✒ フィールド 2 / ドキわく!冒険者登録
どうやら、私の杞憂だったみたいですわ。
腰にブラ下げている鞘から剣を抜いたレシエドは、如何にも重たそうな剣を片手で軽々と持ちながら、モンスターを斬り付けています。
えぇっ…………「 チョンボマッシーンでも使って全ステータスを弄ってますか? 」ってぐらい強いですよ!!
チートじゃないですか!?
レシエドのLVって幾つなんですか??
嫌だ……、ガチマジで恐いんですけどぉ~~~~~~!!!!
サブリエル
「 ニティ!
リグ様──じゃなくてレシエドったら、あんな大きなモンスターを一撃で倒しちゃいましたよ!! 」
創生王:ニテンス
「 レシエドならば余裕だの。
もう3体目も倒したしの 」
サブリエル
「 幾らなんでも、倒す速度が早過ぎませんか? 」
創生王:ニテンス
「 流石だの。
王国騎士隊で “ 鬼の副隊長 ” と恐れられておるのは伊達ではないの。
“ 瞬殺鬼士 ” の方が似合いそうだの 」
サブリエル
「 返り血すら浴びてませんわね… 」
創生王:ニテンス
「 どうやら、モンスターが仲間を呼んだの。
サリーよ、ボクから離れるでないぞ 」
サブリエル
「 離れませんわ!
じゃなくて──、何が何でも離れないから!! 」
折角レシエドがモンスターを4体も倒したのに、新たらなモンスターが5体も現れましたわ!!
レシエドは1人で6体のモンスターを相手にしないといけなくなって──、大丈夫なのかしら??
なんて、レシエドの心配している場合ではなかったですわ。
だって──、何時の間にかニテンス様と私もモンスターに取り囲まれていたんですもの!
幾ら何でもモンスターの数が多過ぎませんか?
サブリエル
「 ニティ~~ 」
創生王:ニテンス
「 泣かんで良い。
大丈夫だ。
小人が護ってくれる 」
ニテンス様は暢気に欠伸と背伸びなんかして緊張感が無さ過ぎますわ!!
狼みたいなモンスターと猿みたいなモンスターとゴリラみたいなモンスターと熊のように大きなアライグマみたいなモンスターと扇風機ぐらいの背丈の兎なのか栗鼠なのか分からない姿のモンスターとプテラノドンみたいなモンスターと蝙蝠みたいなモンスターが、順番に攻撃を仕掛けて来ます!!
ゲームの画面でしか見た事のなかったモンスターの攻撃を転生してから間近で見る事になるなんて思いもしませんでしたわ!
生 々しくて、リアル過ぎて──今にも腰が抜けそうです。
だけど、モンスターの攻撃はニテンス様と私には一切届いていません。
“ どうして ” なのかと言うと、小人達が魔法で壁を作ってモンスターの攻撃を防いでくれているからですわ!
サブリエル
「 …………凄いですわね…。
モンスターの攻撃を全て防いでくれていますわ 」
創生王:ニテンス
「 当然だの!
小人は自然を擬人化させただけだからの。
自然力を惜しみ無く使えるのだから、これぐらい朝飯前だの。
サリーとボクは、レシエドがモンスターを倒してくれる迄このままの待っとれば良い 」
サブリエル
「 ニティ──、私達を襲っているモンスターは自然界で生息している動物が突然変異した姿なのかしら? 」
創生王:ニテンス
「 十中八九そうだろうの。
{ サリーよ、レシエドが居るのだから、戦闘中にモンスターを浄化するでないぞ。
嘘がバレてしまうからの }」
サブリエル
「 ──そうでしたわね!
気を付けますわ! 」
創生王:ニテンス
「 サリーはモンスターの心配をするより、言葉遣いの心配をした方が良いの 」
サブリエル
「 あ……(////)」
私がニテンス様と話している間、レシエドが1人でモンスターを甚も簡単に倒してくれます。
攻撃魔法を放つ事はしないで、剣に魔法を纏わせてモンスターを倒しています。
サブリエル
「 ニティ、どうしてレシエドは魔法を放たないで剣に纏わせて戦っているの? 」
創生王:ニテンス
「 レシエドの武器が魔宝剣だからだの 」
サブリエル
「 魔法剣…?? 」
創生王:ニテンス
「 魔法剣ではなく魔宝剣だの。
魔宝剣には魔宝と呼ばれる特殊な宝石が埋め込まれておる。
魔宝に魔法力を込めると、敵の属性を瞬時に感知し、敵に効果抜群を与えられる魔法を剣へ纏わせてくれる優れ物だの。
魔宝剣を持っとるとは、レシエドは末恐ろしいの。
レシエドならば両目を瞑っていても1人でドラゴンも余裕で狩れるの 」
サブリエル
「 え゛っ……両目を瞑った状態でドラゴンも狩れるって──、冗談ですわよね?? 」
創生王:ニテンス
「 冗談ではない。
ボクの加護を受けておるのだから、ドラゴンぐらい倒せんと詰まらんわ 」
サブリエル
「 えぇ~~~~。
…………屋敷内で過ごしていたら絶対に知り得ないリグ様を知ってしまいましたわ… 」
創生王:ニテンス
「 サリーよ、レシエドがモンスターを全滅させたぞ。
兄上を隷属にして良かったであろう! 」
サブリエル
「 もうっ、ドヤ顔しないでくださいませ! 」
あんなに沢山居たモンスターが嘘みたいに居なくなっています。
まるで初めからモンスターなんて居なかったみたい。
小人達がレシエドが倒したモンスターの死骸やドロップアイテムを回収してくれてますわ。
リィグレーシェド
「 ──エル!
無事ですか? 」
サブリエル
「 レシエド…(////)
は、はい──、大丈夫ですわ。
私は怪我1つしてませんわ 」
リィグレーシェド
「 それは良かったです。
エルは言葉遣いに気を付けましょう 」
サブリエル
「 あ……はい(////)」
「 はははっ 」と爽やかに笑うレシエドに対して、何故だか胸がドキドキと高鳴っています。
えぇ~~~~(////)
これって……これって……もしかして──、噂の “ 吊り橋効果 ” ってヤツですか?!
私……1人でモンスターを軽々とブッ殺しやがったレシエドに、ときめいてますの?!
えっ……怖っ!!
モンスターを容赦なく虐殺しまくったレシエドにドキドキしてときめいている自分が怖いですわぁ~~~~!!!!
サブリエル
「 レシエド……あの…浄化しま──するわね?
何処も汚れていないし返り血も浴びてないけど…… 」
リィグレーシェド
「 有り難う御座います、エル(////)」
私はレシエドの全身を浄化しました。
なんか……「 恐かったですわぁ~~~~ 」とか言いながら抱き付きたいかもです(////)
リィグレーシェド
「 ニテンス,エル──、≪ ベイクオフリー ≫へ向かいましょう 」
サブリエル
「 はい!
レシエド── 」
私はレシエドの左腕に両腕を絡めて抱き付きました。
だって──、なんか──、無性に「 くっつきたい! 」って思ったんですもの(////)
創生王:ニテンス
「 サリーよ、ボクの前でレシエドとイチャつくでない! 」
サブリエル
「 ニティが居ない場所でなら良いの? 」
創生王:ニテンス
「 良い訳なかろう!!
レシエドも嬉しそうにするでないわ!! 」
プンプンと怒るニテンス様が可愛いですわ~~♥️
ニテンス様って、マスコット的なポジションが似合っているかも知れませんわね?




