✒ 平穏な日々 7 / 楽しいティータイム
ニテンス様と新生リグ様が言われるように “ 毛根死滅 ” って本当にスケールが小さいのかしらね??
ニテンス様の与える罰というのは──、領地から大自然の恩恵を途絶えさせて、領地を枯渇させてしまって、領民を飢えさせて、餓死させて、領主を困らせる事ですわよね?
それに対して私の考えた罰というのは──、私を蔑み,笑い者にして侮辱した貴族の御夫人達の毛根を死滅させる事ですわ。
ニテンス様と新生リグ様にも話しましたけど──、例え世界や時代が違っていても女性にとって “ 髪は女の命 ” である事は共通しているのではないかと私は個人的にですけど思っていますわ。
髪を切らずに長く伸びた髪に対して、大金を叩いて迄も大事に手入れをしているぐらいですもの、貴族令嬢,貴族夫人にとって髪の毛は大事な身体の一部だと思いますわ。
そんな大事にしている髪の毛が、目覚めてみたら綺麗にゴッソリと抜け落ちている現実を目の当たりにしたら、けたたましい声を上げて絶叫すると思いますし、我を忘れるぐらい驚愕させれて多大な精神的なショックを与えられると思います。
これって、すっごく「 ざまぁwwwwww。ウェwwwwwwイ~~~ 」な仕返しになると思いません??
だって、毛根が死滅したら2度と髪の毛は生えて来ないんですからね、死ぬまで一生涯、カツラを被って頭ツルツルの禿げてピカピカのテカテカになった頭皮を隠して生きないといけないんですよ?
これって、かなり嫌じゃないですか??
社交界に顔を出しては立場の弱い弱者を苛めて楽しむどころじゃ無くなると思いませんか??
大勢の貴族夫人が同じ朝を迎えて目覚めた瞬間に──大事件が起きるんですよ?
貴族界の御夫人達は同じ日に戦慄するんですよ?
新聞の何面かが【 原因不明の毛根死滅事件 】に釘付けになると思うんです。
何度も繰り返してくどいと思いますけど、歴史が動いちゃう瞬間に立ち会えると思うんですよね!!
こんな面白くて愉快痛快な展開って、そうそう訪れないと思うんですよね!!
これは “ 毛根死滅 ” はする価値あるし、必見だと思うんです!!
私は断固、譲りませんわよ!!
………………まぁ、確かに領民を飢えさせて餓死させる罰に比べたらスケールは小さいかも知れませんわね。
犠牲者は領地で暮らす大勢の領民達ではなくて、貴族夫人1人になるんですもの。
確かに些かスケールは小さいと思いますわ。
私も認めますとも。
髪の毛は生えて来ないのに、眉毛,鼻毛,脇毛,胸毛,陰毛,尻毛…等の体毛が無駄に毛深くなって、御手入れするのが大変になる──という罰も付け加えた方が良いかしら??
1番生えて欲しい場所には全く生えてくれないのに生えて来なくてもいい──生え来ると困る場所にばかり毛が生えて来る。
地味に嫌な罰だと思いますわ。
体毛の御手入れって結構大変ですし、特に女性にとっての鼻毛,陰毛,尻毛の御手入れって恥ずかしい事ですものね?
幾ら気の知れた侍女に御手入れをしてもらうといっても、私だったら恥ずかしくて耐えられそうもありません!!
ニテンス様に追加してもらいましょう!!
──と言うわけで、自室へ戻った後でニテンス様と2人きりになった時にでも、切り出してみようと思うのでした♥️
サブリエル
「 例えスケールが小さくても原因の種である本人へ大打撃を与えられるなら構いませんわ。
良い “ 見せしめ ” にもなると思いますもの 」
リィグレーシェド
「 見せしめ……ですか。
エルは優しいですね(////)」
サブリエル
「 リグ様……、私はちっとも優しくなんてありませんわ 」
リィグレーシェド
「 エルは寛大で慈悲深いと思いますよ。
領地や領民を苦しめて領主や領主夫人に後悔させ、悔い改めさせるよりも、犠牲者を領主夫人1人に絞るのですからね。
これを寛大で慈悲深いと言わずして何も言うのでしょう 」
サブリエル
「 …………悪魔の諸行ですわ 」
リィグレーシェド
「 エル……(////)」
あらあらあら、新生リグ様が困ったように笑われていますわ。
新生リグ様には “ 要らない体毛をモジャモジャさせる ” という案は伏せていた方が良さそうですね~~。
う~~ん、少しでも私の印象が良く思われたのなら、それで良しとして素直に喜ぶ事にしますわ。
私は寛大でも無ければ、慈悲深くも無い公爵婦人なんですわよ。
でも、好都合なので猫を被らせて頂きますわね♥️
サブリエル
「 話は変わりますけど、ティータイムを終えたら何をしたら良いですか? 」
リィグレーシェド
「 エルは普段、何をしているのですか? 」
サブリエル
「 えぇと…………刺繍をしたり、読書をしたり、絵を描いたり、料理のレシピを書いたり……してますわ。
晴れた日は、庭園を散歩してますわね。
