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僕が転生したら、その異世界はめっちゃ古代ファンタジーな世界だった!?  作者: 竜王神龍
序章:初めてのサバイバル生活編
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第一話:拠点

閻魔大王から魔法の書を受け取ったヒロキは改めてステータスのところにある自分のステータスを見た。


「名前はヒロキで、漢字ではなくカタカナ表記……レベル1に体力もスタミナも攻撃力も守備力も……全部100だった……まぁ、僕は病気のせいでずっと車椅子生活だったから仕方ないか……ん?

飼い慣らした生物数?

…ってことはつまり、この世界の生き物を飼い慣らすことができるってことかな?」


そう思ったヒロキは最初に記録されたブラキオサウルスのページを見てみた。


「何々……ブラキオサウルスは好物であるジャイアントハイランドバナナで餌付けすると飼い慣らせる?

ヘェーーッ……すごいね。

これで飼い慣らせるかどうかもわかるのか……というかジャイアントハイランドバナナって存在するんだね。

聞いたことのないバナナだけど、ブラキオサウルスが食べれるくらい相当な大きさのバナナだろうね……」


すると、ふと何かを思い出したかのようにすぐに空を眺めた。


「……見た感じ、後少しで夕方になりそうだ。

でも……何をすればいいんだ?」


そう思ったヒロキは、魔法の書にあるチュートリアルを見た。

そこには基本的な素材の採取法や拠点となる家の作り方、戦い方、飼い慣らし方などが載っていた。


「……よし、まずは木材を集めながら拠点を探そう!

できれば、危険な生き物がいなくて綺麗な水がある場所があればいいかな?

でもその前に、素材集めに必要な斧とツルハシが必要だね!」


ヒロキは斧とツルハシを作り、その斧とツルハシでジャングルで木材などの家の建築に必要な素材を集めながら拠点となる場所を探していました。

勿論、食べれるものがあれば、それを回収していった。

なお、素材などは魔法の書にある“収納”へと収納され、取り出す時はそこから取り出して使うことができるそうです。

ただし、無限に収納できるわけではなく、限度が設定されており、それはステータスに含まれている“重量”によって決められています。

今のヒロキはその重量も100という設定になっているため、重量が100まで魔法の書に収納することができるという仕組みで、限度を超えてしまうと動きが遅くなったり、重たすぎてその場から動けなかなることがあるため、万が一にも危険な生き物に遭遇してもいいようにしなければならないのです。


「……よし、これでもう充分かな?

これ以上はもう入らないし……後は拠点に適した場所を見つけること!

もうそろそろ夕方になるから、急いで見つけないと!」


ヒロキはそう言いながら、何があってもいいように警戒しながら探しました。


(さっきブラキオサウルスに遭遇したんだから、ティラノサウルスなどの肉食恐竜だっているはず……なるべく誰にも襲われない安全な場所がいいな!

まぁ、後は水の確保ができれば……)


ヒロキはそう考えていた。

そんな時に、小さな洞窟のような場所を目にしました。


「アレは…洞窟?」


洞窟にはかなり危険な生き物がいると思っているヒロキは、警戒しながらゆっくりとその洞窟へ入った。

しかし、洞窟だと思っていたものは、正確には洞窟ではなく、学校の教室と同じ大きさであるただの洞穴で、奥の方には湧き水がある程度だった。

そこから出た水は、近くにある小さな川に繋がっていたのでした。


「……ちょうどいい。

喉が渇いた……ここの水なら大丈夫なはずだ」


そう言って、試しに飲んでみることにした。


ゴクッゴクッ……


「……これはいける!

綺麗な水で、ちゃんと飲める水!

決めた…ここにしょう!」


飲める水だと判断したヒロキは、この洞穴を拠点にすることにして、そのための拠点作りが始まりました。

まずは小さな川へ繋いで、そこから湧き水がその川へ流せるようにするための水路を作るべく、ツルハシで掘りました。

次は誰もが入れないようにするべく、洞穴を塞ぐかのように木材で壁を設置して、真ん中にはドアを取り付けました。

そして壁の一部を開けて、そこに光を通すための窓を設置しました。

次に、湧き水が出る場所と真ん中一つ分以外は竹を加工して作った竹の床板を設置したのです。


「魔法の書ってすごい……収納という項目だけでなんでもできるんだね」


そう、収納にはもう一つの役割があった。

それは、魔法の書に収納されている素材で壁などの建築物や斧やツルハシなどの道具などをクラフトして作ることができるのです。

そうこうしているうちに自然と経験値が溜まって、いつの間にかヒロキのステータスはレベル2となり、それぞれが10ずつ上がった。


「……ん?

もしかして僕はたった今、レベルが上がった?」


試しに魔法の書にあるステータスを確認すると、レベル1からレベル2へと上書きされ、そして体力などは全て10追加されていた。


「すごい……レベルが2へ上がって、ステータスもそれぞれ10ずつ追加されて、体力とかも全部110になっている……きっと僕は素材集めやクラフト、そして建築で経験値が増えたみたいだ!」


後は2箇所に木の棒を建てて、そこにハンモックをその棒にくくりつけ、その次に夜でも明るくするために真ん中だけ空けておいたところに焚き火を設置し、その次は洞穴の近くにトイレと洞穴を大きく囲う柵を設置しました。

これは畑を作るためにスペースをあえて広くしたからです。


「……これでいいかな?」


こうして、ヒロキの拠点が完成した。


「……僕は今日からここで暮らすってわけか……しかし、もう暗くなってしまったなぁ……もう寝るか」


そう言って、ハンモックで寝ました。


次の日、畑を作るための鍬を作って、それで畑を耕しました。


ザクッザクッザクッザクッ!


