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僕が転生したら、その異世界はめっちゃ古代ファンタジーな世界だった!?  作者: 竜王神龍
第一章:砂漠にある王国への危険な長旅編
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第十六話:縄張り争いによる眠れない夜

余ったディファロサウルスの肉を塩漬けにして保存した後、寝る準備をして、みんなで寝ることになった。


「僕とカツキの二人で!?」

「ショウブ君は外でなられるのですか!?」

「あぁ、なんか嫌な気配を感じたのでなぁ……念のためだ。

俺が見張りをしているから、テメーらは仲良く寝てやがれ」

「わ、私……一緒に寝るのは恥ずかしいです……」

「ぼ、僕も……」

「テメーら、一緒に暮らしているのにまだ恥ずかしがってんのか?

どうせテメーらはどのみち夫婦になるから、夫婦になった時の練習だと思って、一緒に寝ればいいだろうがよぉ?」

「えっ!?

僕達のことをそう思ってたの!?」

「いいからさっさと寝な!」


ヒロキとカツキの二人はテントの中で寝て、ショウブはガーデンとスミレとルビーとサファイアとダイヤと一緒に外で寝ることになった。


「だ、大丈夫?」

「せ、狭いです……」

「でしょうね!?

なら、僕が端っこの方に……」

「そんなことをしても変わらないと思います!」

「だ、だよねぇ……」


ヒロキとカツキは、お互いに恥ずかしながら、一緒に眠った。

それから程なくして、ちょうど一時間が経過した頃、一匹の巨大な虫がやってきた。


トタタタタタタタッ!


「ん?」


ショウブは目を覚まし、その巨大な虫をみた。


「あぁ?

なんかデケーヤスデみてーのがいんな?」

「……」


その虫はどうやら別に襲ってくる気配はないようです。


「……」


トタタタタタタタッ!


ショウブを無視して、どこかへ行った。


「なんだアレ?

……とりあえず、魔法の書の図鑑を開いて、名前だけ確認しておくか?

後でヒロキに聞いてみるがなぁ……知ってるかどうかは知らんけど!」


魔法の書の図鑑には既に新たに記録されており、その正体は約3億年前の石炭紀とペルム紀に生息していた巨大なヤスデの一種で、巨大節足動物として有名な古生物であり、2メートルを超える種類が含まれ、一部のウミサソリと並んで史上最大級の節足動物とされる“アースロプレウラ”であることがわかった。


「みた感じ、俺らを見て襲ってくる気配はないだろうから、ほぼ友好的かな?」


そういって、ショウブは再び寝始めた。

しばらくして、完全に深夜になって、ほぼ全員が爆睡していた頃、向こうから何かが騒いでいた。


ウホウホッ!!


ヴォッヴォッ!!


「……あぁ?」


ショウブは眠そうな顔をしながら目が覚め、眠そうな顔をしながらゆっくりと歩いて、声がした方を覗いてみた。


「……この先に聞こえたような……ん?」


ウホウホッ!!


ヴォッヴォッ!!


「……アイツらか?

こんな時間に何をしてんだ?」


すると、背後から眠そうな顔をしたヒロキがやってきた。


「何事なんだ?」

「悪りぃ、起こしてすまなかったな」

「いや、さっきの鳴き声で目が覚めちゃって……」

「ちなみにカツキは?」

「爆睡したまんまだよ」

「そうか……」

「後、いつの間にかガーデン達は全員爆睡していたよ」

「まぁ、長旅で疲れたのだろうなぁ……とりあえず俺らで様子でも見に行くぞ」

「うん!」


ヒロキとショウブはこっそり見に行くと、そこには一頭の巨大な類人猿と何体かのゴリラに似た類人猿達の群れが睨み合っていた。


「グルルルッ!!」

「グルルルッ!!」

「グルルルッ!!」


そのゴリラに似た類人猿達の群れはどう考えてもゴリラっぽい姿をしており、それに対して睨み合っている巨大類人猿は、超巨大なオランウータンそのものでした。


「なんだあのデケーゴリラどもは?」

「あのオランウータンの方なら知ってる!」

「なんだよそれ?」

「ギガントピテクスっと言ってね……史上最大のヒト上科動物で、史上最大の霊長類であり、中新世後期から更新世後期の当時の中国やインド、ベトナムの森林に生息しており、現在の多くの近縁種と同様に植物食又はその傾向が強い雑食性で、竹や果実等を食べていたと言われているんだ。

まぁ、本で得た情報だけど……でもあのゴリラは確か、どこかで見たことがあるような……」

「まぁいい……とりあえず様子だけでも見るぞ!」


というわけで、二人は様子を見た。

すると、背後からスミレがやってきた。

どうやらスミレも目が覚めたようです。


「スミレ?」

「クゥッ!」

「起こしてしまったな……テメー、静かにできるか?」


そういうと、スミレは頷いた。


すると、互いに動き始めた。


「ホッホッホッホッ!!」

「ホッホッホッホッ!!」

「ホッホッホッホッ!!」

「ホッホッホッホッ!!」

「ホッホッホッホッ!!」

「ホッホッホッホッ!!」

「ヴゥーーオォッ!!!

