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僕が転生したら、その異世界はめっちゃ古代ファンタジーな世界だった!?  作者: 竜王神龍
第一章:砂漠にある王国への危険な長旅編
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第十九話:プロコプトドンとの出会い

翌日、気を取り直して旅を再開したヒロキ達は、サバンナを歩きながら王国のある砂漠へ目指していた。

旅の途中、様々な生き物を目にし、壮大なるサバンナの自然を楽しんだ。

その途中、猛獣に襲われてはヒロキ達が返り討ちにし、倒してしまった猛獣はそのままガーデン達の餌となった。

しかし、中にはティラノサウルスなどの大型の肉食恐竜が襲ってきた時は必死で逃げた。

そして夕方になると、安全な場所でテントと焚き火を設置して、夕食を食べた後、就寝した。


次の日の朝、誰よりもカツキが早く起きた。


「眠いわ……でもこうやって早起きするのも悪くないかも?」


そう呟いた。

どうやらスミレはまだ寝ているようです。


「……せっかくだから何かを取りに行こうかしら?」


カツキは周囲を見渡して、食べれそうな植物を探した。


「それにしても、この世界での食べれる植物……そのほとんどは野菜や果物だけど、それらはほぼ全部、生前で見たことがある何かしらの品種が多いですね。

例えは、ジャガイモでしたら、シャドークイーン、ノーザンルビー、男爵芋の3種類がありますから、飽きることがありませんね」


そう呟きながら次々と集めていたその時…


ボゴッ!!!


「!?」


地面から二本の角を持つネズミのような生き物が姿を現した。


「つ、角が生えたネズミ!?」


カツキが思わず声を出してしまい、そのネズミもビックリしてすぐに地面へ潜っていきました。


「い、今のって……」


気になって、魔法の書の図鑑を見て調べてみることにした。

既に記録されていたのだが、どうやら「エピガウルス」という漸新世から更新世にかけて、約3000万年~200万年前に生息し絶滅した草食性の齧歯類ミラガウルス科の属で、属名としてはケラトガウルスが正しく、角を持った唯一の齧歯類として知られていたそうです。


「てっきりまさかの空想上の動物かと思ってましたが……あの子も大昔にいたネズミってことですかね?」


するとそこへ、ヒロキがやってきた。


「おはよう、こんなところにいてたんだね」

「ヒロキ君おはよう!

ショウブ君は?」

「まだ寝てるよ!

それより一人で集めてたの?」

「はい!

今日の朝ごはんを含めて、次の旅に備えての食糧を集めていたんです!

お肉とかはまだあるかなと思いまして……」

「それなんだけど、昨日で全部ガーデン達が食べてしまったよ!

ゴルゴノプスとシンバクブワとの戦いでだいぶ消費したみたいだからそれを補給するために全部食べてしまったよ!

僕達が昨日食べた分も含めてね!」

「そ、そうでしたね!

では、どうしますか?」

「んなこと言われても……」


するとヒロキは何かを思い出したのか、魔法の書にある収納から釣り竿と餌を取り出した。


「そういえば、僕には魚を釣るためのコイツらがあるんだった!

この近くに川もあるみたいだから、これで釣ってくるよ!!」

「だ、大丈夫なんですか?

前みたいにワニとかそういうのっているかもしれませんよ!!」

「その時は僕が戦うよ!」


そういってヒロキはそのまま釣りをしに川へ行った。

しかし、川には別の種類のワニの群れがいた。


(コイツらは確か、カプロスクスとかいう白亜紀後期のアフリカに生息していた古代ワニの一種だったかな?

でもサルコスクスとデイノスクスと比べると小さく見えるかな?

まぁ、コイツらにバレないように釣ろう)


ヒロキは結構離れた場所から釣りを始めた。

そしてその同時にショウブも起きた。


「ったく、あのヤロー……俺を起こせよ。

まぁ、俺が遅く起きてしまったのがいけねーんだけどよぉ……」


ブツブツ言いながら、ショウブはテントから出た。


「ってか、アイツらは?」


そこでヒロキとカツキがいないことに気づいた。

そしてそこでガーデン達も起き出した。


「ガルルルルッ!」

「クワーッ!」

「ガアァオォッ!」

「ガアァオォッ!」

「グウゥアァッ!」

「よぉ、やっと起きたみてーだな?」


ショウブはそう言って、安心した顔をしながら、近くの水辺に行って、顔を洗い出した。

するとそこへ、ヒロキとカツキが帰ってきた。


「おはようございます!」

「おう、ってかどこに行ってたんだ?」

「今日の朝食の分を含めた食糧をゲットしてきたところだよ!」

「ほう?

なんか仕留めてきたんか?」

「うん、牛ほどの大きさを持つ超大型ネズミのフォベロミスに体の大きさが小さなカバくらいの大きさがあった史上最大のネズミの仲間のユーメガミス、そしてマクラウケニアに僕に襲ってきたユタラプトルとキアノサウルスを仕留めてきたよ!」

「そ、そうか……」


とりあえずみんなで朝食を食べ、砂漠にある王国へ目指すための旅の準備をした。


「アレからもう半月経過しているかな?」

「そんなに経過しているんですか!?」

「あぁ?

