42/115
23 休憩タイム(5)
俺は木製のスプーンを手に取り、その赤く染まったスープのようなものを掬い口へと運ぶ。その味はというと…
「…!?これは…」
なかなかに個性的…それでいて美味!野菜のもつまろやかさ…それでいてほんの少しの酸っぱさが混じり合い、俺の舌を刺激してくる!さらには少量の挽き肉もボリュームをもたせ、脂っこくもない。
こんな料理は生まれて初めてだ!少なくともメジャーな部類じゃないな。ミシェルさんの意外な一面を見たようだ。
「よかったぁ…けっこう自信あったんだよ?」
俺の反応にミシェルさんはほっとしたのか、安堵の表情を見せる。そんな姿に俺まで嬉しくなっちまいそうだ。
「いやぁ…俺もこんなに美味しいのは初めてで…」
「ふふっ…まだ残ってるからいくらでも食べてね?」
そりゃもう…いくらでも食べますよ!