ヴゥーーオォッ!!!

ヴゥーーオォッ!!!

ヴゥーーオォッ!!!」


なんと、お互いに取っ組み合いが始まった。


ドガッ!!!


ボガッ!!!


ドガッ!!!


ボガッ!!!


ドガッ!!!


ボガッ!!!


「チッ!

縄張り争いかよ……こんな時間に!!」

「どうすればいいんですか?」

「……本来なら、縄張り争いが起きてる時、俺らのような部外者は絶対にそこに首を突っ込んだらいけねーんだよ。

なんせ命に関わることだからよぉ!」

「ぼ、僕もあのガーデンに出会う前に縄張り争いに巻き込まれたことがあって……その時に今のガーデンに出会ったんだ」

「マジかよ……ってか、それでアイツが仲間になってたってわけか?」

「うん、そういうことになるね」

「よく仲間にできたよなぁ!

あのガンドントラとかいうクソデカい虎……俺は何回も戦ったことがあるけど、未だにアイツとだけはできるだけ戦いたくもねーんだよ」

「それより、どうすればいいんだ?」

「あぁ、そうだったな。

とりあえず、コイツらをなんとかして、やっと寝れるようにしなきゃなぁ……」

「クワッ!」


すると、ヒロキは遂にあのゴリラのことで思い出した。


「思い出した!!

確か、地元の博物館で、ゴリラの先祖とされる類人猿の化石があったね!!」

「な、なんだよ?」

「チョローラピテクスっていう名前で、中新世後期のアフリカ大陸にあるエチオピア北部に生息していた霊長目の直鼻猿亜目(狭鼻小目)のヒト科ヒト亜科ゴリラ族の類人猿で、確かゴリラの先祖と言われているんだ!」

「なるほど、どうりでなんか原始的なゴリラって感じがするなとは思ってたが、さっきのギガなんちゃらも一緒に絶滅したのか?」

「う、うん……僕達の世界では既に絶滅したことになっているけど……」

「この世界には恐竜とかドードーとかいるんだから、そりゃ絶滅種がいてもおかしくねーよなぁ……」


二人は喋りながら、頭の中ではどうやって止めさせるかを考えていた。

しかし、チョローラピテクス達の群れとギガントピテクスは未だに戦い続けた。


「ウホッ!!」

「ウホウホッ!!」

「ホッホッホッホッ!!」

「ウッホッ!!」

「ガアァッ!!」

「ウガアァーーッ!!」

「ヴゥーーオォッ!!!」


なんと、お互いに取っ組み合いが始まった。


ドガッ!!!


ボガッ!!!


ドガッ!!!


ボガッ!!!


ドガッ!!!


ボガッ!!!


「クワーッ!

クワーッ!」

「わかってるわ!

ちょっと待ってろ!

今考え中だ!

テメーは黙って待ってろ!」

「クーッ……」


すると、ヒロキはアルキの上を見てみると、そこには大きなバナナがあった。


「どうした?」

「あそこにデカいバナナが……」

「アレか?

ジャイアントハイランドバナナって奴だろ?

というか一本しかねーじゃねーか?」

「!?」

「アレだけだったら。アイツらはめっちゃ大暴れすんだろ?

なんせ動物園とかにいる猿とかほぼ食べ物が一つしかない場合は仲間同士であっても必ず取り合いとかがあるからな!

だからアレはやめておけ!」

「た、確かに……」


ヒロキが見つけたジャイアントハイランドバナナはたったの一本しかなかった。

当然、そんなものが放り込まれたらほぼ取り合いが起きて、戦いはさらに悪化することもあり、見つけてたのは、そのジャイアントハイランドバナナで一本しかなかった。

すると、そこでショウブはいいことを思いついた。


「そうだ!!

アレならいけるぜ!!」

「えっ?」

「ヒロキ、耳を貸しな!!」


ショウブはヒロキに作戦のことを話した。


「ぼ、僕は何をすればいいんだ?」

「テメーはスミレと一緒に隠れてな!

もしも巻き込まれてしまっても、絶対に戦うな!

弓やクロスボウとかが使えない物になってしまう危険性もあるしさ!」

「う、うん!」

「ハーイ!」

「フッ、いい返事をしてやがるな!

そこで待ってろ!!」


そう言った後、ショウブはそのままどこかへ行き、ヒロキとスミレは藪の中に隠れた。


「クワッ!」

「スミレ、君はじっとしているんだよ……何が起きるのか、わからないからね!」


やがて、お互いの縄張り争いはだんだんと激しくなっており、そのうちのチョローラピテクス達の群れの一頭がヒロキとスミレのところへぶっ飛ばれた。


「ウガアァ〜〜ッ!!」


ドガァッ!!