半月ってテメーらが出発した日からってことか?」

「うん、そうだね!」

「フーン……ってかマジでアイツら大丈夫か?」

「まぁ、大丈夫だよ!」


ヒロキの言う通り、アローラ達は大丈夫で、ガッツリと寝ていた。


「……」

「……」

「……」

「……」

「……」


しかし、拠点の周囲には他の猛獣や他の肉食恐竜の骨が転がっており、それらはおそらくタンポポとクローバー、そしてネザーに食べられた跡と思われる。

そのため、他の生き物達は警戒して、拠点に近付かなくなっていた。


「……」

「……」

「……」

「……」


ディノピテクスの群れも木陰から隠れて様子を見ており、それからしばらくして、その場から去った。

きっとディノピテクスも下手に近づくと同じ運命になると察したからだろう……ティタノボアも最初はドードーの畜舎へ近づこうとしたけど、ゴードンの姿を見て、諦めてその場から逃げるように去っていた。


「……なるほどな。

週に一回だけテメーらの友達のエルフ族が来て、様子を見に来てくれんのかよ!?

その友達のエルフ族に是非とも会ってみてーなぁ!?」

「帰ってきたら、その時に僕が案内してあげるよ!」

「それより、この旅を終えて、これからどうするのですか?」

「決まってんだろ?

俺もテメーらの拠点に住むことにしたんだよ。

なんせ俺には拠点と呼べるような場所はねーからさ……」

「そうだったんですね……」


それからずっとサバンナを歩き続けた。

その時、目の前に巨大なカンガルーが出てきた。


ピョンッ!!


「で、デケーカンガルーじゃねーか!?」

「動物園で見たカンガルーよりめちゃくちゃ大きいです!!」

「あ、アレは確か、プロコプトドン!!」

「あぁ?

なんだそれ?」

「新生代のオーストラリア大陸に生息していた絶滅したカンガルーの一種で、発見された中で史上最大級のカンガルーとされているんだ」


すると、その最大級の絶滅したカンガルーことプロコプトドンはヒロキ達を興味深そうに見つめた。


「……」

「ガーデン達を見てもビビらねーとは……いい度胸してんな?」

「普通ならガーデン達を見たら逃げ出すのですが……」

「と、とりあえず調べてみるよ!」

「何が?」


ヒロキは魔法の書を取り出して、記録された図鑑に載ってるプロコプトドンについて調べてみた。

するとそこには、金時人参で飼い慣らすことができると書かれていた。


「金時人参……」

「も、もしかしてあの赤い人参のことでしょうか?」


カツキは魔法の書にある収納から赤い人参を取り出した。

するとそれを見たプロコプトドンがその赤い人参欲しさにカツキに近づいた。


「な、何!?」

「ほう?

それがその金時人参って奴か?」

「そうみたいだね……カツキ、せっかくだから飼い慣らして!

この子なら君を助けてくれるはず!」

「い、いいんですか?」

「あぁ、さっさとやれ!!

危険生物が来る前によぉ!!」

「は、はい!」


カツキはすぐに赤い人参こと金時人参を与えました。

すると、ツキの前に“プロコプトドンが仲間になりたそうにこちらを見つめている”という表示が現れ、その下には“仲間にしますか?”があり、その下には“YES”か“NO”のどちらかが出た。


「それは勿論!」


ポチッ!


すると、“プロコプトドンはあなたに飼い慣らされ、あなたの仲間になりました!”と表示された。


「よし!!

後は名前をつけるだけだな!!」

「どんな名前にするの?」

「そうですね……ムラサキケマンにします!!」

「むらさきけまん?

なんだそれ?」

「多分、花の名前だと思うよ」

「フーン……そういやスミレも花の名前だっけ?」

「はい!

私は花が好きなので、花や強い植物にちなんで名付けていることが多いです!」

「そ、そうか……」

「まぁ、これはこれでいいかな?

しかも魔法の書の図鑑にあるプロコプトドンをよく見たら、専用のサドルさえあれば、乗れるみたいだし!」

「サドルか……そういや俺、余ってる奴持ってるわ!」

「えっ?」

「カツキ、乗りてーなら、俺が持ってる余ったサドルを使いな!」

「いいんですか!?

ありがとうございます!!」

「フッ!」

「サドルってもしかして……」

「あぁ、ルビーとサファイアとダイヤのために作ったんだよ。

なんせ、サドルをつけさせることで、いつでも乗れるようになるからよぉ!」


カツキによって、プロコプトドンことムラサキケマンを仲間にして、ショウブからサドルをもらい、ムラサキケマンにそのサドルをつけさせて、今はカツキが騎乗し、しかもムラサキケマンのポケットにスミレがいつの間にか潜っていた。


「アッタカーイ!」

「フッ……」

「まぁでも、新たな仲間ができてよかったよ!」

「だな!」


しかし、サバンナでとんでもない展開へ発展することをヒロキ達はまだ知らないのでした。

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