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✒ 巨漢公爵のダイエット 6 / 痩せない謎……


 だ幼子だったリィグレーシェド様が、呪術士のに呪いを掛けられないといけない理由が私には分かりません。

 幼い子供が呪術士のから呪いを掛けられる程の怨恨を買うとは思えないんですよね……。

 神童とか呼ばれていての貴族の子供よりも優れていたのなら、ほかの貴族の親が呪術士のに依頼をしてリィグレーシェド様を呪わせた──という線も無くはないとは思いますけど……。


 単純に当時のリィグレーシェド様の御両親へ対して強い怨恨をいだいていた貴族の誰かや、リィグレーシェド様の御両親の存在を邪魔だと思っていた貴族の誰かが内密に呪術士のを雇い、フォンオスコ公爵の大事な跡継ぎであるリィグレーシェド様を呪わせた──という線も無きにしも有らずかも知れません。

 ませた貴族の御令息や御令嬢がリィグレーシェド様へ一方的に嫉妬をして、独断で呪術士のに呪わせた──とう線もあるかも知れません。

 呪いを掛けられた原因を疑ったらキリがありません。


 私は刑事や探偵ではないので、必要以上に首を突っ込む気はありませんけど、幼い子供だったリィグレーシェド様を呪わせた真犯人の動機は気になります。

 御両親……特に元フォンオスコ公爵様だったお義父様の交友関係や人間関係,ほかの貴族との関係性などを細かく詳細に調べなおす必要があるかも知れません。

 元フォンオスコ公爵夫人の交友関係や人間関係も洗いなおす必要が有るかも知れませんし、フォンオスコ公爵やフォンオスコ公爵領地に対する怨恨や八つ当たり,()()(),嫉妬などかも知れません。

 前世が刑事や探偵ならば、もっといろ(いろ)と捜査や調査をすべき事を思い付くと思いますけど、裕福とは言えない一般家庭で育った私には、これ以上は思い付きません……。


 どんなやからが幼い子供のリィグレーシェド様に呪いを掛けるなんて酷い事を命令したのでしょう??

 幼いリィグレーシェド様に呪いを掛け終えたあと呪術士()は、リィグレーシェド様の目の前でこくえんに全身を包まれて焼け死んだらしいですけど…………、子供の目の前で自害して絶命するなんていくらなんでもなのではないでしょうか??

 もしかしたら、呪いを掛けられたショックで自己防衛本能がはたらいて、りきを暴走させてしまい、幼いリィグレーシェド様が無意識に呪術士()を無き者にしてしまった──という線も無きにしも有らずでしょうけれどね?

 色んな方向から捜査や調査をすれば、なにか糸口が見付かるかも知れません。


 取り敢えず、私は思い付いた限りの可能性を白紙の紙に日本語で走り書きしました。

 リィグレーシェド様にも読めるシピアンドダレ大陸文字で清書したら、明日あしたの朝にでも御渡ししようと思います。

 専門家の考えではないですから、役には立てないかも知れませんけど、捜査や調査の参考にしてもらえたら──と思います。

 今更ですけど……前世で探偵小説とかを読んでおけばかったですね…。

 刑事ドラマや探偵ドラマは興味本意で見ていましたけど、内容は殆んど覚えていませんし……。


サブリエル

「 ──愛しのリグ様へ。

  貴方だけのサブリエルより──。

  こんな感じですかね? 」


 私は便箋とセットになっている封筒へ宛名と私の名前を書き終えると、便箋を折り畳んで封筒の中へ入れました。

 シーリングワックスを使って封をして──と。

 出来上がりました!

 少し……分厚いですけど……まだ(まだ)公爵夫人として至らない部分だらけの私に大事な秘密を打ち明けてくださったリィグレーシェド様なら、多少分厚くても読んでくださるかと思います。

 書くのに集中していたら25時を過ぎてしまいました。


サブリエル

「 もう寝ましょう……。

  寝坊して手紙を渡し損ねてもいやですからね 」


 私は机のあかりを消すと、ベッドの中へ入りました。

 ちなみに手紙は本のあいだに挟んで、私の枕の下へ入れました。

 誰かに読まれても困りますからね!











──*──*──*── 翌日


 モリナ(専属侍女頭)のお蔭で寝坊しないで、リィグレーシェド様と食堂で朝食を終えた私は、仕事に出掛ける為に準備しているリィグレーシェド様を玄関ホールで待っています。

 支度を済ませたリィグレーシェド様が3階から降りてます。

 夫を見送りするのは妻の役目ですから、笑顔を向けてリィグレーシェド様を迎えます。


リィグレーシェド

「 サブリエル、行ってます 」


サブリエル

「 行ってらっしゃいませ、リグ様。

  ──リグ様、宜しければ馬車での移動中に此方こちらをお読みくださいませ 」


リィグレーシェド

「 手紙──ですね 」


サブリエル

「 はい。

  昨晩、リグ様が私に打ち明けてくださった内容に対して、私なりに考察をして、見解を書いてみたのです。

  専門家ではありませんから、リグ様のお役には立てないかも知れませんけど…… 」


リィグレーシェド

がとう御座います、サブリエル。

  随分と分厚いですね。

  それだけ私の為に考えて書いてくれたのですか…(////)

  移動中に読ませて頂きます 」


サブリエル

「 はい! 」


 予想に反してリィグレーシェド様はいやな顔をなさらず、こころよく嬉しそうに私からの手紙を受け取ってくださいました。

 まぁ、人の腹の内なんて他人には分かりませんけどね。

 リィグレーシェド様も私と同様に笑顔を貼り付けて本心を隠しているかも知れませんし。

 は嬉しそうなフリをしてくれている名演技をする名役者様(リィグレーシェド様)に合わせて、お見送りさせて頂きましょう。


 リィグレーシェド様と夫婦の抱擁──軽いバグを済ませてから、馬車に乗り込み出発されたリィグレーシェド様を見送った私は、日傘を差し出してくれたモリナ(専属侍女頭)から日傘を受け取ると玄関ホールから外へ出て中庭へ向かって歩き出しました。


 食後の軽い運動ですね。

 綺麗に咲き誇っている花を見ながら中庭を散歩をするなんて、贅沢な朝時間です。

 ついでに畑や果樹園も見て回りましょうっと。

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