表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

15/30

クリスマスイブの夜、恋を知らないアラサーOLと失恋男子高校生は二人で手を繋ぐ

 今回は完全にボツネタです。とんでもなく中途半端なところで終わります。

 あらすじなどはありません。

 クリスマスイブの街には、あちらこちらでイルミネーションがキラキラと輝いている。

 そんな中を手を繋ぎながら歩く恋人たちの姿をぼんやりと眺めながら、深雪みゆきはため息を吐いていた。


 二十九歳独身。

 有名でも何でもない某大学を卒業し、そのまま適当なブラック企業に就職。恋愛などと全く縁のない乾いた日々を送るしがないOLだ。


 こうして自分の状況を改めて振り返ると泣けてくる。

 自分だってあのカップルたちのような甘い恋の一つでもしてみたかった。クリスマスイブくらい遊べる自由な生活をしたかった。


 なのに実際は、彼氏のいないボッチ女で、夜の十一時過ぎまで働かされた挙句、今にも倒れそうなほどふらふらになりながら一人暮らしのアパートに帰るだけだ。

 深雪の人生にキラキラしたものなど一切なかった。どうして神様はこう不公平なのだろうか。


「……最悪」


 輝く街とは対照的に暗く澱んだ心持ちになり、帰る気にもなれなかった。

 近くに公園があるからそのベンチにでも座って夜を明かそう。どうせまた明日の早くから仕事なのだ、家に帰ったところで大して長いことは眠れない。


 ふとした、というかやけくそ気味になった末の思いつきだ。

 深夜なのに眩しい大通りを離れ、脇の小道を行く。その道中でさらに三組ほどのカップルとすれ違った。


 皆が満たされたような楽しい笑顔をしている中、ますます自分が惨めになって、公園に逃げ込んだ。

 ここならもう誰にも邪魔されることはない。そう思っていたのに……。


「――っ」


 公園のベンチの上、深雪が夜を明かそうと決めていたまさにその場所にいた先客を見て、あからさまに嫌な顔をしてしまった。

 それに気づいたのだろう、先客――俯いてスマートフォンを眺めていた少年が顔を上げる。


 その瞬間に見事に視線がぶつかってしまい、深雪は引き返すことができなくなる。

 ああ、面倒なことになったなぁと、そんな風に思った。


 そのまま無言で隣に腰掛けようとも思ったが、一度目が合った以上そんなことできるはずもなく。


「隣座って、いい?」


「……どうぞ」

※追記:

最後まで書いてみました。こちら↓です。


https://ncode.syosetu.com/n5756hz/

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 続きが読みたいです( *´艸`)
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