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プロローグ3

「はい。グラムのチキンメンタルとかどーでも良いから。さっさと出てけよ。マジで」


「お前の好みとか興味ないんだよ。こっちはな」


 双子のガンとゲンもこの通り…。くそ…こいつらも女がいるんだよな…。羨ましい…。


 じゃなくて!それよりもなんとかして説得しねーと!


「待てっ!俺を追い出したらお前達も…」


「「「「消えろ」」」」


 結局…俺は特大魔法と剣技の嵐によってそのままボコボコに…。丸一日体を動かすことさえできないほど痛め付けられ、気がついたときには診療所で寝かされていた。


 こうして…俺の冒険者としての人生は終わってしまったのだった。


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


 さて、ここで俺のスキルをさくっと紹介しよう。


『速読』…ざっくり言うならどんな文章も一瞬で読めるスキルだ。100ページだろうが1000ページだろうがページをめくるだけで読める。


 もちろん声に出す訳じゃない。本をぱららーっとめくり、文章を目で一気に追っていく感じだ。


 まぁ、これに関しては俺が読書好きなのが原因かもしれんな。本好きなら重宝するスキルだ。

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