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後編 ゆだねて



聖グリア学園高等部2年 河口ゆず(17)/中等部3年 阿野佑希(15)


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高等部の校舎にある最近建て替えられたばかりの綺麗な化粧室。


そこに今、先輩と2人でいる。



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完全に分けられている中等部と高等部の校舎だが、高等部の校舎にある音楽室は共用だ。


お昼休憩の直前の授業、私のクラスは音楽の授業だった。


 「佑希」


中等部の校舎に戻るために廊下を歩いているとゆず先輩に呼び止められた。


私の友人はゆず先輩を見ると「先に行くね」とわかったように去っていった。


ゆず先輩は私の元にゆっくり歩いて来ると

「佑希に渡したいものがあるの」

と化粧室に私の手を引いていった。


渡されたのは高級ブランドのルージュ。

先輩は「付けてみたけど私よりも佑希の方が合いそうだからあげる」と言った。


そして私がお礼をいう隙もなく左手を私の頬に添え、私の唇にルージュをのせる。


先輩は私の顔を鏡に向けた。


 「ほら似合う」


「…ありがとうございます」


先輩は不自然に黙る。

ここまで私を連れ込んで、先輩の用事がこれだけな訳がない。


ゆず先輩は鏡に映る私に向かって得意げにこう言った。


 「…私、佑希が向こうの校舎で悪い子にしてるの知ってるんだ。」


慣れた手つきでスカートが捲られる。


先輩の手先を感じた自分の顔が鏡に映った。


 「わざと…?可愛すぎ」


先輩の指はあっという間に下着まで届き、それをおろしながら壁に向かっておさえられる。


「ぁっ、ゆずっ先輩…」

 「お昼休みだから時間あるでしょ?」


私の背中が壁につくと、先輩の指が待っていたかのようにスルスルと奥に入っていく。


「っ!はぁ…んん…」


…気持ちよすぎて、立ってられない。


「だーめ。ちゃんと、」


先輩が下に落ちていく私の肩をぐっと支えた。そして唇を塞ぐ。


 「悪い子にはお仕置き」


先輩の舌は私のそれを弄ぶように沿わせる。

私もそれに応えてしまう。


「先輩だって…。ぁあっ!」


いつもこうだ。言い訳をしようとすると一気に弱いところを責められる。


 「はい、佑希の好きなところね」

「…奥っ、ダメ」


先輩の手はクチュッと音を立てながら強く私の中をかき回した。


「んぁ…」

 「そろそろ一緒にいく?」


もぅすでに頭がぼやっとしてきた。

先輩の手が私の中で激しさを増す。


口も塞がれたままで、息をするのもままならない。



「…はぁ…はぁ…あぁっ!」



一気に力が抜けて先輩にもたれる。


先輩はチュッと私の愛液がついた自分の指を舐めた。

それから耳、首筋、最後に私の口にキスをする。


 「ごちそうさま。もう少しましな顔になったらここでようね」



そう言って私の頭を抱えてぽんぽんと撫でた。




 

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