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40 達成不可能な試験(3)

「話を戻して…結論から言うとアリア様に関する情報は得られませんでした」


「そうですか…」


 ミシェルからの報告に頷くだけのアリア。本人としても情報が漏れることはないとわかっていたのか、表情は冷静そのもの。


「…ただし…『情報が得られない』…そこが問題です」


 それでもミシェルの言葉は芯が通っている。確信めいた口調でさらにその先を述べていく。


「私が調べた方法は現地調査から諜報活動、ありとあらゆる機密機関を利用しました。しかし…所詮は第三者の集めた情報。信用するには足りません。しかし…私の『スキル』だけは確実です」


「『暴露』ですか」


「はい。私のスキル『暴露』は相手の目を見るだけで名前、性別、年齢、生年月日、出生地等の基本的な情報を知ることができるスキルです。その者が持つスキル等の要素はわかりませんが情報収集にはうってつけの力ですわ」


 すでにアリアには伝えているのだろう。伝えているからこそ話をスムーズに進めることができる。

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