あぁ……綺麗な字を書く練習もしていますわ 」
リィグレーシェド
「 字を書く練習ですか? 」
サブリエル
「 公爵婦人になりましたもの。
読み難い変な字を書くわけにはいきませんわ。
美文字…と迄は行かなくても、誰にでも分け隔てなく読める字を書けるように、毎日30分の練習は欠かしていませんわ 」
リィグレーシェド
「 熱心なのですね。
私はエルの書いてくれる手紙の文字を読み易くて綺麗だと思いますよ。
描かれている絵も可愛く思いますし 」
サブリエル
「 褒め過ぎですわ、リグ様(////)
どんなに練習をしても、リグ様の書かれる美文字には近付けませんもの(////)」
リィグレーシェド
「 有り難う御座います、エル。
( 魔法の羽ペンで書いている事は黙っておいた方が良いかな…。
私もエルを見習って文字を書く練習を始める事にしよう )
──私は忙しくて読書をする時間を取れませんけれど、エルはどのような本を読むのですか? 」
サブリエル
「 そうですわね──、主に子供向けの絵本が多いですわ 」
リィグレーシェド
「 子供向けの絵本を読むのですか? 」
サブリエル
「 子供向けの絵本って読んでみると中々奥が深くて面白いんです。
それに私は読むだけではなくて文章を書く練習も兼ねて、読書感想文を書いていますわ 」
リィグレーシェド
「 読書感想文…ですか?
エル、読書感想文とは何なのですか? 」
サブリエル
「 絵本を読み終えてから、思った事や感じた事を文章にして書くんです。
文字の練習にもなりますし、文章力を鍛える練習にもなりますわ。
私は物書きではないですし、作者が何を思い,何を考え,何を伝えたくて物語を書いたのかは分かりませんけれど、物語を読んで感じた事,思った事,考えさせられた事は何かしら有りますわ。
主人公に対して、主人公を取り巻くキャラに対して、主人公が置かれている環境や状況、主人公が成し得た事や失敗して学んだ事──、それ等に対して自分の考えや捉え方を文章にしてみるんです。
年数が経って色んな体験や経験をして、挫折を味わったり成長したりした後に同じ絵本を読むと、過去に感じた事,思った事,考えた,見方,捉え方が変わっていたりもして、再度読み直して読書感想文を書いてみるのも楽しいんです。
過去に書いた感想文と照らし合わせて読み比べてみると新しい発見や気付きもありますし、“ 別の書き方があったんじゃないか ” って次の感想文に活かせたりも出来るんです。
中々一興で楽しいですわ 」
リィグレーシェド
「 エルはエルなりに毎日を楽しんで暮らしてくれているんですね。
安心しました 」
サブリエル
「 リグ様が王国騎士隊の副隊長として王国の為に毎日、休まず働いてくださっているお蔭ですわ。
リグ様が王国の為に果たしておられるお役目に比べたら、私のしている事なんて幼い子供の遊戯に過ぎませんわ。
本来ならば公爵婦人として、すべき事も学ぶ事も山程ありますのに、私が毎日している事と言えば──。
公爵婦人としては落第生ですわ 」
リィグレーシェド
「 エル、そんな事はありませんよ。
エルは公爵婦人として何時も私の心を支えてくれています。
悲観しなくて良いんです。
エルはエルのままで、好きな事,やりたい事をしてくれて良いんです 」
サブリエル
「 リグ様……。
有り難う御座います(////)」
リィグレーシェド
「( エルには私の妻となってから十分過ぎる程のお小遣いを渡しているけれど、1度も使った形跡がない…。
金使いの粗い令嬢や夫人達とは大違いだ。
使用人達からの報告を聞いても贅沢な事は一切していないようだしな。
やはり育ちの影響なのだろうか…。
贅沢する事を知らないで育てられた所為で重度の貧乏性を患っているのか…。
エルの事が心配だな… )」
創生王:ニテンス
「 サリーよ、ボクは料理のレシピが気になるぞ!
どんな料理が食べれるのかの?
作ってはくれんか? 」
サブリエル
「 作りたくても手に入らない食材や調味料が多いから、作るのは難しいの。
期待に応えられなくて御免なさいね、ニティ… 」
創生王:ニテンス
「 食材や調味料の調達ならボクに任せるが良い!
妖精に調達させるから安心せい 」
◎ 何か面白い展開に出来ないかと思い考えた結果、「 貴族令嬢や貴族夫人の禿げにしてしまおう! 」という事になりました。
mixiの替え歌サイトへ「 ハゲの替え歌 」を投稿しているので、今回は女性に矛先を向けたみました。
リアルに実現したら笑えない事ですけど、ファンタジーですから笑える展開になるのではないでしょうか?
私みたいな幼稚で低能な人間が思い付く程度の内容なので、既に何処かの誰かが作品で書いているかも知れませんね。
日本は狭いようで広いですし、書き手( 物書き )は大勢居ますからね!!