「畝は作れるけど、チュートリアルでは確か、肥料を入れないと畑として機能しないって書いてあったなぁ……その肥料の材料として、生き物の糞と骨で作るって書いてあったけど、正直言って糞は触りたくない!

でも、糞で作った肥料がないまま植えたら水をやっても成長しないし、むしろ枯れてしまうからなぁ」


困り顔をしながらなんとか畑を耕し終えた。

ところが、畑を耕し終えた所で、何かの物音に気づいた。


ドサッ!


「ん?」


後ろを振り返ると、そこにはアリクイがいた。

どうやら木から滑り落ちてしまったようです。


「だ、大丈夫?」


ヒロキはそのアリクイに近づこうとした。

するとヒロキに気づいたアリクイは仁王立ちしてヒロキを睨んだ。


「こ、これって威嚇のつもりかな?

でも、僕達人間には通用しないし、むしろそれが可愛いしね……でも待てよ?

この子ってアリクイかな?」


そう思ったヒロキは魔法の書を取り出して、図鑑を確認した。

どうやらブラキオサウルスの隣に新たに既に記録されていた。


「えっと……ネオタマンドゥア?

ブラキオサウルスは確か約1億5,400万から約1億5,300万年前の中生代ジュラ紀後期から白亜紀前期までにいた草食恐竜とは書いてあるけど、このネオタマンドゥアというのは、中新世から鮮新世に南アメリカに生息していた絶滅したアリクイの一種って書いてあるね。

なるほど……でも確かに僕が知っているアリクイにしてはデカすぎるね。

後は……虫のスープで餌付けすることで飼い慣らせる?

……そういえば畑を耕している時に土の中から虫がいっぱい出たんだったね。

その虫は……」


ヒロキは畑から出てきた虫を探した。

耕している途中で出た虫のほとんどは柵から外へ追い出すように捨てていたため、柵に設置してある扉を開けて、捨ててある虫を探した。


「いたいた……これらの虫を集めて……ってか、どうやってスープを作るの?」


魔法の書を取り出し、チュートリアルのところを確認すると、スープなどの料理を作るには、調理鍋が必要と書いてあり、調理鍋には鉄で作られた鍋が使われると書いてありました。


「調理鍋か……その調理鍋に使う鍋を作るには鉄が必要って書いてある。

鉄は……ん!?

待てよ……確か洞穴に……」


拠点として使っている洞穴を調べてみると、どうやら鉄の鉱脈があったのです。

そこにツルハシで掘ってみると、鉄の塊が手に入った。


「これが鉄か……なら、ここにある鉄の鉱脈を全部掘ってみるか!」


そして鉄の鉱脈がある部分だけを掘って、ある程度の数の鉄の塊を手に入れた。

そして鉄の塊をクラフトして、鍋を作って、その鍋を使って、調理鍋を作った。


「なんとか完成させた!

でも虫のスープってどうやって作れば良いんだ?」


そう思ったヒロキは魔法の書を取り出して、料理のレシピを探した。

すると、魔法の書にはいつの間にか新たな項目として“料理のレシピ”が新たに追加されていた。


「アレ!?

チュートリアル、ステータス、試練、図鑑、収納しかなかったのに、既に料理のレシピがある!?」


どうやらこの魔法の書には、ある条件を満たすと新たな項目が解除されて追加されるようです。

そして料理のレシピには様々なレシピが載せられており、その中から虫のスープの作り方が載っていた。


「何々……虫のスープには害虫が寄ってこない防虫の効果があって、調理鍋には水と虫、そして薬草で煮詰める……そういえば昨日の素材集めの時に薬草があったな!

何かに使えるかもなと思って……」


レシピ通りに水、拾った虫、そして薬草を調理鍋に入れて料理をしてみた。

すると本当に虫のスープが手に入った。


「す、すごい……簡単に作れちゃった。

これをあの子にあげたら良いのかな?

なんかお腹も空いているみたいだったし」


ネオタマンドゥアの方を見つめると、ネオタマンドゥアのお腹から音が鳴り、前足でお腹を抑えて、まるでお腹が空いたような表情をしていた。


グウゥ〜ウゥ〜ッ!


「お腹が空いたのか?

僕が作った虫のスープがあるけど……どう?」


そう言って、ヒロキは木の器に虫のスープを入れて、それをネオタマンドゥアに見せた。

すると、匂いを嗅いで、試しに舌を伸ばして味見をした。


ペロッ!


「……」


すると、今度は無我夢中に虫のスープを舌でなめるように飲んでいたのです。


ペロペロペロペロッ!


「美味しかったのかな?」


ネオタマンドゥアは満足な表情をしながら虫のスープを食べ、そしてとうとう完食してしまいました。


ペロッ!


「気に入ってくれた?」

「ヴオーッ!」


ネオタマンドゥアは満足な表情をしてそう鳴き声をあげた。

すると、ヒロキの目の前に“ネオタマンドゥアが仲間になりたそうにこちらを見つめている”という表示が現れ、その下には“仲間にしますか?”があり、その下には“YES”か“NO”のどちらかが出た。


「こ、これで飼い慣らせるってことかな?」


ヒロキは思わず“YES”の方をクリックした。


ポチッ!


すると、“ネオタマンドゥアはあなたに飼い慣らされ、あなたの仲間になりました!”と表示された。


「ということは……これで君は僕の仲間ってこと!?」

「ヴォッ!」

「じゃ、じゃあ……これからもよろしくね!

後は名前……そうだなぁ……そうだ!

アローラにしょう!

君は今日からアローラだよ!

改めてよろしくねアローラ!」

「ヴォッ!」


こうして、“アローラ”と名付けられたネオタマンドゥアはヒロキに飼い慣らされたことで正式に彼の仲間になりました。

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