」


ヒロキは慎重に投げ槍を持って、ティタノボアからの攻撃を交わし続け、そして隙ができたらその瞬間にすぐに投げました。


ビュンッ!


グサッ!!


「!?」

「よし!」


見事に尻尾に命中した!


「シャアァ〜〜ッ!!!」


そしてティタノボアは大激怒して、怒りを身に任せて、ヒロキを体で締め殺すべく、大きくて細長い体でヒロキへの攻撃を始めました。


「僕を締め殺す気だ!

まぁ、流石にここまで追い詰められたら激怒するのはわかってたけど……でもやるしかない!!」


ヒロキは三本目の投げ槍を持って、ティタノボアの攻撃から交わしながら投げるタイミングを窺っていた。

そんなヒロキとティタノボアとの戦いを遠くから見守っていたアローラは、ヒロキのことを心配しながら眺めていた。


「……」


ビュンッ!


グサッ!!


「ごめんよ……君は僕に殺されしまうんだ。

でも、これはアローラと僕の命を守るために止むを得ずに君と戦い、そして今から君を殺そうとしているんだ!

悪く思わないでくれ……君の分も僕達は頑張って生きるよ!!」

「シャアァ〜〜ッ!!!」


そして手に持っている四本目の投げ槍で、ティタノボアのお腹に直接ブッ刺した。


「うおおぉぉぉ〜〜〜っ!!!!」


ブスッ!!!


「シャアァ〜〜〜ッ!!!!」


ドサッ!!!


偶然にも、投げ槍で刺した場所はなんと直接心臓がある位置に刺して攻撃したようで、心臓ごと貫通したためにティタノボアは絶命して倒され、そのまま死んでしまった。


「ハァ……ハァ……」


すると、ヒロキのところにアローラがやってきた。


「……もう大丈夫。

君を狙うティタノボアは僕が倒したよ」


すると、当然と魔法の書が光り始めたのです。


「こ、これは?」


開いてみると、その光を発していたのはステータスの方で、そこにはヒロキはレベルは既に5になっていた。

どうやらティタノボアとの戦いで多くの経験値を得ることができたようで、体力や重量などは全て150へ上がっていた。

しかもそれだけではなかった……試練のところにも光っていたのでした。


「試練のところに光っている?」


試練のところを見ると、そこにはある項目が印でつけられており、ヒロキはその試練を乗り越えたことになっていた。


「“強敵に立ち向かって、自身のステータスのレベルを5まで上げよ”……これが最初に僕が乗り越えた試練だったのか……でも、これは僕の冒険とこの世界での生活が本格的に始まった序章でしかなく、むしろそこからは多くの試練が待っているだろう」


ヒロキはそう感心していた。


その後、ティタノボアを解体して、ティタノボアの肉を手に入れたヒロキは、事前にクラフトしておいた釣り竿を取り出して、アローラに見守られながら釣りをしていました。

そしてその後に釣った魚を持ち帰り、そして拠点である洞穴までの間、再びアローラに乗って、暗くなる前に拠点へと帰って行きました。


ちなみに……


「ティタノボアって、飼い慣らすことができないのか……」


そう、ヒロキは図鑑に記録されたティタノボアを見て、中には飼い慣すことができない生き物がいることを知ったのでした。

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