折れやすい心の僕で良いなら
きらびやかな
街の明かりが強すぎるせいで
孤独の影が
より色を濃くしていく
冷たい風に寄り添い合う二人を尻目に
一人で肩をすぼめて早足で歩いて
上手くやれた記憶なんてなくて
いつも疎外感ばかり感じて
生きづらさ
息苦しさしか
記憶に残っていない
そんな一日の終わりに
遠く離れた空の下
僕と同じように
歯を食い縛りながら
今日一日を耐えきった
そんな
あなたを思う
今日も頑張った
今日も耐えきった
互いの頑張りが
互いの支えになる
僕なんかじゃ
支えには
到底足りないかもしれないけれど
それでも
共に居てくれるなら
折れやすい心の僕で良いなら
折れやすい心の僕で良いなら
側に居るから
折れた心の破片で
どん詰まりだとしか考えられなかった
暗闇を切り裂いてみせるから
だから行こう
このままで行こう
僕らはこのままで
どこまでも
進んでいく道の先が
いつか交わること
期待をしたりもしながら




