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55 試験の答え(4)

「その情報とは?」


 アリアさんはその先を促す。その目は…若干の諦めのような雰囲気が宿っている。おそらく…俺がこれから説明する情報がアリアさんにとって『真実』であると悟っているのだろう。


 もちろん…俺は気圧されることなく頭の中から一言一句間違わずに口にする。


『キノンは道化師として活動してから表舞台を去るまで一体の人形をこよなく愛した。赤く燃えるような髪を持ち、青い瞳、整った目鼻。遠目で見てもその美しさは際立っていた』


『その人形に対し名前は明かされていない。しかしキノンは誰よりも彼女を信頼していた。その絆は誰よりも強かったとされる』


 そこまで口にして、俺は本題へと迫っていく。


「…ここまでの情報だけだと確信は持てない。でもかなり真実に迫ったものだと思うんだよ。特に…アリアさんの素性に関してはな」


「…」


 証拠はない。だが俺は間違いなくそうだと思っている。俺は彼女を前にして…その一つの可能性を告げた。


「アリアさん…あんたは人間じゃない。あんたは…」
















「道化師キノンに産み出された『人形』なんだろ?」

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