「あっぶねー!!」

「クーッ!!」

「君、大丈夫!」

「ダイジョーブ!」


すると、ぶっ飛ばされた一頭のチョローラピテクスは、ヒロキとスミレの存在に気づいた。


「……」

「!?」

「!?」


じっと見つめた後、た一頭のチョローラピテクスは群れの方へと戻っていった。

どうやらヒロキとスミレを見て、敵ではないと判断したのだろう……


「ウホッ!!」

「ウホウホッ!!」

「ホッホッホッホッ!!」

「ウッホッ!!」

「ガアァッ!!」

「ウガアァーーッ!!」

「ヴゥーーオォッ!!!」


ドガッ!!!


ボガッ!!!


ドガッ!!!


ボガッ!!!


ドガッ!!!


ボガッ!!!


取っ組み合いから殴り合いへと発展していき、中には自分の糞を投げ出して攻撃するチョローラピテクスもいて、ギガントピテクスもその仕返しに自分の糞を投げた。


ポイッ!


ポイッ!


ポイッ!


ポイッ!


「ディノピテクスと同様に糞を投げ出したよ……やっぱり本能的に投げるものだろうか?」


ヒロキは、生前に家族と一緒に見にいった動物園を思い出した。

生前、ヒロキは病院で不治の病にかかっていることが発覚して、それが原因で車椅子を送っていた時、両親がヒロキを元気付けさせるために動物園に訪れた時、チンパンジーが遊び感覚で糞を投げていたのを見たのでした。


「お父さん、あのチンパンジーはなんであの臭い奴を投げるの?」

「わからないなぁ……でも見た感じ、遊び感覚で投げているのかもなぁ」

「遊び?」

「動物園にいる動物達って、実はとても暇な思いをしている時があるの。

特にお猿さん達は、その暇つぶしに自分のそれを投げて、私達の反応を見て楽しんでいるんだってね!」

「お母さん、そうなの?」


その時の両親との会話も一緒に思い出していた。


「……あの時はそんな風に言ってたけど、今は違うね。

アレは遊びではなく、武器のような感覚で、まるで臭い爆弾を投げるような感じになっているよ!」

「?」

「ご、ごめん!

今のは僕の過去話だから気にしないで!」


その時……


ブチャッ!!!


「!?」


顔面に糞が直接当たってしまった。


「くっさ!!!!

誰だ投げたのは!!!!」


思わずそう発狂して、近くにあった川に思わず頭ごと突っ込んだ。


ブクブクッ!!


「クワッ!」


すると、その発狂に気づいたのか、ギガントピテクスがヒロキとスミレの方に威嚇しながらよってきた。


「グルルルッ!!!」


するとスミレは、翼を広げて、ヒロキを守る姿勢に入った。


バサッ!


「?」


その時……


「ガアァオォーーーーッ!!!!」

「!?」

「!?」

「!?」

「!?」


スミレはなんと、肉食恐竜を思わせるような大声を出した。


「ガアァオォーーーーッ!!!!」

「ウホウホッ!!」

「ウホウホッ!!」


チョローラピテクス達の群れとギガントピテクスは近くに肉食恐竜がいると勘違いしたのか、慌てて逃げ出した。

そこへ、眠そうにしているダイヤに乗ってきたショウブは唖然とした。


「何が起きたんだ?

ってか、さっきのアロサウルスのような鳴き声はなんだ?」


すると、ショウブに気付いたのか、スミレがやってきた。


バサバサッ!


「あぁ?」

「クワーッ!」

「なんだ?」


スミレはさっきと同じように肉食恐竜のような大声を上げた。


「ガアァオォーーーーッ!!!!」


それを聞いたショウブはニヤリと笑った。


「そういうことか……テメー、やるじゃねーか!」


すると、髪の毛が濡れたヒロキがやってきた。


「テメー、どうしたんだ?」

「顔面に糞が当たった」

「マジか!?」

「うん、僕達のところにギガントピテクスが近いてきたんだ。

そしたらスミレが突然と大声を上げたんだ」

「……なるほど、それでか」

「どうやらスミレは君のルビーとサファイアの鳴き声を覚えてしまったみたいだよ」

「いや、マジですげーな!?」

「うん、僕もそう思っているよ」


「……」

「早く寝たいってか?

仕方ねーなぁ……一件落着だし、とりあえず帰るとするか!」

「うん、そうだね!」


ヒロキ、ショウブ、スミレ、ダイヤはテントの方へと帰っていった。

しかし、帰ってきた時には既に朝になっており、そこには一人で朝食を食べていたカツキがいた。


「やっと帰ってきたみたいですね!

どこに行ってたんですか!?」

「そ、それがよぉ……」


二人はカツキに深夜で起きたことを話した。


「そんなことがあったんですねぇ……どうりで向こうからアロサウルスに似た恐竜の声が聞こえてきたと思ったら、スミレの仕業だったんですね」

「……」

「フフッ、ルビーとサファイアの影響で覚えたのかな?

でも、私達が寝ている時はダメですよ!

……わかりましたか?」

「ハーイ!」


その後はテントと焚き火を片付けた後、再び旅に出たのでした。

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